アフガニスタンで砂漠の緑化に取り組んでいた中村哲さんがなくなった。中村哲さんは「憲法９条のないのは日本ではない」というくらい憲法９条を大事にしていたという記事を見た。非武装を理想としていた中村さんが銃撃されて死亡したのは象徴的だ。少数でも中村さんを守る兵士をつけていれば殺されなくて済んだかもしれない。
中村さんは砂漠を緑化して暮らしやすい土地にすれば戦争も貧困もなくすことができると考えていたのだろう。志半ばで凶弾に倒れた中村さんに哀悼の意を表します。中村さんのような人にノーベル平和賞をあげるべきだという意見に賛成であるが、憲法９条にノーベル平和賞をという話にはとんでもないとしか言いようがない。憲法９条は日本を弱体化させたいという狙いで押し付けられたもので、政治的な産物そのものである。平和賞をと騒いでいる人たちも政治的な狙いを持って推進しているはずだ。
