南京事件がユネスコの記憶遺産に登録された。拠出金の支払いを停止せよと自民党の一部が息巻いていたが、慰安婦が登録されるのを絶対に阻止するとトーンダウンしたようだ。何もしなければ南京事件が世界的に事実として定着してしまう。安倍首相もしっかりしてもらいたいものだ。ここで中国によって登録されたと言うこの時期に拠出金の支払いを停止し、事実無根を広報するのは非常に効果的で、経済的でスマートである。まず、中国が仕掛けて来たからそれに反応したとして拠出金の打ち切りが中国の責任になる。日本の責任にはならない。事実無根の根拠を主張するにあたり次のような主張を掲げるのはどうであろうか。
1 南京では1万5千人の中国兵が死に、1000人に日本兵が死んだ。民間人に紛れ込んだ便衣兵を処刑したこともあったが。一般人の犠牲はなかった。
2 南京大虐殺の証拠と言えるものが存在していない。
3 南京大虐殺については偽物と証明されている写真が100枚以上存在している。偽写真の存在は南京大虐殺がなかったことを示している。
4 南京陥落後日本は8年間にわたって南京を統治したが日本軍と南京市民の関係は良好であった。
日本が拠出金を停止すればユネスコには大問題である。なぜ拠出金を日本が停止したかに話題が移り、多くの国が日本の主張を読み、広報してくれる。そしておおくの国が日本に拠出金を再度出させるために日本にいろんなことを聞いてくるだろう。労せずして日本の主張が諸外国に知れ渡るのである。絶好の機会を利用しない手はない。南京について事実無根を主張するのは慰安婦問題にもプラスになる。容易に慰安婦問題も事実無根であるとの連想に結びつき、慰安婦について触れないで慰安婦の事実無根を主張したのと同じ効果が得られる。絶好の機会だ。