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プロローグ

2004年4月某日。その日、僕は生まれてはじめて心療内科の門を叩きました。

自分の記憶が徐々に消えていく…。

随分と長い間、何かおかしいと感じながら、その症状を無視し続けていました。
その結果、病院を訪れる頃には、昨日の打ち合わせ内容を思い出せない程、僕の思考能力は低下していたのです。

「セロトニン欠乏による記憶障害ですね。鬱の症状の一種です。だいぶストレスを貯めていたのではないですか?今の状況ですと、少し強めのお薬での治療が必要になりますね。服用し始めにちょっと過酷な副作用が現れると思いますので、1ヶ月ほど会社お休みしてください。」



翌日。

・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・

「やっぱり、何も考えられない…。休み取るしかないのかな…。」
「どうしよう。会社になんて言おう。。。」

僕の仕事は広告制作。肩書きはクリエイティブ・プランナー。
考えることが生業である以上、思考能力が低下しているその状況では、会社を休まざるを得ない状況でした。

とりあえずどうにも自分の脳をコントロールできない状況であるため、今の自分の症状と、病院で告げられた内容をそのまま素直に会社に報告。
会社は「それは大変だ!」と快くお休みを許してくれました。
(ノ△・。)ゥゥ。。。ありがとうございます。

とりあえず、進行している業務の引継ぎを済ませ、間近に迫ったゴールデンウィークから、計3週間の休業となりました。


お休みに入って、いよいよ例のお薬の服用開始。






(|| ×m×)オ、オェ・・

先生…。確かにこれはキツイ…。

車酔いをバージョンアップしたような、吐き気とモヤモヤ。
頭蓋骨を素通りして、直接脳を撫でられるような頭の違和感。
睡眠薬を服用したかのような強烈な眠気。。。

なるほど。確かに先生の宣告どおり、これでは仕事にならない。

自分の脳が、他の誰かの意思でかき回されているような、
なんともつらい闘病生活の始まりでした。


まさか、こんな出来事が発端で、自分の守護霊とコンタクトがとれるようになってしまうとは…。




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