日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

日本が経済危機でないのはデフレを止めるという名目でお札を刷れるから。「平成国富論」より

2012年08月30日 | 経済
 テレビを見ていたら「米国債が100兆円ある。これを担保に日銀券を刷れ」という話をしている人がいた。日銀券を刷るのに担保は不要である。誰が担保を要求するのだろうか。
 闇雲に日銀券を刷ってはいけないという意味で保有米国債100兆円までは刷っても構わないということであろう。インフレは起こらないであろう。目安として米国債の総額までは刷っても問題はないというのは一つの見当として意味がある。そのほかの目安としてはデフレが終わり、+2%程度のインフレが起こることであろう。+2%の物価上昇率を越えるようだと日銀券増刷の上限に近づいている判断するのである。闇雲に刷ってはいけないが適度なインフレの範囲内であれば問題はないと私は考えている。
 現在の日本は-1%のデフレだから相当額の円を刷れる。年間数十兆円にはなる。従って増税等は全く不要。
 「日本は経済危機ではない」という本が出ていた。それは事実であるが経済危機でないのは霞ヶ関埋蔵金があるからではない。米国債を売れるからでもない。日本が経済危機ではないのはデフレを止めると言う名目で膨大なお金を刷れるからである。その額は日本の保有米国債100兆円よりはるかに大きい。
 大宅荘一の娘が「日本は消費税率が低くまだ上げる余裕があるから経済危機ではない」と言っていたがこれも俗論である。この不景気に増税したら地獄を見ることは間違いない。やってはいけない。ただ似たような言い方だが「日本は物価上昇率が低いからまだ上げる余裕があるから経済危機ではない」とはいえま言える。これは+2%の上昇率になるまでお札を刷れるというのと同じ意味である。
 経済危機でない理由をさまざま挙げたが現在の日本は実は経済危機である。15年以上不景気を続けているから就職率が下がり、自殺者が増え、少子化がとまらない。日本政府がお金がいっぱいあることに気付かず、歳出削減と増税を続け経済を成長しないようブレーキを掛け続けているからである。15年も不景気が続けば、投資の機会が減り、失業率が上がり、お金が回転せず、利益が減り、給料が上がらず、技術者を解雇せざるをえない。ソニー、シャープ、ルネサス等も調子が悪くなり、技術者も四散せざるを得なくなっている。経済のアクセルを踏まなければならないのに15年間ブレーキを踏み続けてきたからである。日本の経済危機は政府と日銀、財務省の経済に関する無知からもたらされる。バカな連中のために、さしもの日本経済も風前の灯です。

平成国富論、村島定行、平成24年

   

日銀券増刷党ホームページ

 
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増税賛成派と反対派の対立は増税が先か歳出削減が先かで不景気になる点では同じである。ばかげている

2012年08月29日 | 経済
 8月29日朝日新聞に増税賛成派と反対派の論点が出されているが「今やったら不景気になり大変なことになる」と言う反対派と「じゃいつになったら増税できるのか、現在が不景気だと言うのは先送りのための常套手段だ」という賛成派に意見は要約できる。反対派は「増税をやる前に歳出削減を」というがこれは一層不景気にすると謂う意味で論理矛盾である。不景気にすると言う意味で増税も歳出削減も同じである。増税は不景気にするから反対というのなら歳出削減を代替措置として主張することは出来ない。一方増税派も「税収が少ないから増税しないと大変なことになる」というが「増税は確実に不景気をもたらし、税収を減らす」と謂う意味で矛盾を含んでいる。国債発行額が年に50兆円ほど増えることを考えれば税収の不足は50兆円以上であり、わずか10兆円程度の増税案では何も事態は改善されない。そして確実に不景気になる。つまり誤った解を推進する派とそれに反対する派という構造である。反対派が正しい代案を主張しているわけではない。反対派は増税は不景気になるから反対といいながら代案として歳出を減らせとか公務員を減らせとか不景気になることを主張しているのである。
 消費税増税の賛成派と反対派の対立は増税を先にするか歳出見直しを先にするかの違いである。どちらにしろ不景気になるのは確実である。そして財政再建から遠ざかる。
 日本はものごとを決めることが出来ないのではなく正しいことがわからないのである。野田首相の消費税増税はかっての対米開戦のように日本を破滅に導く。 
 消費税増税の賛成派と反対派は非常に狭い範囲しか見ておらず、些細な点で争っているに過ぎない。彼らの見ているところには正解は存在していない。
 反対派が言っている「増税の前にやることがあるだろう」は歳出を見直し無駄を省けと言う意味であるが増税も歳出削減も不景気になると言う点では同じである。消費税増税の賛成派と反対派は増税が先か歳出見直しが先かで争っているが増税も歳出削減もやってはいけないのである。正解は財政出動と減税なのである。15年間国民は不景気に苦しんでいるからなんとしてでも不景気から脱出することが絶対に必要であった。そのためには大幅な財政出動と減税しかない。こんな簡単なことが15年以上判らなかったのである。
 3党合意で増税が決まったが、15年間間違ってきてさらに間違いを続けようと言うのである。国民が長年不景気で苦しんできたという状況を前にして、なんと政治家どもはバカなのであろうか。
 

日銀券増刷党ホームページ


時々覗いてみてください。

平成国富論、村島定行、平成24年8月


ご一読くだされば幸いです。 

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竹島の不法建造物をすべて破壊せよ。まずヘリポートから。

2012年08月27日 | 政治
 竹島の不法占拠に金切り声をあげて非難して時が経つとおとなしくなると言うことはいい加減やめなければならない。言ったことは実行しなければ日本の評判が落ちるだけである。通貨交換協定を破棄すると言えばそれを実行しなければならない。韓国人は犯罪率が高いし、売春に従事するものが多い。現行犯で逮捕し、強制送還するべきである。竹島占拠を口実にして。
 100年以上前に福沢諭吉が「中国、朝鮮とは日本人は考えが違うから共同で何かをやることなど期待しない方がいい。日本単独で行動すべきであると言っている。この発言は現在でも正しい。中国、朝鮮とはできるだけ付き合いを減らし、かかわりを少なくすべきである。
 あれこれ誠意をつくしても通じる相手ではないから軍事的な手段も考えるべきである。
 まず竹島の不法建築物を破壊すべきである。巡航ミサイル10発あれば全てを破壊できるであろう。まずヘリポートを破壊すべきである。国内の違法建築を破壊するのに何もいう必要はない。ヘリポートも満足に作れないほどの狭い島である。ヘリポートが破壊されれば島の機能は麻痺する。他の施設も順次破壊していくと宣言すれば撤退するであろう。撤退しなければ順次撤退するまで破壊していけばいい。韓国人がいなくなればそれで日本の主権は守られる。あとは竹島の領海へ進入する船は撃沈すると宣言すればいいのである。日本人が竹島に上陸する必要はない。もともと無人だった島はそのまま無人(不法侵入者がいない状態)にしておけば法は守られたことになる。
 竹島を正面から奪回作戦等を実施する必要はない。竹島に近づかずに遠くから竹島の不法建築物を破壊するだけでいい。血を流すこともない。
 違法状態を放置しておくことは許されない。
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足立美術館は日本の美術館として最高である。

2012年08月25日 | 文化
 大阪へ出張の帰りに島根に寄った。目的は出雲大社(出雲市)と足立美術館(安来市)であったが足立美術館にはうれしくなった。安来市出身の実業家で繊維や不動産で財をなした足立全康氏が戦後に作った美術館である。入場料は2200円と高めであるが十分その価値がある。日本庭園が作られた状況を考えると竜安寺の石庭や大名屋敷の日本庭園などはそれぞれお客様に見せるために作られている。足立美術館ではお客さんは美術館を訪れる人である。お客さんに最高の日本庭園を見せたいと言う熱意が伝わってくる。これぞ本当の日本庭園である。心の肥えたお客さんがいてそのお客さんを満足させる十分な熱意を持った施主がいて庭師がいる。足立美術館は最高の日本庭園である。我々が見る日本庭園は通常過去のものであり、かってお客さんを楽しませた日本庭園を数百年後に目にするという場合が多い。
 足立美術館の庭園は現に多くの日本人に感動を与えている現在進行形の日本庭園である。その意味で数少ない生きた日本庭園である。昭和と平成の時代の日本庭園と言える。過去の時代の何かを真似ているかもしれないが戦後に生まれ、現代の観客によって鑑賞され支持された日本庭園であり、最も新しい日本庭園である。
 足立美術館の収蔵品は横山大観等の日本美術であり、外国人の作品が全くない。地元安来出身の河井寛次郎、料理を芸術にまで高めた北大路魯山人の陶芸、林義夫、鈴木寿雄らの動画などがある。
 日本庭園と美術館の関係、その他にどのような作品を集めるかまで含めて足立美術館は一個の美術品として作られている。
 自分の故郷に美術館をつくっていること、日本美術を集めていること、それも横山大観を中心に集めていること、日本庭園を生きた展示品にしていることが全く気分がいい。素晴らしい。足立美術館は最高の美術館である。
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五輪男子サッカー3位決定戦後の竹島領有主張は明白な五輪憲章違反。メダルを剥奪するのが妥当である。

2012年08月16日 | 政治
 男子サッカーの3位決定戦後の韓国選手の竹島領有主張は五輪の政治的利用であり、明白は五輪憲章違反である。IOC会長は厳罰の意向を表明している。韓国が日本に勝利した後に「独島は韓国領」というプラカードを掲げたことをさす。試合中から観客席には「独島は韓国領」のプラカードがいくつも見られておりこれも五輪の政治的利用に当たる。
 IOCはFIFAに調査を命じてその結果を待っているが韓国はあれこれいかがわしい言い逃れをしている。「観客から渡されたものを掲げた偶発的な事件で意図的ではない」と言う説明は通らないであろう。観客席に「独島は韓国領」というプラカードが持ち込まれていること自体が問題であることを韓国側は理解していない。「日本側が旭日旗に似たユニフォームを着ていることはもっと悪質である」などと他にももっと悪いのがいると言うのも話の本筋をごまかす行為である。大統領候補の1人は「韓国領を韓国領と言って何処が悪い」と居直るし、慰安婦の老婆もIOCに抗議文を送ったと言う。また韓国の体協はこれまでの日韓の歴史を説明しにIOCに出向くという。これこそ国ぐるみで、五輪精神を真っ向から否定する行為である。全くメダル授与式に出席できなかったのはプラカードを掲げた1人だけであるが五輪憲章違反は1人だけの問題ではない。プラカードを掲げている行為を他の選手は制止しようとせずにこやかに笑っていただけだ。韓国側は選手も観客もサッカーの試合を竹島の領有権を決定する試合のように誤解している。スポーツは政治とは無関係なのだ。ここには国ぐるみの「世界を一つに」という五輪精神に対する無理解がある。
 多くの日本人が「韓国との試合は出来ればやりたくない」と表明していた。それは「勝っても負けても不愉快になるから」と説明されていたが韓国側が純粋にスポーツを楽しむことをせず、それ以外のものを持ち込んでくるからである。今回の事件はそのことが如実に現れたものである。プラカードを掲げた選手だけのメダル剥奪では将来に禍根を残す。韓国サッカーチーム全体のメダル剥奪、長期間の対外試合禁止等の措置が適当と考える。
 よりによって京都府は竹島領有主張に参加し、そのことでIOCから処罰が検討されている男子サッカーの韓国選手に栄誉賞を送ることを決定したと言う。
この明白な五輪精神を踏みにじる行為に参加した外国人に栄誉賞を授与するとはお人好しに過ぎる。京都府は何を考えているのだ。バカとしか言いようがない。
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虫のいい自民党!増税案は自民党が作り、信を問われるのは民主党。このままでは自民党は3年もたない。

2012年08月11日 | 政治
 自民党と民主党の党首会談で「近い内に信を問う」と謂うことで合意し、消費税増税法案が成立した。野党がせっつき、与党がしぶしぶ成立させるというのはおかしい。そして政府が近い内に信を問うという。民主党の数々の不手際に加えて消費税増税法案を成立させたから次の選挙での敗北は必至だと言う。非はすべて民主党にかぶせて自民党には信認票が投じられ、大勝利する寸法である。
消費税増税と歳出削減、いわゆる財政再建路線の失敗が自民党が政権を失った原因である。「景気の悪いときに財政再建をやってはいけない」に反することをやってきて自民は信を失ったのである。それと同じ事を3党合意で民主党にやらせているのである。批判票は民主に行くであろうが自民が政権に復帰した後では自ら矢面に立たなければならない。そうすると以前と同じ不景気下の財政再建路線では、2,3年で信用失墜するのは明らかである。
 それを避けるには景気条項を厳格に運用して増税を延期することが必要である。
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公的債務1000兆円は豊かさの表れであって、経済破綻の象徴ではない。「平成国富論」より。

2012年08月11日 | 経済
 公的債務976兆円に達したとしていつもの調子で悲観論を煽っている記事を見たが「これだけ借金できるのはたいした物だ」と考えられないのであろうか。1000兆円の借金があって、円が上がり続け、国債の金利が1%をきっているのはまだまだ大丈夫だ。もっとたくさん国債を発行できると言う意味である。例えば2000兆円に公的債務が増えたとしてもびくともしないであろう。公的債務は破綻の象徴ではなく日本の豊かさの表れである。
 そういう例はいくらでもあります。村山内閣の時に財政危機宣言をしたことがありますがそのときの公的債務が460兆円でした。公的債務が倍になっても公的債務の金利は大幅に下がっています。国債が増えると国債が暴落するとよく言いますが現実には暴騰しているのです。暴落してはいけないとして国債発行を抑制しすぎていることを示しています。
 これは日本が15年もデフレに苦しんでいることから明らかです。日本は世界最大の債権国でありもっとお金を使うことが出来るし、もっとお金を使わなければならないのです。
 国債を発行すると借金になるというのであればお札を刷ればいいのです。刷れば借金ではありません。お札を刷れば円が暴落するから刷ってはいけないと教えられているかも知れませんが現在は円は暴騰中なのです。暴騰を抑える意味でお札は刷れるのです。現在の日本は通貨円の安定のためにお札を刷ってじゃんじゃん使わなければならないのです。

 つまり日本は世界最大の債権国でいくらでもお金はあるのです。この辺りのことを説明した平成国富論を出版いたしました。よろしく

平成国富論、風詠社、平成24年8月

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消費税増税に正当性なし!自公は3党合意を破棄せよ。財源は日銀券を増刷すればいい。

2012年08月08日 | 政治
  日本の政治家はバカばかりだが小泉進次郎は見込みがある、3党合意は破綻したから破棄しろというのは正論だ。野党が消費税増税法案の採決を要求し、与党が採決を渋ると言うのは3党合意がそもそもいかがわしいところがあったからである。
 ここ10年、自民党も民主党も増税を掲げると必ず議席数が減っている。この間、一度も好景気であったことがないから当然である。不景気の時には財政出動と減税であると言うことは古今東西変わらない原則である。この原則に反する増税を公約した党は例外なく敗北している。自民党も選挙で負けて増税を断念したはずである。民主党も増税を掲げて菅首相の時に敗北した。
 自公も民主も増税法案を出す資格はないのである。増税法案をだしていいというお墨付きは貰えなかった党ばかりである。民意に沿うのが常道とすると増税法案は通してはいけないことになる。
 政府には徴税権と同時に通貨発行権がある。増税がこれほど反対が多ければ日銀券を増刷する方法を取らなければならない。前例がなくとも、様々な規則で縛られていようとも日銀券増刷を断固実施することが必要である。これは「国民が増税は望んでいない」ことや「 デフレ阻止が喫緊の課題である」などを理由にあげれば国民は賛成する。それが唯一の解決法である。
 もともと自民党は消費税増税をやりたかったのではなく解散を勝ち取るための方便だったはずだ。3党合意を破棄したとしても他の2党との関係は悪くなっても自民党の本音に忠実であったと言う意味で大きな非難は来ないであろう。国民は大歓迎である。
 消費税法案が流れたとしても日本の国際的な信用が落ちると警告する声があったとしても円は下がらないし、国債の暴落等起こらない。日銀券の増刷がすべての問題を解決する。心配はいらない。
 自民党は解散を約束させるにはどうすればいいか躍起になっているがあまりがつがつするべきではない。1年待てば選挙になるのはほぼ確実なのだ。

日銀券増刷党ホームページ

 
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対メキシコ戦、決勝点はキーパー権田のミス。

2012年08月08日 | スポーツ
 ロンドン五輪男子サッカー準決勝の対メキシコ戦は1:1の後半20分過ぎ、ピンチをうまく凌いでゴールキーパーがボールをキャッチした。皆が胸をなでおろした数秒後に失点してしまったのだ。これは明らかなキーパー権田のミスである。ここは時間を置いて、ディフェンスラインが上がるのを待って、ボールをけるべきであった。メキシコの時間帯を断ち切る意味でもそうすべきであった。それをボールをキャッチしてすぐにまだ敵のたくさんいるゴール正面の扇原にスローインの形で渡したのである。扇原はすぐにボールを奪われて簡単に失点してしまった。キーパーがボールを押さえ、さーこれから攻撃に移るのを期待した3秒後に失点したのである。なんでそんなにあわててボールを手から放す必要があったのであろうか。扇原のミスだと解説者は言っていたが扇原にボールを渡した権田が悪い。扇原は前から迫られ慌てて後ろにパスしたらメキシコの選手に渡すようになり、あっという間の失点に結びついた。
 こういうミスが出るようになると言うことはスタミナ切れを意味するのかもしれない。三日毎の試合が6試合も続けば疲れがたまって来て、いつも出来ていたことが出来なくなってしまうのであろう。
 この試合のもう一つの問題点は怪我をしている永井を先発させたことであろう。メキシコは永い対策を十分やってくるであろうし、永井が本調子でなければなおさらチームは機能しなくなる。がらりとやり方を変えて、殆ど出場せず疲れのたまっていない宇佐美辺りを出すべきではなかったか。
 権田のミスはロンドン五輪のU23日本チームの快進撃を一挙に台無しにした歴史的なミスである。メキシコに勝ってブラジルを決勝で破ることを多くの日本人が夢見た。今回のブラジルは簡単に点を取れる、ゆるゆるのチームで、大いに可能性があった。残念でならない!
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ロンドン五輪男女サッカー、準決勝進出おめでとう!

2012年08月05日 | スポーツ
 昨日サッカーの23歳以下の五輪代表が3対0でエジプトを破り準決勝へ進出した。決勝進出をかけてメキシコと対戦する。女子も2対0でブラジルを下して準決勝に進出した。次の相手は好調フランスである。今回の特徴は男女とも失点が少ないことである。一方ボール保持率は必ずしも高くない。男子は4試合で失点0、女子は4試合で失点1である。これほど守備の安定したチームは存在しない。金メダルの好機である。
準々決勝で2対0で負けたブラジルの監督が「日本は守備的に戦ったから優勝候補に相応しくない」と非難したが全くの見当違いである。守備をきっちりやることが攻撃の第一歩である。ブラジルからこんな的外れの非難を聞くとは思わなかった。男女の次の相手はメキシコとフランスである。必ず相手を撃破して決勝戦に進んでもらいたいものだ。
 男子は日本対ブラジル、女子は米国対日本になる。男子は73で日本有利、女子は64で日本有利。
 日本も強くなったものである。
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古事記1300年、日本語を漢字で表現する方法について

2012年08月01日 | 日本語
 今年は古事記が書かれて1300年である。ここに倉野憲司校注の古事記がある。この本は古事記の訳と原文とが比較できるようになっていて大変便利である。漢字しか知らなかった日本人がどうやって日本語を表現したかを考えるのに非常に有益である。今時代を3つに分けて記述しよう。

 2000年前 漢字、ひらがな、カタカナを知らなかった時代。
        しかしながら、日本語(韻文と普通文に分けて)は確実に存在していた。韻文とは和歌、
       長歌などである。

 1500年前 漢字が知られるようになり、漢字で人名、地名、物品名などを訓読みを使って表すようになった。
        なまさけ=生鮭、こがたな=小刀、たいすし=鯛鮓、いしかわのみや=石川宮、
        たかまがはら=高天原、わかたける=若武(他に若建、幼建、幼武などとも書く)

 
 1300年前 古事記、万葉集を漢字だけで表そうとして様々な工夫をした。韻文と普通文の表現法は
       次のようになっている。

       普通文 漢文風に表現していたが語順は漢文のまま、孤立語である漢文と膠着語である大和言葉の
           違いは、仮名がまだ発明されていないために何もせず放置。詠むときに想像で補っていた。

       韻文 漢字の音を利用して、一文字ずつゆるがせにしないで表現している。これを万葉仮名という。

普通文の例  天地初発之時 於高天原成神名、 天之御中主神。
       あめつちのはじめてひらけしとき 高天原になりませる神の名は あめのみなかぬしのかみ。

       原文の「於高天原成神名」は文字通り考えれば「高天原にある神の名は」ですが「高天原になり
       ませる神の名は」と敬語を入れて復元しています。これは古事記は稗田阿礼の日本語を漢字で表記
       したものですから元の日本語では敬語は着いていたはずです。それから作った漢文では敬語が抜け
       落ちています。敬語を漢文でどう表現するか不明であったために何もせず省略したものです。日本文
       にするときには敬語を復元するべきだというふうに本居宣長は考えました。同様に漢文にするときに
       抜け落ちたものに「てにおは」があります。日本語にするときにはこの「てにおは」は復元しなけ
       ればなりません。

       韻文の例  知波夜夫流 宇遅能和多理邇 佐袁斗理邇 波夜祁牟比登斯 和我毛古邇許牟
             ちはやふる うちのわたりに さおとりに はやけむひとし わがもこにこむ

       韻文として和歌を取り上げましたが31文字の歌のどの文字も正確に表現しなければなりません。
       そのため万葉仮名と呼ばれる漢字の音を借りて表現しました。従って大胆な省略を含む文章、
       (逆に読むときは)想像力を使ってかなり補わなければならない文章とは違ってきます。

1100年前 ひらがな、カタカナが発明され、あらゆるものを漢字かな混じり文で表現できるようになった。
        905年の古今和歌集がそのきっかけである。

        ひらがなの文章が日本語ですがこれを漢字で表そうとすると漢字だけの文章になります。これが
       奈良時代の日本語です。800年代の末にひらがなが発明され。その後は①万葉仮名をひらがな
       (又はカタカナ)で表現できるようになった。②漢文を読むときに想像で補ってた「てにおは」や
       「敬語」をできるようになった。その結果次のように表示するようになった。

             天地の初めて発けし時 高天原に成りませる神の名は 天の御中主の神。

             千早ふる  宇治の渡りに  棹執りに  速けむ人し   我が許に来む


        と漢字かな混じり文で表現するようになりました。
       漢字かな混じり文の特徴
       1.基本は大和言葉である
       2.大和言葉はひらがなで表現するのが基本である
       3.漢字の訓を利用して大和言葉の語幹を替わって表現している。
         漢字訓を使う理由は①短く表現する②印象を強くするためであろう

         わかたける=獲加多支鹵(音を利用した場合)=若建(訓を利用した場合)
         さお=佐袁(音を利用した場合)=棹(訓を利用した場合)

         「若建」や「棹」の方が短く強い印象を与えることができることは明白である


         




 
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