雨雨ふれふれと思う日

2009年09月28日 | 日々のこと
12月で佐久に戻られて1年になるОBのお客様と打ち合わせ中「お父さんきのこ採りにいくかねえ」と突然のご質問。お客様と私はご近所、父のこともよくご存知だから。

 「いえいえ、父は専業だからこの時期多忙で・・・」「あかんぼうのあるところ知っているかと思って」あかんぼうとは桜茸ともいうのだろうか、少しにがみのあるしっかりとしたピンク色のきのこである。

 祖父が健在の頃、この「あかんぼう」を採ってきてくれた。祖父亡き後父が1度だけ採ってきてくれたのが最後だから、そんなきのこの存在すら私の意識にはなかった。

 お客様はふるさとの生活を楽しみにしておられる。嫁入りした当時1度だけ、連れて行ってもらったあかんぼうの山の場所をお話したら、さすがここの産の方だ、私よりずっと詳しい。

 高速道路が通って山へ通う道も変った。父に「すみません一代おろぬきで、山の界を息子に教えてください」と頼んだ。恥ずかしいけれど不在地主なみだ。

 日常の生活が山とは無縁になったせいだろう。森林組合に間伐を頼んだのも、もう20年以上前だ。何年か前「山のケヤキの木を伐るかな」と言った父を「危ないから止めてください」と止めたのは私だったけど。

 今年は雨が少ない。山きのこを採った話もきかない。先日峠を走っていたら(もち車でよ)800m先松茸3000円~の看板・・・・次は500m・・・200mと。この距離・・・買おうかなと考えるにはちょぅどいい距離。さすがうまーいと思っちゃいましたけど、この雨の少ない時期、地元産とは思えないのでパスしちゃいました。

 父は毎日雨を待っている。野沢菜に白菜に大根の秋野菜の発育がよくないという。今日明日に降らないと野菜も・・・きのこもだめなんだよねえ。

 雨雨ふれふれ・・・と思う日もある。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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