日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

日本政府は倒産することのない銀行のようなもの。家計ではない。

2011年05月30日 | 経済
 政府は公的債務が1000兆円もあり、既に破産状態という説が財務省からなされる。それが原因で政府は必死で歳出削減を繰り返し、増税をしようと機会をうかがっている。このことが日本のデフレを助長し、世の中を陰鬱にしている。
 財務省の考えのおかしさを何度か指摘したが今回も同じ趣旨の論を展開する。政府は倒産することのない銀行というのはいくら国債(公的債務)が増えても印刷して返せるから倒産することはない。国債は政府には借金であるが国債の保有者から見れば資産である。金融機関の金融資産2700兆円のうち600兆円は日本国債である。これは現金と同じで資産と見なされている。政府の国債が大きいことは日本国を構成する家計、企業、銀行の資産が多いことを意味する。そうだと考えれば国債は資産なので多ければ多いほど国民は豊かであるということを意味する。財務省が言うのは間違いである。公的債務は借金ではなく国民の資産なのである。したがって多ければ多いほどいいのである。
 実際世界中で公的債務は増え続けている。世界が成長すれば資産は増え続けるものである。
 財務省は政府を家計と考えている。歳入の範囲内で支出しなければならないというわけだ。普通の家庭では旦那さんの収入の範囲内で生活をするというのは何処の家計でもやっていることだ。しかし政府は家計と違う。
 政府は倒産することのない銀行である。国債=公的債務は銀行の預金のようなものだ。日本政府は預金量世界最大の銀行なのである。預金量の多い銀行ほど信頼が置けるのである。日本は世界最大の債権国である。その国の政府の発行国債が1000兆円を超え世界最大になるのは当たり前なのだ。日本政府は最も預金量が多く信頼できるから日本の国債の金利はドイツや米国の国債の半分であり、世界一低いのである。発行国債が多いのはそれだけ発行できると言う意味で日本国或いは政府の経済的な強さの表れであって、経済的な破綻の徴候ではない。
 国債発行1000兆円を超え破産状態という財務省は経済の素人ではないだろうか。
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日本人はなぜ世界でいちばん民度が高いのか

2011年05月28日 | 政治
 中学校の教科書の採択の時期になっていて歴史や公民の教科書を見ているがモンゴルと高麗の日本遠征と書いてある一方秀吉の朝鮮侵略と不釣合いな書き方が平気で行われている。朝鮮出兵とは昔から言いなれているがそれが学校では朝鮮侵略となっているのだ。朝鮮侵略だとすればモンゴルの日本侵略でなければならない。昔から言い慣れている朝鮮出兵にしてもらいたいものだ(自由社、育鵬社は朝鮮出兵になってる)。気になるところは他にもたくさんある。日清戦争や日露戦争の後の記述では「中国や朝鮮を蔑視したり差別する考えが広まった」とわざわざ書いてあるのは不自然である。それは心の中の動きであり確かな話ではない。歴史教科書に相応しくない書き方である。450年前に鹿児島に来たザビエルは日本人は全員字が読めると書いていると言う。また日露戦争で日本が勝てたのはロシアの兵隊は全員字が読めなかったが日本の兵隊は全員字が読めたからと言う話も或る。ここ150年における日本と中国、朝鮮との間には文化度、民度と言った面で大きな差があったのは事実であろう。江戸時代には日本の識字率は50%近く合ったのに中国、朝鮮では数%と大きな違いがあった。ヨーロッパと比較してもそうである。そのことを説明しないと近世の東アジアにおける日本の圧倒的な役割がわからない。日本と中韓は同じだから仲良くしなければならないと言う前提で話を進めるのは教育ではない。違いを教えることが教育である。
 それで「日本はなぜ世界でいちばん民度が高いのか或いは高かったのか」と言う標題で理由を考えてみた。
 先ず最初にあげなければならないのは平和な国であったという事実である。魏志倭人伝では日本は揉め事が少なく訴訟が少ない、女性は嫉妬しない、宴会が好き等と書いてあると言う。大和朝廷はAD300年頃神武天皇の即位以来125代の今上天皇まで万世一系で続いている。それは海に囲まれているというからでも在るが平和であれば文化や教育や技術などが継続的に蓄積が進む環境にあると言えるであろう。
 次に挙げなければならないのは言葉が変らずに連綿として続いていたことである。日本の言葉は大和言葉であるが異民族の大量流入もなく殆ど変らなかったはずである。漢字が伝わって書き言葉を持つようになっても変らなかった。漢字が入ってきたときに日本人は大和言葉の全ての単語を漢字で表すことを試みている。「うみ」「やま」「はな」「さくら」「さけ」などの大和言葉を「海」「山」「花」「桜」「鮭」などと表した。これは訓読みを採用したことを意味する。これは漢字の読みを音読みから訓読みに代える事で大和言葉のほうを変えずに済ましたのである。日本人が昔から詠っていた倭歌は漢詩よりはるかに大事で日本人は四苦八苦しながら漢字の音と訓を利用して表現している。いわゆる万葉仮名で書かれた万葉集がそれである。万葉集では表記法には苦労しているが表された倭歌は全く変更を受けていない。その後平仮名、カタカナが発明され、漢字かな混じり文という最終的な日本語表記法が9世紀末に完成した。万葉仮名で書かれていた万葉集や古事記も現代では漢字かな混じり文に書くことで誰でもがその意味を明瞭に理解できる。日本語は漢字かな交じりという表記法を持つようになったがその過程で大和言葉自体は全く変っていないことは重要である。1500年前に作られた倭歌も漢字かな混じり文で表記してあれば現代人でもそのまま意味を理解し、感動ができるのである。その後古今和歌集、竹取物語、土佐日記、伊勢物語、源氏物語、枕草子、今昔物語、方丈記、徒然草、愚管抄、平家物語、太平記、などなど続々大和言葉の文学が生まれてくるのである。この古典文学の質と量はどこの国にも負けない。日本人はこういう素晴らしい日本の古典文学を連綿と詠み継いできたのである。現代の日本語は奈良、平安時代の大和言葉と基本的に変っていない。1000年以上に渡って文化が積み上げられていけば洗練された文化を持つ様になるのは当然ではないであろうか。
 ここで漢字かな混じり文に関して指摘しておかなければならないのは表意文字と表音文字を持つ世界で唯一の言語であることである。例えば漢字を使わず平仮名だけでも日本語は記述できる。これであれば世界で何処にもある並みの言語であるが漢字を使うことで記銘力の強い言語になったといえる。意味を取りやすい、表現しやすい、記憶しやすいなど様々な長所があり、非常に便利で生活に役にたつ言語といえるのではないだろうか。世界で発行部数の多い新聞は読売、朝日、毎日、聖教、日経、中日新聞と6位までが日本の新聞である。日本人は欧米人の3倍ほど新聞を取っている。またブログ投稿数の多い言語は日本語と英語だという。日本語がいかに愛用されているかを示している話である。これは漢字かな混じり文という書き言葉の機能が優れていることを示しているのではないだろうか。
 例えば中国では漢文と言うのがあるがこれは2000年以上前の或る地方で話されていた漢文で多くの中国人が話している口語と殆ど別の言語だと言う。普通は全く意味がわからない。中国で科挙の試験というのがある。これは中国の古典の漢文を暗記した官吏を行政文書作成の専門家として採用する試験である。中国全土に科挙の試験に合格した官吏がいて彼らに書類を作らせれば意思の疎通はできるという考えだ。この漢文を話し言葉としている人々は存在しない。
 中国では17回も王朝が変っている。変るたびに支配民族と、支配言語が変り、かなりの破壊が行われるのが常であった。支配階級の言語が変っても科挙の試験に合格した連中に命じて2000年以上前の古典漢文で連絡文書を作れば命令の伝達は可能である。連絡に使われる言語は2000年以上前の文語文で、一般大衆は地方ごとに違った口語を話すと言う状態であった。一つの民族、一つの国家などという意識が生まれるような環境にはなかったと言えるであろう。
 日本人は訓読みを採用しているので漢字の意味に関しては翻訳不要になっている。古典漢文を見れば文字の意味は全て日本人には理解できるのだ。あとは語順を日本語になるように変更することで漢文の意味が理解できる漢文訓読法というのがある。中国語を全く知らないでも日本語がわかれば中国古典の意味を読み下すことが出来るのだ。
 これまで中国の古典を理解できる人の数は中国大陸より日本列島に多く存在していたと言えたのである。日本人は漢字かな混じり文による古典文学の遺産を引き継ぐだけでなく、中国の古典漢文の遺産も中国人以上に受け継いで文化を高めることが出来たのである。
 われわれ日本人は中国人は古典漢文を全て理解している聖人君主と思いがちであるが中国人の大部分は古典漢文を全く理解していないし、考えていることを文書に書くことも出来なかった。それが近世における日本の圧倒的に大きい役割につながっていたのである。
 ただ中国では北京官話というのが普通話として全国的に通用しはじめている。これは魯迅などが白話運動で話すように書くことを目指して改良を重ねてきた中国語と言われるものである。同じ口語と書き言葉を使う人が増えてくるとそれは力になる可能性が或る。
 朝鮮ではハングルが出来たのが15世紀、ハングルだけで表記する現在のやり方になったのは1948年以降つまりわずか63年前である。現在の朝鮮人は殆ど漢字がわからない。日本統治時代やそれ以前に先人達が書いた文書を読めないのである。彼らは狭い範囲からしか知識を得ることができないと言える。朝鮮語の中には漢語由来の単語が70%以上を占めているという。漢語は漢字で書き表すのが自然である。つまり朝鮮語の最終的な書き言葉としては漢字ハングル混じり文の方がいいのではないかと思うがどうであろう。そうであれば朝鮮語では最終的な書き言葉がまだ出来上がっていないと言える。
 中国語で現在の書き言葉が出来上がったのは20世紀始めである。朝鮮ではまだ最終的な書き言葉が成立していない。英語は600年遡れば、似ても似つかぬ言語になってしまう。こういう言語に比較して日本語は1500年前の大和言葉が現在まで生き残っていて基本をなしている。万葉集の言葉が漢字かな混じり文で書いてあれば現代日本人には何の違和感なく理解できる。我々が使っている「はる、なつ、あき、ふゆ」「こころ」「ちから」「やま」「うみ」「かぜ」は1500年前も同じ発音で使われていたからである。
 書き言葉は1100年前の漢字かな混じり文が成立して以来、多くの文学作品が生まれた。英国やフランスで文学作品が生まれてくるのは400年ほど前からであり、日本と比較して短い期間に過ぎない。奈良時代には防人や遊女が和歌を作り、室町時代には連歌が庶民に流行し、江戸時代には俳句や川柳が庶民の楽しみになり、料理の本が出され、野菜の栽培法や肥料の作り方などの工夫を多くの農民が夫々書き残している。
 書き記録すると言う行為が日本では古くから日常的であったというのは漢字かな混じり文が1100年前に成立していたことが大きい。
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「復興へ日銀融資」では効かない。金欠病の政府へ直接金を渡せ。

2011年05月26日 | 政治
 今朝の新聞に「復興へ日銀融資」数兆円規模拡充という記事が載っていた。これで日本経済が良くなるであろうか。少しも変らない。借りたものは返さなければならない。被災者、被災企業は借金を抱えて金利が安くても借りて仕事を始めても計算が立たないのが普通である。誰かが仕事をさせてくれることである。そういう奇特な企業は少ないから政府が公的な仕事を復興への公共事業として大々的に行うことである。ところが先に決まった一時補正は4兆円規模ですずめの泪でしかない。金欠病の政府に30兆円なり50兆円を渡して「返さないでいい」というと政府は安心して公共事業を行える。日銀は金を貸すのではなく、政府に金を呉れてやることが必要である。
 FRBはリーマンショックの時に110兆円を刷って、二束三文の債券を大量に買った。返ってこなくても構わないのである。以前日銀は「信用の置けない債券を買うと日銀の財務体質が悪化する」と言っていたがお札を刷れる日銀が財務体質が悪化するなんてあり得ない。返ってこなくても困らないのだから金を貸すなどとけちなことを言わないで50兆円を刷ってドーンと政府に渡し、「これで景気を良くしてくれ、被災者を元気付けてくれ」と言ったらどうだろうか。
 私の日銀券増刷党は毎年50兆円を刷って政府に渡し、+1%のインフレ率を実現するように経済を運営することを主張している。
 そういうことをやらないと日本国は救われない。それを出来るのが日銀である。それをやるのが日銀の仕事である。
 そもそもデフレを15年間も放置続けていた日銀は通貨価値の維持という仕事をしていなかったことになる。それを正当化するために日銀は「現在の不況はデフレではなく、需要の不足だ」と言っていた。国民と自分自身を誤魔化し、これはデフレではないから止める必要もないというわけだ。しかしデフレをデフレではないと言いくるめても経済の悪化は容赦なく進む。数兆円の僅かな金を「低利で貸しますよ」などとけちなことを言っている場合ではない。
 国債の日銀直接引き受けは禁止されているが日銀から持ちかけてでもやらなければならない。そうしないといづれやってくる大恐慌のA級戦犯は間違いなく日銀になる。
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国家公務員給与削減反対。3月の円売りで購入したドル4兆円を売却せよ。

2011年05月24日 | 政治
 昨日の報道で国家公務員給与削減で連合系の国家公務員労働組合連合会と菅政権は給与の削減幅で合意したという。震災復興の財源3000億から4000億円を捻出するという。
 こういうことをしないで日銀券を増刷するべきである。給与を下げるとデフレがひどくなる。給与を削減した額以上に税収が減る可能性すらある。以前橋本竜太郎首相が消費税を3%から5%に上げたときは消費税が4兆円増えたが、所得税と法人税が6.5兆円減り,差し引き2兆円の減収になった。先に政府が震災直後に行った円売りドル買いでは4兆円ほど使った。これを震災復興に使う手も或る。先の震災対応一次補正は4兆円であったが、これを倍増することも可能である。ドルを売れば円高になると言うかもしれないが円高は国民の利益である。2003年、4年で行ったドル買いでは35兆円を使っている。これも塩漬けで円高になるからという理由で使わないでいる。40兆円もの金を不要な円売りドル買いに使っており、無駄に寝かしているのである。これを全部震災対応のために使ってもいいのである。その意味で菅内閣の震災予算が4兆円と言うのは全く冷酷極まりない予算である。国家公務員労働組合が給与削減を飲むとは信じられない。バカではないか。国民にために給与削減絶対反対でがんばらなければならない。
 40兆円もドル売りするのは円高になって大変だと言うならお札を刷ればいいのである。お札を刷ることはデフレ阻止に効果的である。また国債発行と違い借金にならない。それもいいことである。このブログでは日銀券増刷を薦めているが現在の日本は金余りなので借金する形の国債発行でもいい。十分消化できるからである。資本主義は誰かがお金を使ってくれなければ経済がうまく回らない。借金がいいか増刷がいいかではない。お金を使えば合格で節約や削減して金を使わないのは不合格である。消費は美徳なのである。
 菅政権は日本経済にいいことを注意深く避けている。円高にならないように、デフレを阻止しないように、日本人の金を有効に使わず無駄に余らせるように経済を運営している。不況を終わらせ、国民が笑顔を見せることのないように注意深く考えながら進んでいる。文字通り売国奴政権である。

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自由社の新しい歴史教科書の市販本を購入した

2011年05月16日 | 文化
 自由社の新しい歴史教科書の市販本を購入した。個人的に面白かったのは神話の中に出てくる神々の系図が示されていたことである。イザナミ、イザナキの命、天照大神から神武天皇の間の関係を示す系図は今まで見たことがなかったが一挙に神話が身近なものに感じた。オオクニヌシの命から二ニギノ命への国譲りの故事は親戚同士の国譲りということになり、これまでの違う王朝間の国譲りではないことがはっきりしたことになる。具体的な系図が出来ることは私の心の中では「神々とは所詮は人間だ」ということが明確になった。
 日本語に関して言えば万葉仮名とかなの発明は出てくるが漢字かな混じり文に関する記述が何もなかった。9世紀の初頭のひらがなの発明は大事件でこのときに「漢字かな混じり文」という日本語の表記法が成立した。これによって大いに自信を持った日本人の間で国風文化が花開く結果をもたらした。
 そのほか秀吉がキリスト教を禁じた理由を一神教の頑なさに関する警戒観であったことが説明されている。読んでいてたのしい面白い歴史教科書である。
 この本と同時に育鵬社の歴史教科書も買った。現在進行中の教科書の採択戦ではつくる会系の教科書が二冊になったことは大いに影響する。採択率があがることを期待したい。

日本にはいくらでもお金がある。
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世界最大の債権国と世界最大の借金国とでは財政再建のやり方が違う。

2011年05月14日 | 経済
 菅総理が国家公務員の給与を10%削減すると発表した。確か民主党の公約には公務員の人件費を2割引き下げると言う話があったがそれと今回の話はどう関連するのか。2割削減を1割削減に切り替えたから飲めるであろうという考えか。或いは2割削減の公約は完全に撤廃し今回は震災復興に当てる財源として公務員の給与を10%削減する。全く以前の20%削減と関連はしていないというのか。
 菅さんに聞きたい。「日本は世界最大の債権国と世界最大の借金国のどちらですか。」これは大事な話です。これにより財政再建のやり方が違うからです。「世界最大の債権国で同時に世界最大の借金国だ」では困るのです。「私は男であり、女でもある」では誰もが困るのです。そういうバカな総理は即刻辞めてください。
 世界最大の借金国であれば節約、歳出削減、増税と決まっています。ギリシャ、イタリア、アイルランド等多くの国と同じやり方を取るべきです。しかし日本は借金国ではなく、世界最大の債権国なのです。本来お金に困る国ではないのです。世界中にお金を貸している国なのです。
 債権国での財政再建は節約ではなく、お金の使い方を増やすことが求められます。歳出削減と増税ではなく財政出動と減税です。今回の公務員給与1割削減は日本を世界最大の借金国と考えていることを示しています。現在の日本では銀行にあづけられて使い道のない金が100兆円以上余って銀行にたんす預金になっています。お金は有効に生かさなければなりません。節約ではなく政府が率先してお金を使わなければなりません。公務員の給与等に手をつける必要はありません。お金は毎年100兆円以上余るのです。それを震災復興に使えばいいのです。
 1年ほど前に勝間和代氏が日銀券増刷を提言しましたが「勉強しておきます」と答えられたと聞きますが勉強の結果どうなりましたでしょうか。勝間和代氏は正しいことを提言していました。増税ではなく減税、歳出削減ではなく財政出動、財源は銀行に余っているお金でもいいし、日銀券を刷っていいのです。日本にはいくらでもお金はあるのです。世界最大の債権国で、お金に困る国ではないのです。それが判らなければ国を救うことができません。即刻辞任してください。

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戦後最大の国難はバブル崩壊とその後の平成デフレ不況である

2011年05月07日 | 政治
 東日本大震災とそれにともなう原発事故に眼を奪われて東日本大震災を戦後最大の国難と言う人が多い。戦後最大の国難は「バブル崩壊とその後の平成デフレ不況」である。ここで平成デフレ不況を定義しておくとバブル崩壊後デフレに陥り、そこから脱出に失敗し、GDPが成長せず、むしろ減少気味であることをいう。世界が成長している中で日本一国だけが減少することは相対的な日本の衰退が顕著に進んでおり、いまだ止める見通しがたっていないことをさす。
 日本のバブル崩壊は米国のリーマンショックと似たような現象である。米国は2年でリーマンショックを克服し、株価は2年前に戻りこれから成長をはじめるであろう。
 日本の株価はバブル最盛期で3万8000円したが20年たって現在は1万円に到達していない。因みの米国の株価は20年前の4倍以上になっている。にここに日本がバブル崩壊の後処理に失敗し、平成デフレ不況を引き起こしてしまったことが明瞭に示されている。しかしながら中川昭一氏が「日本がバブル崩壊から立ち直った経緯を欧米諸国に伝授したい」と言った事に示されるように日本の指導者には現状を正しく認識できずにいる。日本にはバブル崩壊からの立ち直りに失敗したという意識も平成デフレ不況は早急に終わらせなければならないという意識も希薄である。
 現在の日本と米国の金融資産を見てみると日本は1500兆円に対し米国は3600兆円である。現金で見れば日本790兆円で米国510兆円である。ところが株式で見れば米国1200兆円に対して日本は99兆円である。米国の1割以下に過ぎない。信託も債券も数字はあげないが株式と同じように日本の市場が米国に比べ異常に小さくなっている。これに対して現金で保有する額は米国の5割り増しである。日本人が株や信託や債券から手を引いてしまって現金に換えてしまっていることが良くわかる。それが平成デフレ不況が十五年も続いて終わる見通しが全く立っていないことに対応している。日本の株、信託、債券市場は資本主義の市場として十分機能していないといっていい。
 日本の地価も20年以上3%の割で下落していたがここ2年の下落率は4%に増加している。株も地価も下落が止まらないといっていいのである。
 この平成デフレ不況はバブル崩壊への対処に失敗したことを示しているが米国がリーマンショック後160兆円ほどのドルを刷ってばら撒いたようなことをバブル崩壊後に日銀と政府はやらなければならなかったのである。そうすれば日本はバブル崩壊を2年で克服し平成デフレ不況なしに成長し現在のGDPは800兆か900兆になっていたはずである。
 過ぎ去ったことは仕方がないが遅ればせながらこれから日銀券を年間50兆円以上を刷って大規模な経済対策を打ってデフレ不況からの脱出を試みなければならない。壊滅状態の株式、信託、債券市場などの機能を回復させなければならない。
 リーマンショックを100年に一度の経済危機というがそれは米国にとってである。日本にとってはバブル崩壊がはるかに大きな経済危機であった。地価バブル崩壊に何の準備もなくぶつかり、不良債権処理に5年以上掛かり、デフレ脱却のための日銀券増刷は実行しないまま、平成デフレ不況を招来してしまった。危機管理の不備が招いた人災といえるであろう。平成デフレ不況を戦後最大の国難と意識できなければ日本の没落と衰退はさけられないであろう。
 
「日本にはいくらでもお金はある」ことについては日銀券増刷党のホームページをご覧ください。

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「公務員の人件費を20%減らす」と言う公約に見る民主党のおかしさについて

2011年05月03日 | 政治
民主党は公務員の人件費を20%減らすと言う公約を掲げている。その公約が正しいためには公務員が多すぎる或いは公務員の給料が多すぎると言う事実が必要である。しかし全く何もないのである。公務員は米国やフランスの30%しかいない。減らすのではなくむしろ増やさなければならない。自衛隊員23万人のうち10万人が震災の対応に借り出されていて防衛は全く手薄になっている。米国が空母を派遣してくれているのでもっているが本来は50万人くらいは必要である。
 ギリシャは労働者の25%が公務員である。日本の公務員は労働者の5%に過ぎない。ギリシャの労働者はプールつきの邸宅に住んでいるのが多い。公務員の数が多すぎれば減らさなければならない。贅沢をしていれば少し支出を減らして切り詰めなければならない。日本人のくらしは質素なものである。もっと贅沢をしていい。米国の会社役員のなかには自家用飛行機で株主総会に出席するのが多い。明らかに米国は贅沢しすぎである。
 菅さんは「ギリシャのようにならないために日本も節約しなければならない」という。ギリシャは贅沢な暮らしをしているから切り詰めなければが日本は質素な暮らしをしており、より質素な暮らしをするため切り詰めなければならないいわれはないのである。日本はもっと贅沢をしなければならないのである。贅沢をすれば経済はうまく回転するのである。
 ギリシャは欧州で最も貧乏な国であり世界最大の債権国の日本国とは全く違う。その辺が菅さんには全くわかっていない。
 外国人から献金を貰っていた菅総理は辞めなければならないと言う話がでていたが大震災が起こって、首がつながってしまった。日本国のことを殆ど知らない菅総理では日本国を救うことが出来ない。外国人からの献金や、選挙支援の見返りに選挙権を与えようと言うおかしな総理は早々に退陣すべきである。

「日本にはいくらでもお金はある」ことについては日銀券増刷党のホームページをご覧ください。

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震災対応の1次補正予算案4兆円は少なすぎる。日銀券増刷で30兆円は必要。

2011年05月01日 | 政治
 震災対応の1次予算案4兆円が通過した。震災の被害が30兆円と見積もられているから30兆円ほど必要であろう。自然災害を100%補償するのは問題があるが80%程度は補償して被災者を元気付けることは日本の経済力からすると可能である。財源はお札を刷る事である。このブログでは大震災が起こる前からデフレを止めるために50兆円を増刷するように主張していた。震災対応の30兆円と含めて80兆円を日銀券を増刷せよと主張していることになる。リーマンショック後に米国が増刷した110兆円+追加分50兆円を考えればそれほどおかしな金額ではない。
つい数日前、国会で田中康夫議員が菅さんに国債の日銀直接引き受けを何故やらないのか質問していた。インフレになるという回答であったがそれっきりである。現在はデフレでインフレの心配はないのではないかと言う反論もしない。
 インフレが怖くてデフレを終わらせることが出来ない日本政府はバカとしか言いようがない。デフレは正常な状態ではない。いわば左側に脱輪して走っているようなものだ。左脱輪を直すために右側にハンドルを切れと主張すると右側が脱輪するから反対だと言う声が聞こえてくる。それで左脱輪の状態で走っているのである。

 インフレが怖くでデフレを終わらせることが出来ない=右脱輪が怖くて左脱輪を直すことが出来ない

左側が脱輪せず、右側も脱輪していない状態があるはずだとは思えないのであろうか。日本政府は余りにも臆病である。
 欧米は以前のように too lottle too late とは言わないであろうがあきれているはずである。
 一次補正予算案4兆円は決してデフレから脱出しないように配慮された予算案と思えてくる。
 
「日本にはいくらでもお金はある」ことについては日銀券増刷党のホームページをご覧ください。

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