デフレは日銀券を増刷することで解消できる。改革等必要ない。
西武有楽町店の閉鎖が発表された。高額品の販売不振が原因だそうである。売り上げがピーク時の6割まで減少し、回復の見込みがないという。政府、日銀、財務省がデフレを放置ししているので国民の貧困化に歯止めがかからない。こういう状態では高額品が売れるわけはない。四条河原町阪急も閉鎖が決まったという知らせが届いた。いずれも花形百貨店としてデパート文化を担った有名店である。10年前にCDのミリオンセラーは20枚ほどあったが昨今は1枚もない。CDを買う余裕が国民の中になくなってきたのである。漫画も売れなくなってきている。この背景で音楽や漫画の道で生計を立てられる人が減ってくる。音楽家や漫画を目指すのをあきらめ、運転手をしたり、宅配便に勤めなければならない人も多い。国民の貧困化を放置すれば日本の文化がやせ細ってくるのである。生活に追われていれば新聞、本、CDを買ったり、芝居やコンサートやスポーツ観戦に行く気になれない。ここ15年間続くデフレで日本という国は多くの文化をやせ細らせてしまった。収入が少なくなれば庶民は節約をせざるをえない、それが消費を低迷させ、企業の倒産に繋がる。
この悪循環をなくすためには誰かがお金を使わなければならない。収入の少なくなった庶民が節約するのは正しい行動である。これと一緒になって政府が財布の紐を締めることが悪いのである。日銀券を増刷しようとしない日銀が悪いのである。声高に緊縮財政を叫ぶ財務省が悪いのである。お札を刷れる政府、日銀だけが日本国を救うことができる。
お金が足りないから節約をするという政府、日銀、財務省は馬鹿である。日銀券を増刷して大規模な財政出動を行えばたちどころに国民の困窮を救うことができる。自殺者を救うことができる。少子化を止めることができる。日本文化の破壊を止めることができる。
このデフレ地獄は政府、日銀、財務省主導でマスコミが後押しして引き起こされた人災である。