ハエが多くたかっている料理ほど美味しいのだと、中国では
言われていた時代があったと聞く。
今のハエは利権にたかるようで、美味しい料理がこんな
多くあるのかなと驚くニュースが伝わっている。
胡錦濤主席が先頭に立って、汚職の撲滅、政治腐敗に
備えた厳しい指導をしているが、実態は末端では野放図の
様相を呈しているようだ。
日本の最高裁判所と最高検察庁に相当する部門が
汚職に対して厳しい罰則を 備えた法律を新たに施行する。
職務権限を持っている国家公務員が収賄を働いた時
その公務員の配偶者など近親者をも、収賄の結果に関与が
疑われる場合は、影響力を利用する罪として罰せられる。
ちょっとやりすぎだと感じるが、公務員が不正蓄財をして
海外に逃亡したものが過去３０年間に判っているだけで
４０００人も存在し、その総額は実に４０００億元（約５兆
５０００億円）にも達すると中国国内紙が報じている。
国家資産の管理や運用に絡む権限行使力を備えた
共産党の党員が、非常に多く含まれることは間違いない。
大学を卒業しても１/３の人は就職口がない事情もあって
給与が安いとはいえ、公務員になる競争率は非常に高く
７０倍ほどに達し、現代の科挙となっている。
国のためのではなく、蓄財に備えるためとなっていた
のでは中国の歴史が泣く。
「備えよ常に！ 備えあれば憂いなし」です。
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