日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

運慶の10の傑作ーー本当にすべて運慶であろうか

2010年02月09日 | 文化

 「今日の日曜美術館は運慶よ」とうちのカミサンが言うので久しぶりに日曜美術館を見た。運慶の作が次々に見つかっており、改めて運慶に注目が集まっているという導入で、10の作品が選んで紹介された。選ばれた10作品は
     
 1.東大寺南大門の金剛力士像
 2.願成就院の不動三尊像。
 3.金剛峯寺の八大童子立像。
 4.円成寺の大日如来坐像。
 5.願成就院の毘沙門天立像。
 6.六波羅蜜寺の地蔵菩薩坐像。
 7.瀧山寺の聖観音菩薩立像。
 8.東大寺の俊乗上人(重源上人)彫像。
 9.興福寺の北円堂の無着、世親菩薩立像
 10. 称名寺光明院『大威徳明王像』
 
 であった。運慶のすばらしさは何度も言われてきたが、最近の見方や新しく運慶作と判明した仏像の評価など期待したものは得られなかった。無着、世親菩薩立像はすばらしいが重源上人坐像は運慶の作でないと考えていたので何故運慶作に入れられているのか気になった。また田中英明教授は南大門の金剛力士像は運慶の作らしい美しさが無いという理由で運慶作を否定している。こういう話を聞いていると、すばらしい、素晴らしいだけでは乗っていけない。最後の大威徳明王像については新しい作品だが運慶らしさがないと感じたのだが番組ではどう考えているのかはっきりしなかった。
 ここに挙げられている10の傑作も10年後にはがらっと変わっているのではなかろうか。
 番組のお客さんが5人というのは多すぎる。多くて3人までにしてほしい。おかしな人を呼んで喋らせるよりじっくり運慶の仏像を見せてほしい。
 今回は運慶だというので見たが普段は見ない。あまり美術に関心のないように見える司会者姜尚中は興ざめだ。美術を鑑賞しようという気分を壊してしまう。もうそろそろ一年になる。早く代えてほしい。


 

 

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