大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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いま(親世代)の暮らしを将来(子世代)に引き継げない時代?

2022年09月25日 | フェアな民主主義

いまの政治がなんとなく良くないと感じている方は、少なくないと思います。

ひっ迫感をもって変えようという力が働きにくいのは、急激な変化がみえにくいところにあるからではないでしょうか。

退職不補充という言葉を聞いた時から、そう思うようになりました。

「大幅な解雇」があれば、それが大きな社会問題になりますが、退職した数に応じて少しずつ減らしていったので、子世代の雇用が守れるかどうかまでの、大きな議論にならなかったのだと思います。

退職不補充は、たとえば民営化では、その時の公務員の暮らしは守ってくれましたが、新たな採用数を大幅に減らし、子世代の暮らしまでは、守ってくれませんでした。

私が最近気になっているのが、下の右側の「世帯収入の動向」の棒グラフです。

最近繰り返し、この図を見ては考えています。

5つの棒グラフは、2人以上の世帯の年間収入を5つに分け、2021年12月から22年4月の前年同期との差です。
青は勤め先の収入、
赤は特別収入(こども世代への臨時給付金・住民税非課税世帯への臨時特別給付金など政府の現金給付)

グレイは、その他
〇の位置が、プラスとマイナスの差額の実質収入

上位2割だけが、昨年より勤め先からの収入を減らしているがわかります。

これは、上位2割の同じ人が、前年より収入を減らしたという風にも読み取れますが、
退職したあとの世代は、前の世代より退職時の収入が少なかった、給与テーブルが、変わって給与が上がりにくくなっている、最高収入が減ってきている、という風にも読めるのではないかと思うのです。

このあたり、人事の方だと、わかるのでしょうか。

 


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