日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

公的債務1000兆円の処理法

2014年05月21日 | 経済
 公的債務1000兆円の処理法について尋ねられたので以下のように回答した。
これは借金とということになっているが借金ではない。国民に負担を掛けずに減らすことが出来る。
現在日銀がお札を刷って市場から国債を買っている。日銀の保有額は200兆円になるという。そうすれば
日銀保有の国債は返さないでいいとすれば返す額は800兆円に減っている。日銀が500兆円の国債を保有してくれれば政府の借金は500兆円に減ったことになる。こういうことができるから公的債務1000兆円といっても大したことはない。
 このあといろいろ反論があり、時間が限られていることもあり、言いたいことが言えなかったが次のように続ければわかりやすいであろう。
 公的債務を減らすことは目的ではない。やらなければならないことは経済的な課題の解決を実現することだ。課題とは不景気、デフレ、失業、少子化、インフラの老朽化、防衛緑整備などだ。これらの課題を全て解決することだ。公的債務があることを理由に何もやらないことが日本の現在陥っている病である。お金は道具であり、お金の不足に縛られるのは間違いである。お金が不足すれば刷ればいいのである。基礎的な収支を均衡することなど忘れて、目の前にある種々の課題の解決を実現することである。老朽化したインフラを20年かけて全て一新する。子供が生まれれれば100万円のお祝い金を出し、教育費に金をつぎ込み、国民の教育費負担を軽くする。さらに15年以内に線形モーター車を東京ー大阪間に通す。大阪、和歌山、徳島、愛媛、大分、熊本を新幹線で結ぶ。されに防衛費を倍増して防衛力を強化し、国民の不安を解消する。こういう風に課題を解決していけば失業率も減り、デフレも解消し、不景気を忘れてしまうであろう。その財源はお札を刷って実現することである。日銀には既に大量のお札を刷らせているではないか。刷らせたお金を市場に流さないで、政府に渡すのである。政府が大規模に財政出動をして課題解決に取り組めば、世界最強の経済強国が出現する。お札を刷るのは借金を返すためではなく課題を解決するためである。立派な国にするためにやらなければならないことを実現するためにお札はするのである。
 お札を刷って借金を返すのは不道徳だなどと言ってはいけない。国債の日銀直接引き受けは禁じられているなどと言ってはいけない。間接的に日銀が国債を市場から買うのは自由である。つまり禁じてではないのである。
 お金を使って国をいい国にしていかなければ没落するばかりである。日本は世界最大の債権国であり、世界一お金を使わなければ経済がうまく回らないのである。
 国民の課題を解決した暁にはデフレは終わり、税収が大幅に増え、国民が希望を持って生きる時代がやってくる。
 国は税収の範囲で支出しなければならないというのは嘘である。
 お金は+2%の物価上昇率を実現できる程度に使わなければいけない。+1%の物価上昇率ならばお金の使い方が少ないことを意味する。税収の範囲に支出を押さえなければならないというのはデマである。現在45兆円の税収で95兆円を支出している。これでは50兆円使い過ぎということになる。50兆円支出を減らせば国民が日干しになる。私の考えでは95兆円の予算は少なすぎる。少なすぎるからデフレなのである。物価上昇率が0%なのである。もっと予算を大きくすることで物価じょうしょうりつ+2%を実現しなければならない。+2%の物価上昇率が実現すれば大幅に税収が上がり、誰も財政再建は言わなくなるであろう。

 日本は世界中に300兆円を貸している世界一の債権国である。世界一の債権国は世界一お金を使える。
 世界一お金を使える国が必死の思いで節約しているから日本は不景気なのである。貸しているお金を返してもらう必要はない。刷ればいいのである。刷るというと不道徳と考えるのであれば国債を発行すればいいと言おうか。どういうやり方でお金を作ってもいいがとにかくお金を使うことである。お金の使い方を増やすことである。
 日銀の国債直接引き受けは禁じ手であると言ってはいけない。これは解釈改憲はいけないというのに似ている。これまでも解釈改憲をやってきたのにである。時の政権の都合で解釈を変えてはいけにという。これまでもその時の政権が解釈を変えてきたのにである。時の政権以外の誰が変えるのか。
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安倍経済学が失速しそうなのはお金の使い方が少ないことが原因である。

2014年05月11日 | 経済
 アベノミクスがうまくいっていない。株価が年初以来2000円以上下がった。これは何を示すかというとお金の使い方が少ないことを示す。
デフレはもともとお金の使い方が少ないという病である。日本経済の生産力に比較して需要が少ないのである。内需を大きくしなければ景気が良くならないのは自明であるが国内でのお金の使い方が少ないのである。年間95兆円の予算は小さすぎる。120兆円から130兆円の予算を組まなければならない。米国の真似をしただけでは景気は回復しない。日本はデフレをインフレに転換しなければならない。インフレを維持するだけでいい米国と同じやり方ではうまくいかない。日銀に刷らせたお金を使って政府が大規模な財政出動をやらなければならない。
 米国は金融緩和の縮小に転じた。ドル紙幣の印刷を減らし、次にはゼロ金利も終わらせようとしている。こうなるためにはアクセルを踏んで景気を過熱させなければならない。加熱させればブレーキを踏める状況が発生する。日本は景気を過熱させることが出来ない。どの辺りが日本の実力かの判定が小さすぎるのである。自虐的な経済観といっていいだろうか。少しアクセルを踏んだだけで行き過ぎを心配するのである。90兆円程度の予算で日本経済を好景気にできる訳はないのである。不景気のままブレーキを踏んで真の不景気に陥ることを何度もやってきたのである。お金を使いすぎると物価上昇率があがる。現在の物価上昇率には円安の影響や消費税増税の影響が出て大きめに出ているがそれでも2%にほど遠い。これはもっと大規模にお金の使い方を増やさなければならないことを示している。
 予算を組むときに財政再建を考えるのが不景気が長引く原因である。3月期の決算は増収増益の企業が多いが日本経済の実力はこんなものではない。財源は日銀に刷らせたお金を使えばいいのである。「政府が使う場合は借金にならない」というと非常識といわれるが、実際そうである。借金になるというならこの場合の債権者は誰かいうべきである。
日銀に刷らせたお金が使うものが居なくて外国に流れていくので円安に振れている。円安は国民に取って不利益である。外国にお金を流せば外国が好景気になるだけである。国内でお金を使い、内需を盛り上げることで日本の株価が上昇する。株価が上昇すれば消費も増える。とにかく国内でお金を使うことである。お金の使い方が足りないのである。その意味で線形モーター車を東京から名古屋へ引く計画を大阪まで延ばし繰り上げて敷設せよという提案は是非実施しなければならない。


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