大田区議会議員 奈須りえ  フェアな民主主義を大田区から!

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「秩序を壊してきた構造改革」日本の秩序は細かいから崩しにくい

2021年10月11日 | 従来型日本システムと構造改革

新自由主義は問題ですが、それまでの日本はどうだったか、ここを見誤ると、さらに私たちの国は、大多数の国民にとって良くない方向へ行ってしまうと思います。

従来の日本の良いところ、改善すべきことが、実は意外と明らかにされていないと思うのです。

そして、意外にも良さを一番わかっているのが、日本を変えようと躍起になっていた人たち=構造改革推進派=新自由主義者たちだと思います。

そうですよね、日本の良いところを壊して、金儲けしようとたくらんでいた人たちなのですから。

日本の既得権は、商慣行や人間関係間の中で、互いに権利を守ってきた、これを細かい既得権体系と表現していますね。

この細かい既得権体系に守られた権利を、規制緩和、構造改革、特区で
「法文の範囲でしか守れない社会」「法律の隙間から権利をふるい落とす社会」「特区で新たな既得権を作れる社会」

に変えてしまったように見えます。

人権は、法に書かれていなければ守られない一方で、経済活動は、法に書かれていることさえ守れば、なんでもできる社会になってしまっていますね。

 

こんな議事録を読んで、どう感じられますか?

 

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国家戦略特区ワーキンググループ議事録より

ホワイトカラーは既得権者

国家戦略特区ワーキンググループ有識者 平成25年7月5日

130705_gijiroku_y_03.pdf (chisou.go.jp)

 

(3ページ12行目くらいから)例えば大企業のホワイトカラーなどというのは、大金持ちではないけれども、雇用慣行という既得権によって守られている。これは新規参入もあるし、大金持ちになるわけでもないという洗練された既得権である。
(略)
このように、日本の既得権の体系というのは、大きくてかたくて崩しにくいのではない。細かいから崩しにくい別に誰かが考えてそうしたのではないと思うが、何となく日本人の国民性にずっと合っているのではないだろうか。だから、崩れない、崩せない。それは、既得権者はみんな悪党ではなく、ごくごく善良な市民だからである。

どういうようにこの種の既得権に御遠慮願っていけばいいのか、・・・

 

国家戦略特区ワーキンググループ有識者 平成25年7月5日

3ページ12行目くらいから

130705_gijiroku_y_03.pdf (chisou.go.jp)

 

平成25年7月5日国家戦略特区ワーキンググループ 有識者ヒアリング

安念 潤司 中央大学大学院法務研究科教授 発言


(P10)「平時であれば絶対に法制審をスキップすることはできない。なぜできたかといったら、火事場だったからである。つまり、今も火事場だという認識をつくる必要がある

だから、平常のルーチンはスキップさせてもらいますと、これはとても重要だと思う。」

 

 




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