続 朝顔の朝

上野にある国立科学博物館に行った時の事です。

「やつで」の展示が有った事を覚えています。
初めは、館内の装飾物と思っていたら、
何やら説明書きがある。

「・・・やつでの葉っぱは、
光を効率よく吸収するために、
葉っぱの形がパズルのようになっていて、
葉が重ならない様に
なっています。・・・」
（こんな感じの説明）


確かに山の所と、谷のところが、ジグソーパズルの様に
うまく組み合わさっていました。
言われて見ると、見事です。



朝顔にはそんな規律は無く、少しの隙間もなく
葉を伸ばしていた。
でも、これは人間のエゴがしたことで、
朝顔の意思ではないのです。
つるとつるが絡み合いながら支柱に絡まる。
人間同士の、心の探り合いのように。