のり弁

初めて「のり弁」を食べたのは三十数年前に遡る。
当時、温かいご飯が食べられる事は、弁当事情からして画期的だった。それは誰でも思う所だったらしく「ほっかほっか」などと言った弁当屋が乱立し、どの店も混み合っていた。

テレビで新しくなったと盛んに言い、しかも200円のお試し価格なので、買って見る事にした。こんな情報操作には直ぐに釣られる。(笑)



発売当初から290円程度で、今も値段が変わらないのは、どんな仕組みなのだろうか。利益が減ったのか、又は安い材料が手に入ったのか。どっちにしても、見た目も味もそれほど変わらない。


近所にはどんどん弁当が有るので、時々食べている。家人がいない時には便利ではある。ただ、揚げ物のおかずが多いので、やや敬遠気味だ。それでも、揚げ物の無い弁当もあり、メニューを見ているだけでも面白い。

その種類の多さに、いろんな人の我儘に答えているとこうなると言う典型の様で笑える。ハンバーグと唐揚げを一緒に食べたい人がいるんだと思うけど、とても食べ切れそうにないボリュームなのだ。

どんどんにはカレー弁当が有りその中に「清水もつカレー」のレトルトをそのまま使って弁当になっている。確か、もつカレーは酒の肴と聞いていたけれど、完全に普通のカレーメニューにされている。



温かい弁当は日持ちしないらしい。