いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

平時の非常時。 emergency in ordinary times

2021-12-01 20:26:08 | 日記
 (1)コロナ感染が急減した日本だが、政府はこの間コロナ対策としてこれまで不足して感染者自宅待機で亡くなった人もいる要因の病床確保数確保に努めて準備したとされるが、さらに年末に向けて忘年会、X’マスなど人が多く集まる機会も増えて寒さで部屋に閉じこもることも多くなり、第6波、感染拡大に注意をうながしてきた。

 (2)もうひとつコロナ新型変異株の脅威、対策についてはどうだったのか、ワクチンの第3回接種は始まったが今回発生の新型変異株オミクロン株は世界的に波及する気配で、これがウイルス感染スパイクを多数持ち感染力がこれまで以上に強力で、ワクチン効果を減少する、下げるものといわれて脅威、威力が危ぶまれている。

 (3)これまでの水際対策は機能せずに遅れて、変異株の国内感染を防げなかったことから、岸田首相はすぐに全世界を対象に外国人の新規入国を原則禁止する措置をとった。規制中に2人のオミクロン株感染者が確認されており外交官も含まれており隔離しておりこれはこれで機能したが、原則禁止ではなく区別することなく一律禁止として徹底すべきだ。

 (4)オミクロン株感染者も無症状者もいてひとりでも感染者が国内に入れば全国に波及、拡大する恐れ、危険はある。外国人の新規入国を禁止したことで政治、経済、社会、国民生活への影響も大きく、今後入国を予定していた留学生、研修生などは自国でのオンライン授業だけで修了する可能性も出てきた。

 (5)もちろん経済への打撃は大きく原油高、円安輸入高の影響と3重苦の苦しみで、海外開催の国際会議出席予定の閣僚も取りやめとなり、オミクロン変異株の影響が波及している。政府は病床数確保、水際対策と打つ手は打ったが、企業、社会は懸念された年末に向けての第6波、コロナ対策はどうだったのか、これまでもテレワーク、オンラインは制度的にも十分機能せずに技術不足、使い勝手の悪さが指摘されて、効果が上がらなかった。

 (6)政府対策に頼るだけでない企業、事業者、大学そして国民独自のコロナ対策も考えておかなければならない新型コロナ変異株との闘いだ。ワクチンもどこまで打つのか、打てるのか、コロナのみ薬の実用化、効果はどうなのか、国内ワクチン開発は進んでいるのか、年末年始、年度末を控えてあわただしい季節を迎えて何としてオミクロン変異株の感染拡大は限定的に縮小的に被害の少ない状況に抑えたいところだ。

 (7)コロナ感染が急減した時のコロナ対策の準備、工夫、整備、対応が問われる。外国人入国禁止もいつまでもというものでもなく、いつまでもというわけにもいかなくて、まずは社会、国民のガマンもここしばらくのものとして考えて、政府、企業、社会、国民一体(方向、目的、意図、気持ち)となってコロナに対峙するしかないが、新型コロナ変異株はまだまだ変異するものと考えられるので、平時の非常時(emergency of ordinary times)の仕組みを考えておく必要がある。

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