アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

バランゴンバナナのマフィン~「甘いバナナの苦い真実」映画会のおやつ

2020-07-19 11:25:16 | アンティマキの焼き菓子とパン
   きょうは、稲武地区野入にあるフェアトレードカフェ風の庭で、「甘いバナナの苦い真実」の上映会を開いています。観客は小中学生の子供たち。店主の土井さんからおやつの注文をいただいたので、バナナマフィンを作りました。

   このマフィン(ケーキにすることも)、いつもは有機バナナを使うのですが、今回は特別に生活クラブで購入したバランゴンバナナを使用しました。

   映画に出てくる「苦い真実」とは、フィリピンバナナの実態を指します。もともとフィリピンには90だったか100だったかの多種類のバナナがあるのだそうですが、何十年も前、欧米や日本の大企業が日本や欧米の人たちの口に合うバナナとして、南米のバナナを選んで移植を始めました。よその土地の果物なので、自然状態では栽培は困難。そこで、大量の農薬をばらまき、無理して育てることに。農園で働く人たちや周辺の先住民に当然ひどい病気が出ます。でも企業は中止の要請には応えず、補償もほとんどしません。

   こうした「苦い真実」に対して、健康なバナナを育てて人々の収入にしようという活動が始まり、生まれたのがバランゴンバナナ。いつもスーパーやまのぶで買っている南米の有機バナナの2倍くらいの値段ですが、コクがあり、独特の酸味がおいしいバナナです。

   材料は、一番多いのがバナナ。ほかにオーストラリア産有機強力粉、国産全粒粉、甜菜糖、圧搾菜種油、有機豆乳、自家製甘酒、有機レモン果汁、ノンアルミベイキングパウダー、湖塩です。

   集まる子供の中に、ひとりバナナアレルギーのお子さんがいると聞いたので、かわりにお茶と小豆のマフィンも焼きました。

   原材料は以下の通り。
   オーストラリア産有機薄力粉、国産全粒粉、甜菜糖、有機小豆、国産粗糖、有機米粉、自家製甘酒、有機豆乳、圧搾菜種油、有機緑茶粉、ノンアルミベイキングパウダー、湖塩

   マフィン1個だけでは物足りないかもしれないと思って、オートミールのクッキーも焼きました。中身はオートミールとライ麦粉と粗糖と黒糖、カカオニブに菜種油と豆乳を時等に入れて混ぜ、スプーンですくって形をととのえて焼いただけ。焼き温度と時間がわるかったせいか、かなり固めのクッキーになりました。でもこれはおまけ。おまけだから喜んでもらえると思います。

   そろそろお昼。映画が終わるころです。おやつを食べながら、ひとりずつ感想をいう時間がはじまります。こどもたち、この映画にどんな感想を持つのかしら。あとで参加したお母さんに訊いてみます。

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