豆まき

静岡市清水区美濃輪稲荷神社。
「…豆まき4時から…」と御触れがあり町内の氏子たちが集まった。
境内周りに自転車が止められ、意外と遠くからも来ているらしい。町内と言ってもいささか広うござんす。

愚息も帰宅後レジ袋を持ち（2枚）急いで出かけたので、こっそり様子を見に行く事にした。巣籠り仕事で埃が積もりそうです。



屋根の補修工事も終わり綺麗になった拝殿から氏子たちが福豆を蒔く。時間に厳しく4時丁度の太鼓を合図に開始するそうで、拝殿下の子供達は場所取りに必死だ。
後で聞いた話だけど、清水小学校の6年生はクラブ活動をしている児童以外は大体来ていたそうだ。


いよいよ開始。



拝殿に張り付いているのは殆どが6年生で、まるで餌を欲しがる鯉の口の様にレジ袋を広げ豆を入れてくれるように頼んでいる。
中には買い物籠や寿司桶と面積の広い物を持ち、豆の獲得に知恵を絞る子も居る。中には虫取りの網を持って来た子供も有り、なるほどと思ったけれど、空中で豆を取るのは無理。ならばと後ろの方から網に入れてくれるように差し出していた。

家に帰って愚息の戦利品を見ると意外と多い。よくこんなに取れたものだと思ったらそれにはカラクリがあり、一度入れてもらったレジ袋を仕舞い、空のレジ袋を出して入れてくれと頼むそうだ。見事に二袋分を獲得し、ずる賢くて呆れる。いったい誰に似たんだ。

これは、親とは関係なく彼自身の進化と受け止めておく。(笑)