超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

ビール☆ナイト@Shibuya O-EAST 09.11.8

2009-11-08 23:48:51 | ライブレポ

今日は「ビール☆ナイト」に参加してきました。


この「ビール☆ナイト」とは音速ライン主催のイベントで、
とにかくビールを飲みながらライブをやろう、という至ってシンプルな目的で毎年開催されているイベントです。
今年で5回目、自分は初参加でした。


出演順はTRICERATOPS→cinema staff→音速ラインの順番でした。
この面子でトライセラ一発目って何気に驚いた。


ええと、まず会場の事についてなんですが実は初めて行く会場で、
駅から割と歩く距離な上に
最初何処にあるのか?と10分くらい迷ったんですけど、
気づけば渋谷duo MUSIC EXCHANGEのすぐ隣だったんですね。これにはビックリ。
 更に驚いたのが、会場がやたら広いですね。クアトロとかリキッドルームみたいな規模だと思ってたんですが
これは赤坂やAXのキャパに近いなあ、と。
しかも多分、満員だったと思うので結構ギュウギュウ詰めで音速の時には完全にモッシュに飲み込まれてました。
まあ楽しかったけどね。



・TRICERATOPS

何故か和田唱だけがスーツ姿、他の二人は普段着のような格好で何かシュールでした。
と思ったらいきなり「Silly Scandals」で始まったんでビックリ。
いや、一発目は定番曲で来ると思ってたので不意を突かれました。
にしてもストレートにカッコいい曲ですね。改めて。
 しかしその後は「GOING TO THE MOON」「Groove Walk」と往年の定番曲で攻め。
一気に会場がヒートアップしていく感覚で、
特に「GOING~」のイントロ、「Groove~」の間奏は兎角盛り上がってました。やっぱ盛り上げ方上手いわ。

ここでMC。
「今夜はビール☆ナイトということで飲んでますか?」「音速の二人呼んでくれてありがとう」みたいな挨拶をして
音速ラインとの馴れ初め話も。
 和田唱があるTV番組で藤井敬之と一緒になったとき、
「シンディー・ローパー世代なんですよね」と藤井敬之が言ったらしく
それに対して和田唱は「いやいや俺より年下なんだから世代じゃないでしょ?」と返したら
実は全然年上だった、という話。
まあ、音速はデビュー時期が極端に遅いから・・・。
しかしこの話、お酒を飲みながら話していた所為か、途中和田唱の呂律がおかしくなった部分もあってかなり笑えました。

そしてお酒についての話もしてて、
普段はこんな時間にお酒を飲むことはめったにないらしく、
デモを作る時にみんなで家に集まる時だけ飲む事もあるとか。
 未だに3人で家に集まったりしてるのか・・・。
ちなみにその時にお酒を飲もうと言い出すのは大体ベース林だとか。


って、こうして書くとMC長いな(笑)。でも実際10分くらい話してたと思う。
そこから今度出るコラボシングル「爆音Time」披露、
すげーシンプルなロックンロールでした。
歌詞の内容が爆音で音楽を聴いてたら隣の人から怒られた、とかそういう内容。
「バッコン!バッコン!」って言いまくる部分も妙に格好良かったな。

んで、この時期にピッタリな「僕らの一歩」も披露。
この日では珍しく聴かせる楽曲で、良いアクセントになってたのと同時に
次の「MILK&SUGAR」へのいい繋ぎにもなってました。
この曲はもう言わずもがないぶし銀で渋格好いい!と、思いきや初期っぽさもたいがいなのが面白いところですね。
和田唱の表情もアダルトな感じ。

最新シングルの「I GO WILD」は、ライブだとアレンジ全然違うね。
CDだと軽快な感じなのに、ライブだとむしろどっしりとしてる。歌も力強い。

最後は鉄板のナンバーでしっかりと盛り上げて締め、
「Raspberry」のミラーボールを演出に使ったきらびやかさ、
「FUTURE FOLDER」はリズム隊がとにかく重厚で、最後までテンションを落とさず演りきってくれました。

ドラムのよしふみがお酒飲み過ぎて(?)、途中でふざけたポーズをやってのも印象に残りました。
あれは酔ってたのかな?(笑)。



・cinema staff

名前しか知らなかったバンド。あと残響レーベルってとこだけ。

んで、聴いてみたらすげー驚いた。
残響レーベルの総まとめのようなバンドなのである。

簡単に言うと9mm+昨晩+Peopleってとこだろうか。
もう残響レーベルの申し子みたいな感じで、暴れまくり&タイトなリズム&神妙な空気感と
観てて普通に格好良かったです。ただ独自性は薄かったかもしれない。
後、MCがめっちゃ好青年っぽくて和みました。

基礎体力の高さはかなり感じ取れたので
ここからの飛躍、オリジナリティの伸びなどに注目ですね。
途中「めっちゃ盛り下がる曲」やります、ってMCは何気にウけた。



・音速ライン

トリは主催者である音速。
とはいえ、始まる5分前くらいに浴衣っぽい服装で出てきてその時点でビール飲みまくってたんで
初っ端から酔っ払ってる感じでした。特にベース大久保。
彼の言動はいちいちテキトー過ぎて何となく面白かったです。

とはいえ、ライブになってもそのテンションでは全くなく、
一曲目「旅ガラス」から伸びやかな歌声を披露。
その後も音速印のロックナンバーが続いていくのだが
「恋の魔法」のめまぐるしい展開の移ろいっぷりはちょっと笑えるくらい面白かったです。
途中パンクビートからいきなり昭和歌謡になるあたりは非常に記名性高いなあ。

また「KAZAHANA」やってくれたのはテンション上がったし(最新作で一番好きな曲なので)、
「週末旅行」や「逢いたい」のメロディの強さも思わず口ずさみたくなったし、
「街風」のモッシュの勢いも凄かった。ダイバーが出そうなくらい。

本編ラストの「ロレッタ」も、こうやってライブで聴くと面白い構造してるなあ、と。
歌謡曲とギターロックとパンクが平気で混じってるからなあ。
実はオリジナリティの高いバンドなんですよね、音速は。
途中のギターの掛け合いもキュートで良かった。

アンコールの「ウソラシド」で締めるって言うラストも何か感慨深くて良い。
じんわりと終わっていく感じで。
自分も半分酔いながら観てたんで、トリップ感みたいなものがうっすらと。


ちなみにこのアンコールの前に出演バンド全員で写真撮影も行われました。
トライセラと音速のメンバーが抱き合ったり、
音速側のグダグダなトークと仕切りに我慢できなくなったのか、
途中からトライセラの林幸治が何故か仕切ってました。



やっぱりね、お酒を飲みながらライブ~というコンセプトだと
ロックバンドのイベントであってもやっぱりゆるくて良い感じの空気が流れるというか
気さくにロックショーを楽しんでいる観心地で
普段のライブイベントとは空気が違いましたね。
とはいえ、音速のモッシュは中々に凄かったんですが。近くにいた人が首振ってたのが印象的でした。


ちなみに、彼らは宣伝のMCで4月からツアー、その前にシングルを出す予定と言ってまして、
今年はベストと裏ベストと総括作品しか出なかったけれど
来年は新曲、新譜にも期待できそうな感じで精力的な一年になりそうですね!
 1月のサニーデイ、ZAZEN等と新木場でやるイベントも行きたいなあ。
実は機材担当者が同じバンドのみを集めたイベントなんだとか。
その日一日は主催者の人がずっと全バンドの機材を担当することになるそうで、それって中々に大変そうだな(笑)。


最後にセットリスト~


TRICERATOPS

1.Silly Scandals
2.GOING TO THE MOON
3.Groove Walk
4.爆音Time
5.僕らの一歩
6.MILK&SUGAR
7.I GO WILD
8.Raspberry
9.FUTURE FOLDER


音速ライン

1.旅ガラス
2.ヒグラシ
3.みずいろの町
4.恋の魔法
5.KAZAHANA
6.週末旅行
7.流星ライン
8.冬の空
9.逢いたい
10.街風
11.ロレッタ
encore
12.ウソラシド


「逢いたい」と「街風」の位置逆かも・・・。



BKTS TOUR@SHIBUYA-AX 09.11.1(後編)

2009-11-08 10:38:46 | ライブレポ

さて、ちょっと間が空きましたがBKTSツアーファイナル、SHIBUYA-AX公演のレポートの後編です。
ちなみにCDは未だに聴いてません!
なぜかというと、レポ終えた後に聴こうと思って。
前編と同じ条件で書こうと。
ので、そういう感じのレポートになっています。


その前に、COMEBACK MY DAUGHTERSからベース稗田淳が脱退したというニュースを聞きました。
これは驚きというか、
一時的に抜けるという話だったので「えっ」って感じではありました。
ただ、なんとなくそのまま抜けちゃう可能性もあるなあ、とは思ってたんですが。
COMEBACK MY DAUGHTERSの音に触れたのが2004年「Spitting Kisses」からだったんで、
約5年半お世話になったわけですか・・・。 今までお疲れさまでした。


・COMEBACK MY DAUGHTERS

そのカムバックが3番手で登場。
このBKTSに行く当日の記述で「EXPerience」のツアーに行けなかったからその中の曲を聴くのが楽しみ~
と書いたんですが、正にそのアルバム中心のセットリストで、
個人的にかなり大満足のステージングでした。
出てきた瞬間からメンバーのテンションが高く、特にボーカル高本は体を揺らしながらとても気持ち良さそうに、
またロックスター然とした立ち振る舞いでギターを弾いていた姿が印象的。

一曲目「Oh Smoke Sister」から跳ね上がるテンションで、続く「She Get Python 」で青春を彷彿とさせ
更に「Hot Chinkee 」でひねりのあるメロディをキレイに聴かせる。
この時点で磐石な流れだったんですが、
そのままアゲアゲモードにならずに、ここからはゆったりモード。
「バンアパやロストエイジのステージを見てて凄い楽しそうにプレイしてるな~と思ってたら
自分達もめちゃくちゃ楽しいですわ」みたいなMCを挟み、
ロッカバラード「Vice&Vice」、
そしてオムニバスの新曲「Dush & Summer」と聴かせる曲2連発。
新曲のほうは高本さんがハンドマイクで歌う、歌メロを引き立てたという印象の曲で
かなりナチュラルに響いていた感じでした。
その分ロック色は薄かったんですが、あれはあれで新鮮だったと思います。
と、同時にカムバックってツインギターである必然性があるバンドなんだな、とも思いました。
ロック・バンド的に。

んで、そっからはラストスパート、伸びやかなロック・チューンが続きます。
「Boys Don't Cry」に「Bored Rigid 」「Have Lancho 」と、
流石ライブバンドらしく外さない、きっちりと盛り上げどころを分かっているセットリストです。
欲を言えばアルバムで一番好きな「EXP」も演って欲しかったけど、まあそれは置いといて
とにかく圧巻だったのは「Bored Rigid 」でした。
声の伸びが半端じゃなくて、バンド全体の一体感も見事に決まってて、
何よりCDの時からドラマチックな曲だけど、
ライブで聴くとより一層ドラマチックになるんだな、と。
これもまた、青春映画のような曲ですね。

8曲中5曲が新譜の曲ということで、ツアーに行けなかった身としては嬉しいセットリストでした。
メンバーも無邪気に、且つ力強く演奏しててこれまた良いアクトだったと思います。



・ASPARAGUS

最後はこのツアーの主催者であるASPARAGUS。
ツアーファイナルということもあって、尋常じゃなく気合の入った演奏でした。
凄いド真ん中のパンクでもメロコアって訳でもないのに
お客さんのテンションがむっちゃ高く、
一曲目からモッシュの嵐、ダイバー続出。
んで、バンドの音もとにかく厚くて迫力満点。
よく英詞を歌いながらあそこまでのギター弾けるなあ、と感銘。
特に「DEAD SONG」の決まりっぷりは鳥肌モンでした。
これが個人的に一番良かったかな~
といいつつ「I FLY」~「JERK」の最新作からのアッパーモードもかなりアガったんですけどね。
特に後者は最新作で一番好きなので、この流れで来たときは思わず「おおっ」って思いましたよ。
イントロの部分から滾ってて最高。

新曲は、「Diddy-Bop」。キュートなコーラスが面白い、「MONT BLANC」には入ってなかったタイプの曲で、
次のアルバムへのヒントなのかな、と思いつつ、
とてもポップで可愛らしい曲だな~と素直に聴いてました。これ書いたあとCDで聴くのも楽しみ!
ちなみに演奏前のMCでは「キャッチーな曲が出来ました」と言っていて、
演奏後には「キャッチーだったでしょ?」とお客さんに確認を取っていたのが印象的でしたね~。

そういえばMCもすっげえ面白かった。
一つ一つが長かったので(他のバンドと比べると異常!)正確には覚えてないんですが、
打ち上げの後にバンアパ原さんがいつもタクシーを用意して来てくれたこと、
打ち上げでカラオケ行ったらlostage五味岳久が酔っ払って裸で「ロビンソン」歌って、
渡邊忍の顔の直ぐ横に彼のモノがあったこと(何やってんだ 笑)、
アンコールの時に、いいとものテレフォンショッキングの「そーですね」の下りをそのまま使っていた事、
そして「貼っといて」も再現してた事、などいちいち笑わしてくれて
んで、それがどれもクスクスと笑うレベルじゃなく爆笑レベルだったのがスゲーな、と。
よくあそこまで芸人顔負けのトークを次々に繰り出せるな、と。しかもアドリブも超上手くて、
元々面白い人って印象はあったけど、この日のライブはそれに輪を掛けて渡邊忍のコミカルさが光ってました。
声はあんなに素敵なのにねえ。少年性の塊のような声で、トークは浪速のおっさんトーク、
そのギャップが面白いんだなと再確認しました。



もうね、こんな濃いアクト4連発見たら完全に満足でしたよね。
「もうちょっと聴きたい」とか、
「あの曲も聴きたかったなー」なんて、
そんなことを思う隙がないイベントでした。
 や、もちろん全てのセットリストが自分にとって完璧とかではなかったんですけど、
そんなことどーでもいいや、というか
そんな風に思えるイベントだったんですよね。
一切の不満はなかったです。


あと観てる時にずっと思ってたんですけど、
当たり前だけど演奏力が高いって事はそれだけで素晴らしいんだなというか、
やっぱりライブ映えする厚みのある演奏を出来てこそロックバンドだなーってことはずっと思ってました。
 兎に角どのバンドも極端に演奏力が高く、技術的な力が大きいバンドばかりのイベントだったんで
改めて演奏技術の大切さを教わった気がしました。
 それで、更に重要なのはその上で衝動を鳴らす事の素晴らしさですね。
ただ上手いだけじゃ味気ない、
ロックバンドならではの勢いや立ち振る舞いの格好よさも含んだステージングをどのバンドもしてくれたことが、
というかそれを出来るバンドが集まっている事が尊い事なんだなーと。


今年行ったイベントライブでは間違いなく一番楽しかったです。
ちょっともう色々な意味で別格でした。
これは大満足以外はありえなかったな。


超ベタ褒めしてますが、もしこれを読んだ参加者の人がいて、自分と同じ感触だったらとても嬉しいです。
前後編含めてクソ長いレポートになってしまいましたが、
ここまで読んでくれた人ありがとうございました。
ちなみに今年初参加でした。
全体的なムードも凄い良かったと思う。



最後に、セットリスト。

COMEBACK MY DAUGHTERS

1.Oh Smoke Sister
2.She Get Python
3.Hot Chinkee
4.Vice & Vice
5.Dush & Summer
6.Boys Don't Cry
7.Bored Rigid
8.Have Lancho


ASPARAGUS

1.SILLY THING
2.I FLY
3.JERK
4.Knock Me Out
5.WITH THE WIND
6.DEAD SONG
7.Diddy-Bop
8.LITTLE DEVIL
9.Fallin' Down
encore
10.APROACH ME
11.Just Go On


前編も併せてどうぞ~。という訳で締め。



 

マウス

2009-11-08 03:30:47 | 雑記

パソコンのマウスが使えない状態になってたんですが、
たった今ようやく使えるようになりました。
 どうも自分は機械と相性が悪いようで、
買ったばかりのビデオデッキが何もしてないのにすぐ壊れてしまったり、
パソコンも去年買ったばかりなのに音が出なくなったり、キーボードのタイピングも出来なくなったりする。
そんな事がやたら多いので基本的に機械は信用してなかったりする。


つーわけで昨日はまともな更新が出来なくてごめんなさい。
つーかここ数日ろくな更新してねーな。


そういやBUMP OF CHICKENのシングル両曲とも聴いた。
「R.I.P」がキャッチー系で、「Merry Christmas」がじんわり系ってところかな。
どっちもそこまで変化はない気はした。
割とBUMPの王道というか。ま、実際にCDで聴かないと分からないですが。


もう一つ気になるシングルがサカナクションの「アルクアラウンド」。これも注目度高い。
ヒットチャートに切り込めそうな予感もしてるので今から楽しみにしてる。


これから記事書いていきます。よろしく。