中国の石油備蓄に備えた輸入量の拡大や中東を
巡る不安手さ、特にイスラエルによるイランの
原爆製造設備破壊の攻撃の噂などで石油価格は
高値止まりしたままだ。
今、注目を集めているのが石油成分を作りだす
ことが出来る能力を備えた藻を大量に栽培して
石油生産に結び付けようとする実験の取組む。
自動車部品メーカーのデンソーが取組んでいる
のが、ポリオコッカス・ブラウニーという緑藻の一種。
栽培面積１ｈa当りで、光合成によって石油成分を、
４７トンも造り出す能力を備えている。
生産コストが１リットル当たり５００円以上とされて
いるが、１０年後をめどに実用化を目指している。
また、沖縄県ではオーランチオキトリウムという
微細な藻は、ポリオコッカス・ブラウニーの１２倍の
石油成分生産効率を備えており、実用化に向けた
大きな期待が寄せられている。
国内の休耕田６２万ｈaの半分ほどを利用して
この藻を培養すれば、年間の石炭・石油の
需要量を賄えるとされる。
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