伊東路

静岡東部の仕事は久しぶりなので、東名高速道路沼津ＩＣを下りるのも久しぶりだった。
見覚えの無い看板が現れ、何が書いてあるのか良く分からずに助手席に乗っていた。



ゲートまで来るとそれは、はっきり分かった。伊豆縦貫道に進むゲートだった。沼津グルメ街道などと呼んでいた土産物の並んだ取り付け道路を通らず殆ど止まらないで国道一号線に出れるのだったが、やや箱根寄り。

沼津市内に行くには左のゲートを通らなければならない。ゲートを通ってからの進路変更は出来ないのだ。こんな道が出来たんじゃ、土産物屋も商売あがったりですね。
お土産の干物はどこで買おうかしら。



この道が出来てから、沼津を通る車が少し減った様で、以前渋滞していた沼津から三島までの国道一号線は、時間帯によっては走り易くなったと、地元の同業者に聞いた。
知らない間に道路が増えて、カーナビは空を飛んでいた。



国道136号線から県道19号線に入り亀石峠を目指す。
その途中に「大仁東小学校」が有り、今年3月31日で閉校するそうだ。
校舎には「ありがとう」の文字が有り、
グランドには「思い出の東小117年ありがとう」と有った。

鉄筋コンクリートの立派な校舎なんだけど、子供たちがいない。
あ！今日は土曜日でお休みですね。

母校が無くなってしまう寂しさは理解できる。
近所の小学校は大丈夫だろうか。一学年60人程度。全校でも360人しかいない。
ちょっと心配です。




午前中の仕事を早めに切り上げ昼食に向かう。観光地では週末は異常な混み具合で、うっかりすると午後に仕事に支障が出る。
川奈港近くに魚料理が美味い店が有ると地元ネタを仕入れたので行ってみると駐車場は満車寸前。
辛うじて駐車すると、客席も満席寸前。週末の現場は、こんな所でも苦労する。

地魚定食。色々乗っていて美味しい。



お金持ちの元請さんは、金目の煮付け定食。



仕事も終わり帰りがけに見た干物屋にお目当ての魚が無かったので買うのを止めた。
途中でみかんを売っていたのでミカンを買おうとしたのだが、今はもう終わりの時期なのでミカンは美味しくない。
ふと、「はるか」なるミカンの様な夏ミカンの様な柑橘類が有り
売り子のおばあさんにどんな味か聞いてみた。

すると試食用に一つ抜いてくれたのだけど、これが不味い。
実がパサパサで、ちょっと頂けない。
おばあさんに「時期が過ぎちゃってるね」と言うと
その辺はおばあさんも承知していた様で「これからはきよみだね」という。

近々切り始めるそうで「その頃又来るよ」と口約束をしてその場を離れた。

そこに、どこかの観光客がみかんを買いに来て何袋か買っていた。
少しは「サクラ」になったでしょうか。次回はきっと買います。(笑)

天津と点心

家族揃って夕食を取っていると、最近英語を習い始めた愚息が「おにぎりの英語は、ライスボールだよ」と言う。英語圏におにぎりに該当する物が有るとは思えず添え物の様に出てくるライスボールを当て嵌めたのだろうけど、おにぎりじゃない。

中国人はラーメンと餃子を一緒に食べる事はないと「どこか」から聞きかじって来たらしくて、ラーメンか餃子のどちらかだと言う。
日本人はそばとうどんを相盛（あいもり）などと言って一緒に食べるし、ラーメン定食などもご飯を一緒に食べている。
更に、ご飯と焼きそばも一緒に食べる。そうなると、蕎麦定食などにもご飯が付いてくる。どうやら麺類はおかず扱いかもしれない。
でも、パンとご飯は一緒に食べない。でも、パンと焼きそばは、一緒に食べる。不思議な食文化。(笑)


天津飯の話。父が初めて天津飯を食べた時に美味しいと思ったらしくてそれ以来、外食の時によく食べていたと母がぽつりと言う。そう言えば、そうだったなあと思い出した。
甘くも無い卵焼きに甘酸あんが掛かっていて、何が美味しいのかよく分からなかった。当時酸っぱい物はお寿司くらいしか知らなかった事もある。

そう思うと最近食べていないなあと思っていると、愚息は天津飯が理解できなかった様だ。これは親の責任として説明するのだが、理解できていない様だった。
じゃあ「天津飯」食べに連れて行こうかと誘っても、両手を振って断るのだった。
食べず嫌いの始まりか、または、隔世遺伝か。


風雨に曝されながらも散らない梅の花殻が有りよく見ると結実していた。
これからは雀との戦いか。(笑)