アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

加計呂麻島の黒砂糖

2014-02-15 16:36:28 | たべもの
   昨日の昼前頃に撮った写真です。

    朝から夕方まで、どんどん降り続きました。日中これだけ降るのを見たのは初めての気がします。先週積った雪が溶けないうちにまた積もったので、40センチほどの積雪になったようです。みるみるうちに庭先のテーブルといすが雪に埋まりました。

    さて、先日、同じ日本でありながら、寒い日でも気温が10度以下になることはない、という南の島から、こんなプレゼントが届きました。

    西田精糖工場製造の、「奄美自然食 加計呂麻島黒糖」です。島に住んでいる、友人のHさんが送ってくれました。「今年も黒糖のシーズンがやって参りました。製糖したばかりの黒糖、お楽しみいただければ幸いです」と、ご主人が撮影したポストカードに一筆添えて。

    同封の紙には、こんなことが書かれています。

    「西田精糖さんの黒糖は、自然豊かな加計呂麻島で栽培されたサトウキビのみを使用した100%加計呂麻島産の自然食品です。
     黒糖を作る作業は12月頃から始まり、糖度の上がる2~3月にピークを迎え、5月初旬に終わります。奄美/加計呂麻地方は5月半ばから梅雨入りします。梅雨に入ってから製糖すると、おいしい黒糖ができなくなるため、精糖は約半年間のみとなります。(中略)
     黒糖作りは手作業で行われるため、シマのあちこちから助っ人がやってきます。畑から収穫したサトウキビを絞り、薪でじっくりアクをとりながら煮詰めて黒糖は造られます。
     絞りたてのサトウキビジュースを煮詰めた汁を次の釜に移して、さらに煮詰め、3番釜で完成です。ほどよい固さにかたまった黒糖は、大きな台の上で冷ました後、人の手でカットされていきます。
     もくもくと薪のけむりを上げた製糖工場に、老若男女が集って賑やかに黒糖づくりが行なわれています。いつもは静かな集落も、黒糖造りのシーズンは活気に満ちています。
     そうして出来上がった黒糖は、滋味に富み、奥深く優しい甘さを感じていただけることでしょう(後略)」

    袋の裏にも、「四百年伝統の手造りで長時間かけて3番直火釜で仕上げた」とあります。ただ釜を替えては煮詰めるだけ、という単純作業でできた、正真正銘の黒砂糖です。

   雪景色を見ながら、この黒糖をかじってみました。じわっと甘い。できたてのせいか、香りを感じます。風味があります。こんなおいしい黒砂糖、ひさしぶりにいただきました。

    ところで、Hさんご夫婦はこの島で、シュノーケリング、スキューバダイビング、キャンプのツアーなどを企画・運営しています。名前は、リトルライフ。豊かな自然を体感できるガイドとして島での暮らしを楽しんでいます。彼らのHPはこちら
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする