大黒さん

つれづれに、道行く人のながれを眺めている土塀のうえの大黒さん

2000年前に宝永地震を超える大津波発生

2017年09月02日 | Weblog
備えよ常に! 備えあれば憂いなし


            



1707年(宝永4年)旧暦10月4日(10月28日)、

東海地震・東南海地震・南海地震が連動して

同時に発生したM8・6の地震で、中部,近畿,

四国,九州の広い地域が大きな揺れによる

被害が出たが、特に太平洋沿岸部では、

10mを超える津波に襲われた津波痕が残る。

想定されている南海トラフ地震が発生すれば

宝永地震に相当する規模が予測されている。

近年、太平洋沿岸部の海岸近くに存在する

湖沼の堆積土調査で、2000~3500年前までの

津波痕が各所で見つかっている。

注目されているのは、およそ2000年前に

宝永地震の際の津波を上回る巨大津波が

発生していたことだ。

過去の大津波痕が明確に検出できた高知市

宇佐の蟹ケ池の調査では、2000年前を超える

時代で6回の堆積層が検出されている。

最も近いものでは安政南海地震(1854年)、

次が宝永地震(1707年)、次いで正平地震

(1361年)、白鳳地震(684年)、300~600年の

間の地震、そして2000年ほど前の地震の津波。

過去6回の津波による堆積層から推定して、

2000年前の津波が最大であったと判定された。

また、徳島市阿南市の蒲生田大池や三重県

尾鷲市の須賀利大池の堆積土調査でも、2000

年前ごろの堆積層が最大を記録している。

また、豊後水道に面した大分県佐伯市の

竜神池では、宝永地震では10m超の津波を

記録しているが、安政地震の津波痕跡はない。

また、白鳳地震による津波堆積は宝永地震の

堆積を上回り、巨大な南海地震を想定させる。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。

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