いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

パラダイム。 paradigm

2011-09-04 19:35:35 | 日記
 (1)人間社会には、なぜか節度(moderation)という尺度もある。多様な価値観を持つ人間同士が限られた社会のフレームワーク(frame work)の中で生活するからには、どこかで折り合いをつけなければ共存、共生できない。
 パラダイム(規範・模範 paradigm)とか、統制(regulation)とか弾圧(suppression)とかそのシステムも様々だ。

 世論調査で国民の声を集約し、現在平均値の考え、志向の最大公約論をまとめる、公表する統計学的手法が日本なら、中国は高速鉄道事故の原因追求に熱心な(日本では安全維持のため当然)報道機関(有力新聞誌)を政府の管理下に置いて情報統制を強める。北朝鮮の国内事情はさらに不透明で、孤立化(忘れ去られること)を恐れてのたびたびの不条理な突出した謀略的自己主張をくり返す。

 中東、北アフリカでは、不条理な国民支配の長期独裁政権がそれでもあった折り合いを忘れて無意味な市民弾圧のほころびから市民革命を呼び覚まして、政権崩壊のスパイラル(spiral)だ。

 (2)社会では、便利、便利(convenience)の「無限大」サービスの大量データ通信(スマートフォンの急速拡大普及)が折り合いを忘れて近い将来のデータ回線の「飽和」を招くことになり、ようやく自由の不自由からのデータ通信の適量規制、パラダイムに乗り出すことになった。

 テレビ回線も需要拡大に対応するためアナログ通信からデジタル通信に切り替えたばかりだ。おびただしいばかりの情報の自由化に無意味に配慮した折り合いを忘れた、意味も、理由も、精度も、意義もない、本当に必要なのかの情報はん濫の後始末だ。ちょっとこっけいにも映る。

 (3)コンピュータ社会の機能をいかした災害・節電対策で企業の在宅勤務が増えた。ネットアクセス効果を利用したものだが、企業現場を拡散しただけで節電効果と言えるのか。経済成長期のかっても在宅勤務が試みられた、話題となったことがあったが、長期にわたる自宅が職場になることの切り替え、非順応、業績効果に非効率的と言うこともあって聞かれなくなっていた。

 政府は「work life balance」政策として在宅勤務普及を目指しているが企業効果として折り合いがつくのか、企業分野だけでない社会全体のフレームワーク(frame work)改革の尺度として考えなければ、実効性はむづかしい。

 (4)直近の世論調査。新内閣の支持率は56%と3代(1代77%、2代66%)の中では民主党支持率が若干上がった(13%→19%)中での低空飛行となった。
 党内融和による政治とカネの元幹事長グループへの配慮が影響している(元幹事長の処分見直し必要ない75%・同グループ幹事長就任評価しない46%)。

 政権交代については、評価する、しないがともに46%できっ抗して、自虐的現状政治に比較して民主党の理念、政策の原点については、まだ一定の評価がある。政治信条、信念の問題だ。
 震災復興、原発事故収束はもちろんのこと、国民生活第一の政治の正念場を迎えた。

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