フナをお届けいただいて。

2009年09月14日 | 日々のこと
ОBのお客様が日曜日の夕方「フナ」を届けてくださった。今年の初夏お父様が急逝され、田んぼと共に「フナ」が残された。

 退職を機に佐久に戻られ家を新築される時に、「フナを育てたいから・・・」戻られたとお聞きした。子供の頃から「フナ」は身体の一部になっていたらしい。

 この「フナ」田んぼで育てるのだが、冬越しするためには池が必要で、それを使う権利があるらしい。その権利もあったから・・・ともお聞きしていた。

 お父様のお別れが突然のことだっただけに、きっと大変な夏を過ごされた事だろう。

 先日リフォームのご相談に見えられた時、「今年は出荷しないで、父がお世話になった方に差し上げたい」とおっしゃられていた。

 その「フナ」が届いたのだった。家長になって一まわり成長されたなあと感じさせる姿にお父様も安心なされているだろうと思った。

 今年でお終いだという。子供の時からみていた人と、急にバトンを渡されても、本業を持ちながらできるほど簡単ではあるまい。いつもより小さめのフナを見ながら、何んでも奥が深いから・・・と納得した。

 出荷するなら、フナを大きくして量でかせぐのだろうが、私たち食する者は「小さめ」が好み。プロがフナを大きくするには手をかけた「えさ」も必要なのだろうな、なんて想像して。

 ありがたく、さっそくまた甘辛く煮た。S様を偲んで。
依田 美恵子

    軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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