(1)サッカーW杯カタール大会、日本対スペイン戦は日本では２日午前４時からの試合開始となり、この１戦で１次リーグ通過の複雑怪奇な謎解きが解きほぐされる。日本ではさぞかし早朝からの各所でのTV、PV観戦、録画収録での応援が予想されるが、政府からの１２月１日からの節電要請が始まっている。
(2)電力会社は石油高騰による経営圧迫、エネルギー不足ということで来年にかけて電気料金の大幅値上げが控えており、日本全国が普段はほとんどがまだ眠りについている早朝４時に電力需要が大幅に増えるのは痛しかゆしのところで、それでサッカー日本代表の１次リーグ通過次第が決まるとなればなおさらにどっちに転んでも喜んでばかりはいられない。
(3)たかだか１日のことだけでといっても、政府の節電要請が始まった時に早朝からの日本全国での電力需要増加で、よりによってのこの大一番でのとの思いはあり、今年１年のいろんな思いがそれぞれに詰まっている。
政府は電力の原発依存を強め、露のウクライナ軍事侵攻は石油高騰、エネルギー不足を招いて、電力会社の経営を圧迫し、政府の節電要請だ。
(4)今回のサッカーW杯カタール大会は酷暑のカタールでの開催で、施設設備の電力、冷房設備をふんだんに駆使してのエネルギー不足、節電に反比例する贅沢（luxury）なもので、まるで日本政府の節電要請に「水を差す」ものだ。
今年１年のもっといろいろと準備、対策のやり方があったのではないかの巡り合わせの悪さ（bad luck）だ。
