2021年の韓国の物価率は、3%を超えた。
韓国の企画財政部の12月初めの発表では、
3・7%の上昇、生鮮食料品を除くと2・3%上昇。
日常生活を直撃する生鮮食料品の値上がりが
激しく、9月には卵43%、レタス35%、ニン
ニク16%、ラーメン9%などと報告されている。
韓国では、文在寅政権による積極的な賃上げ
政策もあり、韓国の実質賃金は日本を超えた。
賃金水準も上がっているので、生活には左程
影響がないようにも思えるが実態は、大きな
所得格差もあり、備えの少ない一般市民に
とって生活苦は厳しさを増すばかりのようだ。
韓国経済研究院によれば、韓国の2020年度の
一人当たり名目GDPが、日本の78・9%と
される中で、個人世帯基準の韓国の年金
受領額は月82・2万ウォン(約8万円)とされる。
これは、日本の164・4万ウォンの50・4%と
半分ほどに過ぎない。
GDP比で、日本のおよそ8割とすれば、年金
支給額が5割では、韓国の高齢者は日本の
6割程度の年金額での生活を強いられることに。
日本を超える実質賃金レベルとはいえ、高齢
者にとって、年金受領額が日本の半分となれば
とても満足な老後は送ることは不可能だろう。
加えて、将来の韓国社会の厳しさを予測させる
0・84(2020年度)という合計特殊出生率の低さ。
年金制度を支える若年層が急速に細ることに。
労働年齢層が、今後とも細る一途であれば
徴収できる年金積立額の総額も減少し、支給
される年金額での生活維持は不可能になる。
高齢者の反乱が起る事態が容易に予想が付く。
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