今日は24節気の秋分 暑さが収まってだんだん秋に移行する頃
秋に彼岸の中日に当たり、昼と夜の長さがほぼ同じ日
ツリフネソウの名は、吊るして使う生花の花器で舟形をした、釣舟と言われるものに見立てた・・又は帆掛け船を吊り下げたように見えるからなどの説がある
ツリフネソウ科のやや湿ったところに生える1年草
高さは70cm程になり、茎はやや赤みを帯び節は膨らむ
葉は互生し、菱状楕円形で細かい鋸歯がある
花は8~10月に咲く 花序は葉腋から斜上し3cm程の紅紫色の花を数個付ける
花は花弁3個、萼片3個からなり、萼片も紅紫色で花弁のように見える
下の萼片は、大きく袋状になり、その先端は細長い距となってクルリと巻き、この部分に蜜を貯める
花を表面から見ると、花弁は下の2個が大きくて黄色の斑点があり蜜への誘導路
花弁の1枚は天井部分を覆い、雄しべ5本が融合したキャップ状で垂れ、マルハナバチが来るたび背中に花粉を付ける
花粉が無くなると雄しべは脱落して、陰にあった雌しべが見えるようになる
実は蒴果、熟すと弾けて種を飛ばす。触るとグニョッと破裂して面白い感触がする