アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

10月のどんぐり工房草木染め講習会

2020-11-04 11:37:59 | 草木染め
  報告が遅れましたが、どんぐり工房10月の定例講習会は、セイタカアワダチソウと高キビを使いました。

  セイタカアワダチソウはどこにでもあるのですが、さて大量に採取となると、道路脇とかよそさまの土地だとかで、なかなか手に入れにくい。それで今年は、春から、敷地内に出てきたセイタカアワダチソウをなるべく刈らずに残しました。選択的除草をはかったのです。

   黄色い花の部分だけを切り取ってつかうのですが、いざその部分だけを刻んだら意外と少ないので、葉の部分も足しました。

   それでも煮だしてみると、染めたい布の重さに比して染料が少ないので色が薄すぎたため、冷凍庫に入れておいたマーリーゴールドもプラス。

   銅媒染で生まれた色はこんな黄色です。

   ダブルガーゼの大きな布。お洋服にするそうです。

   高キビの殻はいつも間違いなしの染料。

   この日は、お隣の長野県平谷村からお二人が初参加。お二人ともこの9月に平谷にやってきたふるさと協力隊の隊員です。

   この日、染め材料に高キビを選んだのは、彼らが来られると知っていたから。地元でとれる産品での染めを面白がってもらえるだろうと思ったからです。

   案の定、とても興味を持ってくださいました。二人のうちのお一人は、イギリスの方。ことのほか、染めを楽しんでくださいました。平谷では農業も始めていて、いずれ高キビを植えたいとおもっていたとのこと。実は食用に、長い茎はすだれに、穂先は短めの箒に、そして殻は染色に、と、マルチに使える優れた植物、ぜひとも育てて活用していただきたいものです。

   さて、今月の染め講習日は、28日土曜日。アベマキのカクトで濃い茶色を、竹の葉で美しい黄色を染め出す予定です。お申し込みはどんぐり工房までどうぞ。なお、24日火曜日にも特別に染めの会を開きます。こちらのお問い合わせ・お申し込みはアンティマキまでおねがいします。
 
 *カメラのストロボが壊れたため、撮影できないので、写真はすべてどんぐり工房からお借りしました。
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