超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

名カップリングシリーズvol.1/clover

2009-11-10 22:16:16 | 音楽

最近、ブログでしか出来ない事はなんだろう?と常々考えておりまして、
その中で思いついた企画の一つで、「兎に角カップリングを語ろう!」というものがあって。
で、好きなカップリング曲を思い浮かべてたら中々良い感じで文章書けそうだったので
今日から新企画として始めてみます。

ただ、Syrupの全曲レビューと同じく、完全不定期で、気が向いたときのみの更新になります。
でも割と語りたい曲いっぱいあるので、
結構長いシリーズとしてやっていけそうかな?


この名カップリングという企画で取り上げる条件は二つ、表題曲とタメを張るくらい良い曲ということ。
そして、オリジナルアルバムに収録されていない曲ということです(B面集は一応OKということで)。
あくまで自分の感性になりますが、厳選してお届けしたいと思います。


一回目はmarbleの「clover」です。



この曲はシングル「青空loop」に収録されている曲で、
表題曲は言わずもがな、ラブソングなのにラブソングらしからぬ雰囲気の中性的なエレクトロ・ポップで
正直100万売れて欲しいと思ったくらい当時も今も大好きな曲なんですが、
カップリングのこの曲も表題曲と全く同じ方向性で、それでいてポップさや洗練度に於いて全く引けをとっていない、
marble流ポップ・ミュージックの真髄とも言える名曲だと思うのです。
歌詞の内容もクローバーをモチーフに、情景や感情の動きが伝わってくるナチュラルなものになっていて、
風景描写だけでこれだけ心にくる詞を書けるのは凄いなあ、と。
特に「ここで揺らいでいる~」の部分は、ちょっとヤバいです。個人的に。
 個人的にmiccoの持つ中性的な部分がとても好きで、それが大いに発揮されてる曲なんですよね。


と、ここまで書いておいてなんですが、
この曲実はアルバム「虹色ハミング」に収録されているんです。
じゃあ純粋なカップリング曲とは言えないんじゃないの?と考えるところだと思いますが、
アレンジが全く違うんですよね。

前述の通り、シングルに入っているのは「青空loop」と同じエレクトロ・アレンジになっていて
アルバムの方はジャズの要素も含んだボサノバ・アレンジで収録されているんですね。
つまりアレンジの方向性が全然違う訳で、
別の曲レベルに変わっているんですよね。だからここで取り上げた訳なんですが。


面白いのは、アルバムバージョンはアルバムの流れで言えば、よりカラフルなアルバムにする為に
多様なアレンジの曲を入れようという意志が感じられて、
シングルの方はとにかく気持ちの良いエレクトロ・ポップを2曲立て続けに流して
コンセプト性のあるものにしよう、と
それぞれのアレンジに必然性が感じられるところですね。
あくまで私の勝手な解釈ですが。


でも一番面白いと思うのは、シングルのカップリングに表題曲と全く同じ方向性・構造の曲を入れて
且つそれが成功している、聴き劣りしていないという部分ですね。


無敵のメロディ(爽快すぎ!)に、カラフルでオーガニックなアレンジのセンス。
特にこの曲はヘッドフォンで聴いてみて欲しいです。
細かい音の一つ一つがとても楽しくて。
LとRを上手く使い分けてる印象。



という訳でvol.1は「clover/marble」でした。
次回に続く。



千葉LOOK20周年企画

2009-11-10 18:39:58 | 雑記
LOOKのHPみたらいつの間にか「53日坊主日記」ってのが・・・
なんか色々と盛り上がってていいなあ。
いくつか行く予定なんだが、装丁や中を見るのも楽しみになってきた。

今年の12月は例年よりもずっと楽しい感じで過ごせそう。多分。
ブログやってるから、総括企画も色々やる予定だしね。その分憤死しそうだけど!


あと9mmが「どうにもとまらない」カバーって。やりたい放題だなー(笑)。
しかし不思議と合ってる感じなのが何とも。


あねどきっ 第18話「一夜限りの・・・」(ジャンプ50号感想)

2009-11-10 00:24:30 | クロス・マネジ(WJ系)

2週間ぶりのジャンプ感想。ネタバレ注意では以下↓



賢い犬リリエンタール:葦原大介

なんてファンシーな話なんだろう・・・ジャンプじゃないみたい。
これぞホームコメディ!って感触の話で、
アイディアも含めてかなり読み応えがあった。幽霊の子良いキャラしてるなー。
それ以上にリリエンタールのキャラがめっちゃ和むんだけど!

ただ、明らかにジャンプでは浮いてるな。掲載順も苦戦してるみたい。個人的には密かに楽しみにしてる。



あねどきっ:河下水希

立場逆転、なつきを洸太が看病する話。
いつもは割と冷静でお姉さんお姉さんしてるなつきが完全にへタレになって、
表情がコロコロと変わるのが新鮮すぎて面白かった。
大人っぽかったのが、子供っぽい表情や言動も沢山あって、人間味が今までよりも出てたね。
これは良い変化だと思う。

んで、それより更に良かったのがこーちゃんの男気だよね。
自分の出来る範囲で堅実に頑張っているというか。
すごい、等身大ってこういうのの気がする。
何かあったときの為に、廊下で寝てるなんてどんだけ健気かつ不器用なんだよ。
個人的に洸太もお気に入りだわ。

にしても、絵の精度凄まじすぎ。思わず魅入る。



ねこわっぱ!:松本直也

新連載。
猫の神様に育てられた女の子・タマが人の世に出てきて奮闘する話。

非常に分かりやすい漫画ですね。
説明セリフを頭に持ってきて、後はひたすらアクションの連発。
これはアラレちゃんを読んでる感覚に近いな。
現代版アラレちゃん、とも言えるかな?
取り合えず、この1話に関しては痛快な出来でとてもよかった。
ただ、どうにでも転がせそうな自由度の高い漫画なんでこれからどういう方向性でやっていくかが鍵ですね。

表紙が何か売れそうな感じなんで、個人的に期待。



SKET DANCE:篠原健太

ボッスンと椿で考えてる答えが同じだったとか、もうね(笑)。
オチがビシッと決まってていいなあ。



いぬまるだしっ:大石浩二

この漫画の読者素敵すぎ!(笑)。
11歳の女の子が考えたエロキャラとか、
最後のおやじキャラの連発とかクソ笑った。
何だろう、純粋な子供の読者が考えた新キャラ合戦だったんで
狙いすぎじゃない無垢な面白さがあるというか。
 また大石浩二の読者いじりも何気に上手くて笑いどころ満載だった。
またこういう企画やってね。



今週で「鍵人-カギジン-」が打ち切り、
次週から麻生周一の新連載「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」がスタート。
タイトル長すぎだっつーの。