目覚め

※初めての方はこちら「プロローグ」、「このblogの趣旨」からお読みください。

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ん～。

ん～。

ん～…。

やはりどうも上手く通じていないなぁ。。。

いえ、勿論届いている方には届いていると感じているのですが、反面「目覚め」に対しての妙な先入観や偏見が根強く残っている方も多いような気がします。

わかっちゃえば、めっさシンプルな話なんですけどねぇ…。

何だか難しく考えすぎているように思います。


と、いうことで、今日は頂いたコメントへレスさせていただきながら質疑応答的に進めていきたいと思います。

取り上げさせていただくのは、前エントリでUnknown（2008-12-15 18:19:52）さんからいただいた、こんなご質問。

＊＊＊＊＊

希望を持ってて
熱くなれる目標があって
毎日、毎日をしっかり生きてて
目の前にあることに感動できて
生きてるって実感できて
情熱を持って集中できることがあって

もちろん、
泣いたり
笑ったり
苦しかったり
寂しいときもあったり
でもまた喜びがあって

ひっくるめて
単純に生きることに満足してて
「幸せ」だと感じてていることができてるなら
眠っててもいいんじゃないんですか？

それでも目覚める必要はあると思いますか？
どう思いますか？

＊＊＊＊＊

えーとですね…

このコメントを取り上げさせていただきますが、どうぞお気を悪くしないでくださいね。とっても大切なことなので返答させていただきます。

この場合、まずはUnknownさんの「目覚め」の解釈が違っているため、質問が質問としてなりたっていないんです。

どういう事かと申しますと、

希望を持ってて
熱くなれる目標があって
毎日、毎日をしっかり生きてて
目の前にあることに感動できて
生きてるって実感できて
情熱を持って集中できることがあって

もちろん、
泣いたり
笑ったり
苦しかったり
寂しいときもあったり
でもまた喜びがあって

ひっくるめて
単純に生きることに満足してて
「幸せ」だと感じてていることが本当にできているなら…


その人はすでに目覚めています。仮に、「ハッキリ目覚めている」と言えないとしても、少なくとも、確実に「目覚めへのプロセス」へは入っています。

ですから、ご質問の最後にある「眠っててもいいんじゃないんですか？それでも目覚める必要はあると思いますか？」は、意味を成しません。

ご理解いただけますかね？


この他にもコメント欄を拝見しますと、どうにも「目覚め」に対して、妙なイメージをお持ちの方がいらっしゃるように思います。

ん～。僕の書き方に問題があるのかなぁ…

なんか、「目覚めた人は、思考や感情を無くし、何事に対しても反応しない」みたいに勘違いしているとこ、ないですかね？

そりゃそんなんだったら、僕だって目指しもしないし、オススメだってしませんよ。


自我を手放すっていうことは、「思考や感情が無くなる」ってことじゃないんです。

そうじゃなくて、「思考や感情に縛られることが無くなる」って話なんですよ。


「自我を手放しましょう」ということは、「思考を無くしましょう」という話ではなくて、「固定化された思考パターンに気付き、それを手放しましょう」って話なんです。

「固定化された思考パターンが無くなる」ということは、「思考が無くなる」のではなくて「柔軟な思考が可能になる」ということなんです。


ですから、世界をより大きく、深く感じることができるので、目覚めている方が感動や喜びを大きく感じられます。

もちろん泣いたり、笑ったり、苦しかったり、寂しい時もあります。

だけど、それをいつまでも引きずらないってことなんです。


もう一つ大切な事をお話しておきたいと思います。

僕たちが送っている日常は夢遊病状態か、もしくは相当な寝ぼけ状態です。（このことを以前は「酔っぱらい」に例えてお話していました。）

ですから、自分が「生きている」という実感も、何かに対しての「感動や幸福感」も、何かの行動を起こしている時も、全て寝坊助さん状態（相当鈍い状態）で感じているということなんです。

あまりよい響きではありませんが、実際のところ「生きている事を実感しているつもり」「幸せでいるつもり」「感動できているつもり」「集中できているつもり」「良いことをしているつもり」というのが、凡夫の状況なんです。


「今が幸せなら、目覚めなくてもいいんじゃないですか？」的なコメントをいくつか頂いておりますが、逆にお聞きしてみたいと思います。


その幸福感を、感動を、よりリアルに、よりクリアに感じてみたくはないですか？



←いえ、そりゃもちろん強制はしませんけどね。