住みごこちのいい家になぜたどり着けないのか。

2011年02月14日 | 住まいづくり
この頃考える、お客様が家を求める時、何を一番に考えているのだろうかと。
何を今更にそんな初歩のこと言っているのよ、と言われそうだけど。

 いや一般的なことは百も承知の上でのこと。

 つい先頃も、今契約してくれれば・・・・の言葉で、他社を選択されたお客様。そのお客様が営業から言われたセールストークをお聞きしながら、人生経験の少ない若い方なら、飛びつくわなーと思ったりしたのでした。

 でも・・・・どんなに営業の人がよくても・・・・彼が家をつくるわけではありません。営業の方は契約をとってナンボの世界ですから。

 いま契約してくれれば住宅の地盤調査もサービスでと。でも家また壊してないんでしょう、地盤調査は建てる場所にしてこそ価値があるはず・・・・でも金額をお聞きしたら、う~んそれ2回できる金額だよねえ。

 別のお客様も本契約の前にお金を払ったら、契約しない場合は地盤調査のお金はお客様のご負担とか。物事に只ということはありませんから、それも仕方が無いことですが、ただ今建っている所の周囲の地盤調査ですから、無駄以外の何者でも無いと思うのです。しかもその金額がやはり2回分に相当する金額でした。

 営業トークなのでしょうね。そのペースに乗せられてドドッっと行ってしまうのでしょうか。

 前置きがながくなりました。

 先日内覧会の折、家を建てられたばかりのお客様がお見えになりました。ご自分の家を建てられると、俄然興味がわいてという方もいらっしゃるので、そんな方かしら、と思いました。

 ところが建てられた家に満足できないのだそうです。

 いま確かに燃費を気にしなければ暖かく暮せる家は多くなっただろう。しかし結露が出来る・・・・ストーブを消したらスッーとする家だったら・・・・それは決して住みごこちのいい家ではない。

 住みごこちのいい家は、きちんと手をかけたことの結果なのである。あくまで丁寧に住む人の幸せを願って作られる家なのである。

 そんな作り手に出会える人は幸せなのだと思う、多くの人はそんな家が存在することさえ知らない。存在さえ知らないから、それを求めることも知らないのかもしれない。

 建ててみて・・・・後悔するのだ。

 いい家は暖かいだけではなく、空気もおいしい家なのだ。・・・・この言葉の持つ意味は深い・・・・出会えた人だけのもの。

                 依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


ポチットお願い!にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村 住まいブログ
ブログランキング・にほんブログ<br>
<br>
<br>

</div>
</div>
<!-- /entry-body -->

  <!-- entry-bottom -->
  <div class=
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする