■「友愛の海」は「紛争の海」と同義語だったと、鳩山サセテイタダク前首相は気が付いたでしょうか?
馬淵澄夫国土交通相は21日、中国国家観光局の祝善忠副局長の表敬訪問を受けないことを明らかにした。……表敬は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の一環として22日から奈良市で始まる観光相会合の際に行われる予定だった。観光相会合には21カ国・地域が参加し、経済成長戦略として観光振興策が話し合われ、23日に「奈良宣言」が採択される。祝氏の表敬は22日に予定されていたが、日本側が20日に辞退を申し入れた。
■20兆円とも言われる国内に積み上がったままの需給ギャップに苦しんでいる日本ですから、チャイナからの団体観光客が「本物の日本製」の高級家電や化粧品を買い漁ってくれる姿を救世主か何かのようにマスコミが大きく取り上げたくなるのも分からないではありませぬが、あちこちの観光地からはチャイナからの客が傍若無人に振舞って困っているという話も小さいながら報道されているようですから、あまり手放しで熱烈歓迎を煽り立てない方が良さそうです。
■観光地の宿泊施設では備品の紛失に頭を抱えているという話は以前からも出ていたものですが、絶海の孤島を突如として自国の領土た!と勝手に言い出すお国柄は個人の行儀の悪さと根っこは同じなのかも知れませんから、暢気な外務省に任せておかず他の省庁も機会を捉えて国益に適うメッセージをどんどん発信するべきでありましょう。何せ今の民主党政権は「東シナ海を友愛に海にしたい」などという戯(たわ)けた寝言を公言してしまった前首相が残した負の遺産があるのですから……。
馬淵氏は……「外交上の課題を十分に理解しながら、諸般の事情で見合わせることにした。さまざまな対応を政府全体でしており国交省として判断した」とだけ説明した。国交相は海上保安庁を所管しているため、問題の拡大を懸念したとの見方もある。
■国交相の前任だった前原外相は、交代直前に被害に遭った巡視艇に乗り込み「ビデオを見れば一目瞭然」と発言してしっかり仕事をして行きましたから、馬淵大臣も次の次の次くらいを狙って存在感を増しておくためにも就任間もない今のタイミングで、きっちりと自分の政治姿勢を示しておきたいところでしょう。党内の愚かな圧力に屈して腰砕けにならないようにご注意を!
一方、仙谷氏は21日午前の記者会見で「あまり偏狭で極端なナショナリズムを刺激しないことを政府の担当者として心すべきだろう」と発言。その後、馬淵氏の発言を知り、午後の記者会見で「馬淵氏と先ほど話をしたが、(中国への)対抗措置ではない。馬淵氏はクールダウンの方法として(祝氏と)お会いするのを遠慮したいという話ではないか」と説明した。
■仙谷官房長官の発言は文法的に混乱していまして、てっきり「心すべき」政府の担当者というのは北京政府のことだろうと思っていましたら、どうやら被害を受けた日本政府のことを指していたようなので驚いてしまいます。今は亡き旧社会党の亡霊の声を聴いたような不気味な感じがしますぞ。馬淵大臣が会見を拒否したのが「クールダウンの方法」だと言うのなら、もしも会ってしまったら馬渕大臣が殴り掛かる心配があったようにも聞こえます。馬淵大臣は決して「遠慮したい」とは思っていないと信じたいところです。
菅直人首相も21日夜、記者団に「やはり冷静に対処することが一番重要だ」とコメント。玄葉光一郎国家戦略担当相は「日に日にエスカレートというのはあまり芳しくない」と述べた。日本政府のこうした「事なかれ主義」を尻目に、今回の事件を「領土問題」と位置づけようとする中国側は事態をあえてエスカレートさせようとしている。中国国内では、今後の対日措置として、東シナ海のガス田開発をめぐる条約締結交渉の白紙化が語られており、日本経済に打撃を与えるため円高誘導を唱える専門家さえいる。……みんなの党の渡辺喜美代表は20日午後、記者団に「菅内閣の日米同盟への覚悟と信念がどうなのか、中国が足元を見透かして揺さぶりをかけている。毅然たる態度で対応すべきだ」と指摘した。
産経新聞 9月22日
■こうなったら一刻も早く前首相を引っ張り出して「友愛の海」発言を大間違いでしたと公式に撤回する発言をしてもらい、どうせ政治生命は無くなったも同然なのですから日の丸の鉢巻でも締めて巡視艇が無理なら、使い切れない遺産の極一部を使って丈夫な船舶をチャーターして尖閣諸島を回遊して来たら如何でしょう?境界地域のガス田開発を領海問題と切り離して「共同で行う」と決めてしまった自民党政権にも責任がありましょうし、その後に出現した政権交代に興奮し過ぎた民主党代表がうっかり発表してしまった絵空事が重なり、菅政権になって防衛白書の発表を遅らせて「竹島問題」から逃げる姿勢を見せるという大失態が、チャイナの策動を誘引したような流れになっておりますから、今の日本に突破口は見つかりそうもありません。しかし、「仙谷内閣じゃないんだぜ!」と菅アルイミ首相が決然として前首相の間違いを批判して行動に出る姿勢を見せれば、多少は風向きが変わるかも?
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馬淵澄夫国土交通相は21日、中国国家観光局の祝善忠副局長の表敬訪問を受けないことを明らかにした。……表敬は、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の一環として22日から奈良市で始まる観光相会合の際に行われる予定だった。観光相会合には21カ国・地域が参加し、経済成長戦略として観光振興策が話し合われ、23日に「奈良宣言」が採択される。祝氏の表敬は22日に予定されていたが、日本側が20日に辞退を申し入れた。
■20兆円とも言われる国内に積み上がったままの需給ギャップに苦しんでいる日本ですから、チャイナからの団体観光客が「本物の日本製」の高級家電や化粧品を買い漁ってくれる姿を救世主か何かのようにマスコミが大きく取り上げたくなるのも分からないではありませぬが、あちこちの観光地からはチャイナからの客が傍若無人に振舞って困っているという話も小さいながら報道されているようですから、あまり手放しで熱烈歓迎を煽り立てない方が良さそうです。
■観光地の宿泊施設では備品の紛失に頭を抱えているという話は以前からも出ていたものですが、絶海の孤島を突如として自国の領土た!と勝手に言い出すお国柄は個人の行儀の悪さと根っこは同じなのかも知れませんから、暢気な外務省に任せておかず他の省庁も機会を捉えて国益に適うメッセージをどんどん発信するべきでありましょう。何せ今の民主党政権は「東シナ海を友愛に海にしたい」などという戯(たわ)けた寝言を公言してしまった前首相が残した負の遺産があるのですから……。
馬淵氏は……「外交上の課題を十分に理解しながら、諸般の事情で見合わせることにした。さまざまな対応を政府全体でしており国交省として判断した」とだけ説明した。国交相は海上保安庁を所管しているため、問題の拡大を懸念したとの見方もある。
■国交相の前任だった前原外相は、交代直前に被害に遭った巡視艇に乗り込み「ビデオを見れば一目瞭然」と発言してしっかり仕事をして行きましたから、馬淵大臣も次の次の次くらいを狙って存在感を増しておくためにも就任間もない今のタイミングで、きっちりと自分の政治姿勢を示しておきたいところでしょう。党内の愚かな圧力に屈して腰砕けにならないようにご注意を!
一方、仙谷氏は21日午前の記者会見で「あまり偏狭で極端なナショナリズムを刺激しないことを政府の担当者として心すべきだろう」と発言。その後、馬淵氏の発言を知り、午後の記者会見で「馬淵氏と先ほど話をしたが、(中国への)対抗措置ではない。馬淵氏はクールダウンの方法として(祝氏と)お会いするのを遠慮したいという話ではないか」と説明した。
■仙谷官房長官の発言は文法的に混乱していまして、てっきり「心すべき」政府の担当者というのは北京政府のことだろうと思っていましたら、どうやら被害を受けた日本政府のことを指していたようなので驚いてしまいます。今は亡き旧社会党の亡霊の声を聴いたような不気味な感じがしますぞ。馬淵大臣が会見を拒否したのが「クールダウンの方法」だと言うのなら、もしも会ってしまったら馬渕大臣が殴り掛かる心配があったようにも聞こえます。馬淵大臣は決して「遠慮したい」とは思っていないと信じたいところです。
菅直人首相も21日夜、記者団に「やはり冷静に対処することが一番重要だ」とコメント。玄葉光一郎国家戦略担当相は「日に日にエスカレートというのはあまり芳しくない」と述べた。日本政府のこうした「事なかれ主義」を尻目に、今回の事件を「領土問題」と位置づけようとする中国側は事態をあえてエスカレートさせようとしている。中国国内では、今後の対日措置として、東シナ海のガス田開発をめぐる条約締結交渉の白紙化が語られており、日本経済に打撃を与えるため円高誘導を唱える専門家さえいる。……みんなの党の渡辺喜美代表は20日午後、記者団に「菅内閣の日米同盟への覚悟と信念がどうなのか、中国が足元を見透かして揺さぶりをかけている。毅然たる態度で対応すべきだ」と指摘した。
産経新聞 9月22日
■こうなったら一刻も早く前首相を引っ張り出して「友愛の海」発言を大間違いでしたと公式に撤回する発言をしてもらい、どうせ政治生命は無くなったも同然なのですから日の丸の鉢巻でも締めて巡視艇が無理なら、使い切れない遺産の極一部を使って丈夫な船舶をチャーターして尖閣諸島を回遊して来たら如何でしょう?境界地域のガス田開発を領海問題と切り離して「共同で行う」と決めてしまった自民党政権にも責任がありましょうし、その後に出現した政権交代に興奮し過ぎた民主党代表がうっかり発表してしまった絵空事が重なり、菅政権になって防衛白書の発表を遅らせて「竹島問題」から逃げる姿勢を見せるという大失態が、チャイナの策動を誘引したような流れになっておりますから、今の日本に突破口は見つかりそうもありません。しかし、「仙谷内閣じゃないんだぜ!」と菅アルイミ首相が決然として前首相の間違いを批判して行動に出る姿勢を見せれば、多少は風向きが変わるかも?
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