黄砂はカビや細菌運ぶ「箱船」

2011年02月05日 | 住まいづくり
私の机の上に「ご存じですか?」と書かれた紙が1枚出勤したら載っていました。「いい家をつくる会」の勉強会の翌日のことでした。

 黄砂はカビや細菌運ぶ「箱船」の見出しが一番うえにあります。このお話は度々きいているのですが、その根拠を知りたいと思っていたのです。

 2008年6月30日の朝日新聞に掲載された物の抜粋のようです。

 以下そこから引用させていただきます。

 中国大陸から飛んでくる黄砂が、カビや細菌を運ぶ「微生物の箱船」になっている可能性があることが、金沢大学の小林史尚准教授(環境生物工学)の研究グループによる分析でわかった。人の健康や生態系への影響が心配されるという。
 中国・ウルムチであった国際会議で発表した。

 台湾や韓国では、黄砂が多い時に心臓や肺の病気などで、入院患者や死亡者が増えるという報告がある。

 鳥取大学も黄砂が喘息患者の症状を悪化させるという研究を発表している。

 黄砂の粒が細胞を刺激するほか、黄砂に含まれる化学物質や微生物がアレルギー反応を誘発するのではないかと考えられている。

 研究グループは、中国・敦煌や金沢市などで気球を揚げ、上空の黄砂を採取。培養やDNA分析で、付着している微生物の種類を調べた。

 その結果、06年に敦煌上空50~100mで、セレウス菌という食中毒菌の仲間をとらえ、07年8月には上空700mで、黒カビや麹菌の一種を見つけた。同年4月には金沢市の上空500mで通常は土壌内にいる放線菌の仲間を検出した。黄砂が観測された日に採取されたことから、中国大陸から渡ってきたとみている。

 研究グループの岩坂泰信・金沢大特任教授(大気物理学)は「微生物は紫外線や乾燥に弱いが、黄砂にくっついて守られ、大陸からたくさん運ばれて来るかもしれない」と話している。

  以上抜粋終わり。

 私の廻りでも黄砂の日にお布団を干して、発作で苦しんだ方がいる。偏西風の関係で九州方面は黄砂がすごいと聞いたことがあるが、ここだってかなり黄砂が飛来する。
年々その回数が増えているようなのは気のせいだけではないだろう。

 土地を持って引越しできないから、日本も辛いことである。

依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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