大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

ラオスも中国の債務の罠に ラオス鉄道開通も

2023年01月25日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし



        




2022年12月に、中国雲南省昆明を起点として

ラオスを縦断し、首都ビエンチャンまで約

1000Kmをつなぐ中國ラオス鉄道が開業した。

旅客のほか、国際貨物輸送も行い、トラック

輸送が主体だった東南アジア・中国間の物流が

大幅に改善する。

10月にはタイやマレーシアの鉄道網にも接続。

これで、中国の昆明―ラオスータイーマレー

シアを結ぶ鉄道が全線が開通したことになる。

この鉄道添接は、ラオス鉄道公社と中国企業

3社の合弁企業が建設し、総事業費約59億ドル

(8700億円)のうち、6割の約35億ドルを中国

輸出入銀行からの有利子負債でまかなっている。

ラオス政府は、鉄道公社の債務に政府保証が

なく、多額の債務は発生しないと主張する。

だが、多国間を結ぶ鉄道事業は、簡単には

潰せず、将来何らかの事由を条件として発生

する偶発債務となる可能性は避けられず、

政府が関わる公社で在る以上、可能性は高い。

問題は、開通した鉄道の利用率だが、昆明―

ラオス間は、想定よりも大幅に下回った利用で

想定の2割に止まり、明らかに中国が常套と

する過大な需要見込みに乗せられた事業だ。

世界銀行などによると、2021年末時点で

ラオスの公的債務は国内総生産(GDP)比で

88%に高まっており、推定対外債務は104億

ドルで、対中国がほぼ半分を占めている。

ラオス側は、レアメタルの鉱山から得られた

収入を鉄道事業の担保としていることもあり、

既に、重要な施設を手放さざるを得なくなる

懸念も急浮上している。

返済が滞れば、鉱山施設が差押えられる契約。

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