トリからキノコ 自然見て歩き

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自然の中が心地よい

サンショウ

2020-09-21 | 樹木 草花


山椒の実が赤いとは知らなかった

ミカン科の丘陵や低い山地のやや湿り気のある林縁林内に生える落葉低木
高さは5m程になる
樹皮は灰褐色で、棘やコルク質のいぼ状突起がありごつごつしている
葉は互生で、5~18㎝の奇数羽状複葉 葉柄は1cmほどで上面に溝がありときに短い棘がある
小葉は1~4cmの卵状長楕円形で先端は鈍く、基部は鈍形又はクサビ形
縁には波状の鋸歯があり、凹んだ部分に明るい腺点がある

花は雌雄別株で4~5月に咲く 枝先に2~5㎝の円錐花序を出し、淡黄緑色の小さな花を付ける
果実は2個の分果に分かれ、分果は5mmの球形で、9~10月に赤褐色または紅色に熟し、裂開して種子を1個出す
種子は黒くて光沢があり、3mmほどの楕円状球形
種子には強い辛みがあり食べると舌がス-スーする

若葉は木の芽と呼ばれ、薬味として使ったり、和え物や田楽に利用される
若い果実は実山椒で佃煮にする 雄花も佃煮になる
熟した果実を粉末にしたものが粉山椒でかば焼きには欠かせない香辛料
果皮は七味唐辛子の香料の一つ
山椒は和風香味料の代表

コメント
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