超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

APOGEEの新曲について

2009-03-24 22:49:42 | 音楽
lostageのアルバム遂に購入!
マボロシと8ottoのライブ盤も購入しました。
あと10-FEETのシングル。
これで今週も音楽漬けだ。
もちろん以前の傑作や良作も聴き込みつつ。

で、個人的にとても好きなバンドAPOGEEが久々にシングルを出しました。
「Touch in Light」以来1年2ヶ月ぶりの音源。
とても注目していました。
今日はその事についてちょっと書こうかなと。

「Fantastic」を聴いた時、あまりの傑作ぶり、
音楽としての面白さに溢れたアルバムの素晴らしさにウットリしたんですが
それから1年ちょいで届けられた去年の「Touch in Light」は
それすら凌ぐ、08年どころか日本の音楽史に残る名盤だっ!と
超興奮&陶酔していた覚えがあります。
街中で「Touch in Light」聴いてたら鳥肌が立ったくらい。
 というのは大げさかもしれませんが。
だけれどもあれは本当に素晴らしいアルバムだったと思います。
美しさを極めてしまったかのような。

そこから今作「スプリング・ストレンジャー」に至るまで
音源は届いてなかったんですが今回、ようやく重い腰(?)をあげまして。

ただこのシングル、タワーレコード限定なんですよね。
しかも1曲入りで300円。
この時点で勝負を仕掛けてる作品ではなく、
割と様子見というか、ポンッ、とさりげなくリリースした感じではあります。


まず一聴した率直な感想としては、

「キ、キリンジっぽい!」

という感じでした(笑)
なんというか曲調とアレンジだけでなく声も堀込弟っぽいような。
今までは草野マサムネかPERIDOTSのどちらかに通じる感じでしたが
このシングルを聴いて堀込弟にも通ずる、という個人的印象が出来ました。

タワーレコード限定販売、という発売形態なだけあって
普段のAPOGEEとは違う感じがしますね。
なんというかホワホワしてて、浮遊感があって。
アレンジもギターは抑え目で、特徴的で刺激的なシンセサイザーも
今回は鳴りを潜めて、裏方に留まっている印象。

じゃあなにが前に出てるかというと、やはり歌。
今までのAPOGEEはサウンドに対してのこだわりが強かった風に思うんですが
「スプリング・ストレンジャー」ではむしろ
サウンドは気負いの無い、シンプルな感じで
あくまで永野亮の歌を際立たせるために存在しているという感じ。

歌詞に関しても「出会い」とか「桜」とか比較的わかりやすい言葉が
全体的に目立っていますね。
この辺もAPOGEEにしてはストレートで面白い。


結論としては、この1曲でアルバムの方向性を予想するのは無理!
って感じですね。
こういったタイプの曲はあまりなかったと思うし。
「アヒル」や「グッド・バイ」みたく「めちゃくちゃ名曲!」って訳では
もちろん無いものの、今の季節に落ち着いて聴くのにはピッタリな一曲ですね。


ちなみにニュー・アルバムが出るそうで!
6月3日に「夢幻タワー」というタイトルで。
これは非常に楽しみ!
今回のシングルも収録されるのかな。
なんにせよ、どういうアルバムになるのかは現時点では予想不可能。
それまでこのシングル聴いてほっこりしてよう。

お気軽にコメントもどうぞ。

*追記
コメント欄にて、この曲のバックボーンについての情報を頂きました。
そちらも併せてご覧下さい。
情報を書き込んでくださったスルメさん、ありがとうございました!