トリからキノコ 自然見て歩き

足の向くまま気の向くまま トリからキノコまで
自然の中が心地よい

シロエリオオハム

2021-06-15 | 野鳥



首が白いオオハム、実際の首の色はオオハムとそれ程違っていない
オオハムのハムは「食む」から来た名で、昔はアビを「こはむ」と言って、「おほはむ」と区別していた

シロエリオオハムはアビ目アビ科の鳥、この科の鳥は大型の海鳥で日本では全て冬鳥
他のアビ類と比べて比較的陸に近い海上に居るが、海が荒れたり体が弱っているときなどは、内湾や湖沼 河川などにも入る
この時期に彩湖に現れたのは不思議・・成鳥2羽と若鳥1羽が居るので 誰かの体調が悪く一家してここで休憩しているのかも・・・

飛ぶときは水面で助走が必要、陸には上がらない
潜水して魚類を捕る・・すぐに潜ってばかりで写真が撮りづらかった
広島県の瀬戸内海の海域では、アビの群れが追いやったイカナゴの群れに集まるタイやスズキを釣る「アビ漁」が1986年まで行われていた、このアビ漁に使われたのがシロエリオオハムだったが、アビ類の減少によって300年続いたこの漁も幕を閉じた

雌雄同色
出会ったのは夏羽で、肩羽と背に白斑が並び、喉脇と胸に白線斑がある
冬羽では上面は黒褐色で斑点はなく、下面は白い
大きさ65cm、開張112cm
コメント
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