大黒さん

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水素社会実現に日本発の高温ガス炉に期待

2024年08月06日 | Weblog

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




       






地球の地下深くには推計で500億トンもの

天然水素が埋蔵されているという。

地質学者は、鉄を豊富に含んだ石と水が科学

反応を起こして水素を生成する[蛇紋石化作用]と

水分子を放射線が分解する[放射線分解]の

どちらかによって地下で生成されたという。

既に、豪で天然水素の生産が始められては

いるが、埋蔵状態も不明なことが多く、世界の

埋蔵地や埋蔵量の確認も進んでいないため

当面は、可能な限り化石燃料由来エネルギーを

使用せずに水素を安定的に安価で供給できる

製造方法に頼らざるを得ない。

世界で注目されているのが、日本の高温

ガス炉による水素製造技術。

高温ガス炉は、炉心の主な構成材に黒鉛を

中心としたセラミック材料を用い、核分裂で

生じた熱を外に取り出すための冷却材に

ヘリウムガスを用いた原子炉だという。

この高温ガス炉に、水素製造施設を接続し

温度850度で水を分解して水素を製造する。

日本は3月28日、これに成功した。

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構は、

大洗研究所に設置されているHTTR(高温工学

試験研究炉)を用いて、高温ガス炉として

世界で初めて、炉心溶融がおきないことを

実証する安全性実証試験に成功した。

商用化に向けた関門の一つをクリアしたが、

この後、日本原子力機構は24年に、水素製造

施設を高温ガス炉に接続する審査を原子力

規制委員会へ申請し、審査が順調に進めば、

28年には水素製造を始める計画とされる。

従って、実用化が進み、安価な水素を安定的に

入手できるのは、まだ数年以上先になる。

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