私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

個性とは

2010-03-21 10:41:25 | Bの壺
手回し轆轤で土を触っていると、紐作りよりも作品に愛着が湧いてくる。手の中から生まれてくる感じがするからだ。少しずつ変化していくカップが妖艶に見える。(ちょっと変?)

今回はワインカップを作る事にした。以前も作ったのだけど、焼き上がりでは70パーセントに縮むので思っていたより小さくなってしまった。そこで、思いきって大きく作って見る事にする。今回は織部焼になるらしいので、楽しみが一つ増えた。

カップの感じが徐々に出来てきて、さあどう変化させようかと思った所でカップ底の処理が甘かった。講師の小割氏は「どうしても直したいと言うなら仕方にけれど、外形がいい感じだから…」と遠回しに手直しをしない方がいい様に指導が入る。ここは素直にそのままにする。

「ところで、今日は何を作って言うんですか」と質問され、始めにワインカップと宣言したと思ったのですが忘れられていた。「ワインカップを止めて、フォルムを生かして、そのままにしてはどうですか」と二回目の指導が入りましたが、ここはワインカップ作りに変更はない。



陶器で作るにはワイングラスの様に足を細く出来ない。
焼き窯に入っている時に柔らかくなり形が変化するそうだ。
足が細いと耐えられず、倒れてしまう事が有ると聞いて、
ギリギリの細さにしてみた。

カップの周りに付着している土が、
焼きでどう変化するか楽しみだし、
自分の作りたい形が見えて来た様な、来ない様な。

講師が積極的に指導しない陶芸教室なので、
生徒の作品がまちまちで面白い。
昼間の教室で出来た作品を、誰が作ったか当てるクイズを一人でやる。

突然作風が変わって方が有り、心境の変化を知る。
コメント (2)
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