中国の地方政府は、シャドウバンクと呼ばれる
正規銀行以外のルートで資金調達に走りだした。
政府は地方政府に景気浮揚に備えた積極的な
開発投資を奨励し、これに対して総額20兆元
にも及ぶ計画が中央に提案されているという。
既に幾つかの案件が認可を得て、事業が着手
されている所もあるが、問題は資金の手当てだ。
中国人民銀行は金融緩和に踏み切り、銀行に
対して地方政府への積極的な融資を促している。
11月の人民元の新規融資増加額は5229億
元と前月の5052億元を上回った。
だが、国家発展改革委員会が公共投資認可を
増加させているにも拘らず、今年前半に比べ
伸び悩みが顕著になっている。
これは、2008年の景気回復に備えた4兆元の
景気対策で銀行が地方政府に行った融資が
9兆5000億元にも達しており、銀行がこれ
以上の貸付リスクを避けていることによる。
仕事を造っても銀行から資金手当てが出来ない
地方政府は、信託などを通じたシャドーバン
キングで資金手当てを積極化させている。
10月時点で信託や債券などによる新規調達
金額が銀行融資額を超えるまでになっている。、
信託などは、銀行預金の基準金利3%を超える
9%もの高利回りで元本保証のうたい文句で
一般市民から個人資金を集めている。
前回以上に、野放図な開発投資が各所で行き
詰まるのは明らかで、大きな社会問題化する
可能性を備えているだけに懸念が広がっている。
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マンチェスターU MF香川真司選手