いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

大雪と防衛色(カラー)予算。 a heavy snow & budget of defense color

2022-12-24 20:13:16 | 日記
 (1)今年のX’masは列島を覆いつくす大雪に国の借金(新規国債35兆円超)30%と増税で支える114兆3812億円の政府当初予算案の提示(閣議決定)という異例ずくめの寒いプレゼントで迎えた。
 一面白い世界の大雪は汚れたものを隠す美化とともに国民生活の機能を停止、困惑させたが、来年度予算案では何が覆い隠されて、どう政治を機能させていくのか通常国会審議をとおしてあきらかにしていかなければならない。

 (2)すでに防衛費増額は5年で43兆円規模(GDP2%)と大リーグ有力選手年俸決定過程のような大盤仕様の決め方で、来年度予算案では6兆7880億円の本年度比26.4%増と予算案の中で異例の最高の伸び率を示して、防衛色(カラー)予算案の光のあたり過ぎてる来年度予算案の特徴だ。

 (3)同じく軍事力増強、強化を進める中国が、日本もやるもんだと思うのか、アジアをけん引する日本と中国がともに防衛、軍事力強化を進めるとあっては、日本が反撃能力(敵基地攻撃能力)を保有することはアジアの安定に反して緊張感が増して不安要素を強くすることになる。

 (4)米国からは好感を持って迎えられるだろうが、日本としてはアジア、世界外交で日本の防衛方針、政策を説明、理解を得る努力が必要となる。当面は来年5月のG7広島サミットでの議長国としてその機会としなければならない。
 
 (5)新しい資本主義として人への投資で来年度「こども家庭庁」が創設されるのが目新しいところで、経済官僚からは岸田首相は何をやりたいのか、新しい資本主義がいまだにわからない(報道)との困惑の声もあり、総額114兆円超の来年度防衛色(カラー)予算案では目新しい政策、事業も少なく守りの予算案で、コロナ後を見据えた成長戦略が描かれていない。

 (6)デジタル庁を設置しての行政のデジタル化が進まずに各省庁予算本年度比削減幅も低く、総額114兆円超の防衛色(カラー)予算案を際立たせている。これまでも政府はその都度大型補正予算案で対応して財源を国債でまかない借金を増やしてきたが、何のための国家予算なのか通常国会審議とともに、国民投資(税負担)者としても考えてみる必要がある、機会としたい。

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