日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

政権交代だけが目標の民主党

2009年06月29日 | 政治

 民主党の議員の話を聞いていると政権交代だけが目標ではないのかと思えてくる。自民党がでたらめだとは言うけれど自分たちが何をどうするかは言わない。志の低さは自民に引けを取らない。 「今は見えないけど、政権を取れば財源がどこにあるか見えてくる」と言うのはある幹部が言ったことであるが無責任なものである。財源があるはずだという当て推量で発言しているのである。政権を取ってみたがどこにも財源がなかったとしたら民主党はどうするのであろうか。
 「政権をとってみたけど日本経済がこんな火の車だとは知らなかった」ではすまないのである。
  民主党の岡田幹事長他何人かの人が「麻生さんを代えるのはおかしい」とさかんに自民党をけん制している。麻生さんなら勝てるというのであろうが民主党が1ヶ月前に小沢代表から鳩山代表に代えたばかりであることはもう忘れたのであろうか。岡田幹事長は鈍感で馬鹿ではないだろうか。
  民主党がよく年金制度の抜本改正というが民主党は公的債務1000兆円をどう処理するのか何も触れていない。公的債務は年金の10倍ほど大きい。どんな年金制度を持っていても公的債務がこれだけ膨らめば年金も綻んでくるのは避けられない。本来公的債務を片付けない限り年金の抜本改正など口に出来ないはずである。もし公的債務を全部国民が払わなければならないとしたら日本国民は年金などもらえないと言うのが常識的な結論であろう。公的債務をどう処理するか民主党が言わないのは公的年金の抜本改革など考えていないことを示している。

 

 

 

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自民党は変わらなければならない(東国原知事)か?

2009年06月26日 | 経済


 東国原知事が「自民党は変わらなければならない」と言っている、総裁になって自民党を変えたいと言う。自民党が変われば何がどううまくいくのか。だれも反論しないが自民党が変わればうまくいくのか。企業献金を禁止するばうまくいくのか。そうとは思えない。公務員を思い切って減らせばうまくいくのか。公務員を減らして以前と同じ仕事をさせれば公務員が過労死するであろう。或いは仕事が杜撰になり預かった年金が誰のものかわからないということが起こるであろう。日本の公務員は国際的に少な過ぎるぐらいである。
 自民党の問題点は財源がないことである。削減したくないけど財源がないから削減しないといけない。金がないからバラマケないのだ。「地方は疲弊している。」その通りだが国に金がないから地方が疲弊するのだ。地方分権を実施する金がないのだ。自民党が変わったところで金がないということに変更がなければ同じことだ。東国原知事の「自民党は変わらなければならない」というのは的外れである。要は自民党が年間50兆円以上の財源を見つけてくることである。高橋某という元
財務官僚の言う埋蔵金などではない。安定した財源が必要である。総額1000兆円程度の安定財源があれば財政再建問題は解決できるのである。自民党が変わるかどうかは関係ない。
 もし東国原知事が「自民党は年間70兆円程度の安定財源を見つけてこなければならない」と言えば私は大賛成である。総裁にふさわしいと思う。年間70兆円が湧いてくれば財政再建はなんなくできる。
  ところがその70兆円の安定財源があるのである。

歳出削減と増税は国を滅ぼす、村島定行著、風詠社、500円、2008年11月

 

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国を奈落の底に落とす自民党

2009年06月26日 | 経済

 バブル崩壊以来、一時期財政出動をやったがほぼ一貫して歳出削減をしてきた。歳出削減はインフレを抑えるためにやるべきでデフレのときにやるべきではない。これは常識である。この常識違反をやったのが失われた15年の原因である。世界の18%もあった経済力が世界の8%に落ちてしまった原因である。日本国民を苦しみのどん底に落とし入れた張本人である。
 先日の総務会で福祉費用を毎年2200億円削減するのに反対する意見が続出して骨太の方針は維持できないことが決まった。経済にブレーキをかけようという骨太の方針に対して「待ってくれこれだけ国民が悲鳴をあげているのだ削減はやめてくれ」と反対が出たのである。 尾辻秀久氏がその反対派の中心であるが。総務会の動きはブレーキを踏むかアクセルを踏むかで対立し、ブレーキを踏まないことがきまっただけである。自民党がどちらに進むか決めかねている状況である。本来アクセルを踏むべき状況なのにブレーキを踏み続けたことが経済悪化の原因である。自由民主党は大きなデフレギャップがあるのに歳出削減を続けた。まるで需要圧殺政策である。自虐的な経済運営で国民は瀕死の重傷を負っている。
 尾辻秀久氏らの意見を理論付けて、大幅な財政出動を可能にしなければならない。与謝野財務大臣は「福祉は削らないがそれ以外では歳出削減を必ず実施する」と相変わらずの宣言をしている。財政再建の旗はおろさないそうだ。与謝野氏と自民党は毎年40兆円以上借金を増大させる路線を財政再建路線と言っている。正気の沙汰ではない。自民党は破産することが確実な財政再建路線に固執している。
  与謝野氏の言うのを聞いていると「日本経済を絶対に破産させるぞ」と息巻いているように聞こえる。第二次世界大戦の日本の軍部のようなものである。
  だからといって民主党に期待が持てるわけではない。「無駄を省けば10兆円は出てくる」と言うの鳩山由紀夫の言葉であるが財政再建に必要な額は毎年70兆円である。「10兆円は出てくる」では毎年60兆円が足りないのである。鳩山由紀夫は何も分かっていない。公的債務は1000兆円あって毎年40兆円増加するのである。10兆円程度の金では焼け石に水であることが全くわかっていない。
  国民は「年に70兆円引き出せる財源を持っている、或いは知っている」という指導者を求めている。そういう政党でなければ日本は救えないのである。民主党はその意味で全くの不適格者である。スーダラ節の植木等と同じである。

 

 

 

 

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東国原知事ー総裁候補を条件に出すー政治家は馬鹿ばかり

2009年06月24日 | 政治

  自民党が東国原宮崎県知事に出馬要請をしたが「総裁候補にすること」を条件に出されたという。これほど見事な条件はない。「自民党が馬鹿ばかりである」ことをあからさまに示すと言う意味で東国原氏は役者である。こういう条件を付けられて何とも言い返せない自民党の現状は哀れである。バブル崩壊以来、日本経済はつるべ落としの衰退局面に入って、この10年間で世界の18%から8%の下落してしまった。平時にこれほど急速に国力を減退させた国は歴史上存在しない。この原因は財政出動が必要なのに正反対の歳出削減を繰り返したところにある。アクセルをふかさなければならないのにブレーキを踏み続ければ日本国が失速するのが当然である。
 昨日の総務会の様子をみればまだアクセルかブレーキかでもめている。ブレーキ派の与謝野馨大臣が玉虫色の決着の後「まだ歳出削減は必ずやる」と断言している。こういう馬鹿や漢字を読めない麻生太郎がトップだから「自民党は馬鹿ばかり」と言っても誰も否定できやしない。東国原知事に「総裁候補にしろ」と言われて違和感を感じないのは「自民党の落日もいよいよ極まった」ことを示している。
  自民党に代わりに政権をとりそうな民主党も「我々はもっとむだを省ける」といっているからから自民党よりもっと頭が悪い。「ムダは大いに結構、じゃんじゃん金を使わなければならない。日本にはいくらでもお金はある。」という正解を知っている政治家がいない。そうすると日本のデフレは止まらない。少子化も止まらない。日本の没落は波止めが掛からない。
  昨年夏まで世界はインフレの最中にあった。リーマンショックをきっかけにインフレは一転収縮に向かったがインフレの資金のかなりのものは日本の金であった。日本は世界をインフレに出来るほどお金があるのである。世界中に金を貸している世界最大の債権国である。この国が借金で首が回らないと言うのはおかしいと考えなければならない。それをおかしいと感じないほど日本人は馬鹿になったと言えるのである。さればこそ歳出削減を繰り返し、飢え死にする人が出て、自殺者が3万人を超え、子供の数が減り、経済が大幅に縮小してもその誤りに気付かない。政治家、役人、学者、マスコミは「無駄を省けの大合唱!」それが不況の原因である。

歳出削減と増税は国を滅ぼす、村島定行著、風詠社、500円、2008年11月

 

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骨太の方針はもともと馬鹿げている

2009年06月23日 | 政治

  3年前に決めた骨太の方針に「年間2200億円福祉予算を削る」というのがある。これを昨年同様今年も堅持しようと言う方針が自由民主党内の反対で総務会で了承されなかった。削減するという文言の代わりに「必要なところには手当てをする」という正反対の文言を入れる要求が出されて紛糾したと言う。あれこれ紛糾して玉虫色の決着になったようであるが玉虫色の決着では道を誤ったと同じである。
 解説者は「これで財政再建が破綻に瀕している」等と言っているが、今回の措置で財政再建が破綻に瀕したのではなく、もっと前から「財政再建など不可能というのは明白になっていた」と言える。なぜなら大幅な歳出削減にもかかわらず年間40兆円借金が増大していたのである。昨年も、一昨年も同様だったのである。目標から遠ざかりながら財政再建はうまく言っているとごまかしていただけである。
 基本的な点は日本経済は金を使いすぎて不況になったのではなく、金の使い方が少なすぎたから不況になったのである。そこのところを取り違えていたことが失われた15年ないしは失われた20年といわれる史上最長のデフレの原因である。
 毎年50兆円以上の日銀券を増刷して必要な財政出動を行うのが正しい。
  総務会での造反劇の中心になった尾辻代議士には私の本を送っっている。本の内容に沿った動きをしてくれている。がんばってください。

歳出削減と増税は国を滅ぼす、村島定行著、風詠社、500円、2008年11月

 

 

 

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自由社版ー新しい歴史教科書批判ー⑤五族協和は夢か

2009年06月23日 | 歴史
⑤満州国の五族協和、王道楽土のスローガンについて次のようなコメントをつけている。
  「満州、漢、朝鮮、日本、モンゴルの五つの民族が共存共栄する土地である」という意味。しかし、日本人は、そのリーダーが日本であるのは当然だと勝手に決めていた。日本との関係ばかりでなく、各民族間の利害も対立することが多く、現実は理想にほど遠かった。

  こういうコメントは必要であろうか。満州からロシアを追い払ったのは日本であり、現実に満州国を作り上げ、五族協和を掲げたのは日本である。日本以外に中心になるものはいないであろう。日本が中心になることを決めていなかったとしたらそれこそ無責任である。満州国ができて数年で五族協和が実現したとしたらそれこそ奇跡である。現実が理想に程遠かったとしても、五族協和の理念が嘘であったことにはならない。満州国は12年で日本の敗戦で亡んだが五族協和の理念が掲げられたことが重要ではなかろうか。
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自由社版ー新しい歴史教科書批判ー④満州事変と満州国建国

2009年06月22日 | 歴史

④事変前夜の満州
 日露戦争の勝利によって日本は両党半島南部の関東州を租借し、ロシアから長春より南の鉄道の営業権を譲り受け、南満州鉄道を設立した。昭和初期の満州にはすでに20万人以上の日本人が住んでいた。その保護と関東州および満鉄を警備するため、1万人の陸軍部隊(関東軍)が駐屯していた。
 関東軍が、満州の軍閥・張作霖を爆殺するなど満州への支配を強めようとすると、中国人の排日運動も激しくなり、列車妨害や日本人への迫害などが頻発した。さらに日本にとって北にはソ連の脅威があり、南からは国民党の力も及んできた。こうした中、関東軍の一部将校は満州を軍事占領して問題を解決する計画を練り始めた。

  満州の軍閥・張作霖を爆殺というのは河本大作のことであろうが、これには「コミンテルンが爆殺して日本軍の仕業に見せかけた」という話があり、関東軍がやったと言うのは事実ではない可能性がある。列車で走行中に爆薬を線路に仕掛けて爆殺するのは非常に困難だからである。丁度張作霖が真上に来たときに地面に置いた爆薬を爆発させることができるであろうか。時速60キロメートルで走っていれば分速1キロメートル、秒速17メートルである。爆破の時間が1秒ずれれば17メートル目標は移動する。ぴったりの時間に爆殺するのは至難の業である。運よく丁度真上に来たときに爆発したとしても間に車体があり、直接張作霖に害が及ぶとは断言できない。
 破壊された列車の写真があるが、列車の屋根だけが飛ばされてなくなっていた。これは爆薬は線路上ではなく、張作霖の居室内に設置されていたことを示している。

 

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自由社版ー新しい歴史教科書批判ー③明治維新とは何か

2009年06月21日 | 歴史

③中国・朝鮮と日本との分かれ目 
 このような国際情勢の中で、中国(清朝)は欧米列強の武力による脅威を十分認識することができなかった。中国に朝貢していた朝鮮も同じだった。アヘン戦争に衝撃を受けたのは、中国よりもむしろ日本であった。
  中国は昔から自国の文明を世界の中心と考える中華思想があり、イギリスなどは世界のはての野蛮な民族であると見なしていた。そうしたこともあって、西洋文明を取り入れる動きは実を結ばなかった。その結果、清朝は次第に列強に侵食され領土の保全も危うくなった。
  それに対し日本は江戸時代を通じて、武家社会という面があり、列強の軍事的な脅威に敏感に反応した。とくに薩摩と長州の有力な藩が欧米諸国と戦争をした結果、欧米と日本の力の差を痛切に認識し、西洋文明を積極的に学ぶ方向に政策を転換した。P148

  概ね正しいが西欧の力を知る機会はアヘン戦争などで中国にもありました。西欧の脅威を認識する力に日本と中国では差があったことが大きな違いではなかろうか。その差はどこから来るかというと日本の識字率は50%くらいあったのに対し、中国は数%で非常に低かったことを挙げなければならない。多くの本が出版され、浮世絵なども庶民の楽しみとして流通するほど社会が発展していたことを指摘するべきです。蘭学として西欧の知識の研究は進んでいました。日本は金と銀の二通貨体制で毎日の金と銀の交換に関する相場がたっていました。米の先物取引が既に始まっていました。米国のシカゴで先物取引が始まる100年前です。それほど進んだ社会だったのです。西欧が浮世絵に魅了されたのは絵の美しさもありますが浮世絵を描く日本人の近代精神により多く魅了されています。美しいもの、魅力的なもの、描きたいもの、を絵にする、そしてその絵を大衆が支えるという絵の近代的な在り方に影響を受けています。それまでの西欧の絵は金持ち、王族、教会のために存在していましたが日本の浮世絵は絵の好きな大衆のものだったのです。日本の文学だって大衆のものでした。
  こういうところも書いて欲しいのですが無理な注文でしょうか。

 

 

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自由社版ー新しい歴史教科書批判ー②白村江の戦い

2009年06月20日 | 歴史

 ②白村江の戦いと国防の備えー7世紀の半ば、朝鮮半島では、新羅が唐と結んで百済を攻めた。日本と300年の親交がある百済が敗れ、半島南部が唐の支配下にいることは日本にとって脅威であった。そこで中大兄皇子を中心とする朝廷は、百済を助けるために、多くの兵と物資を船で送った。唐・新羅連合軍との決戦は、663年半島南西部の白村江で行われ、2日間の壮烈な戦いののち、日本側の大敗北に終わった。日本の軍船400席は燃え上がり、空と海を炎で真っ赤に染めたと言う。こうして百済は滅亡した。新羅は唐と連合して高句麗も滅ぼし、朝鮮半島を統一した。
 いっぽう、百済からは、王族や貴族をはじめ、一般の人々までが日本に亡命してきた。そのうち一部は近江、一部は東国に定住した。朝廷は彼らをあつくもてなし、政治の制度の運営についての知識を得た。P40.

 この文章全体が何かおかしい。何かを隠そうとしているようです。百済は663年に亡んだのではなく、660年の時点で滅ぼされています。白村江の戦いは百済救援でなく、百済復興のための戦いであること、それに百済の遺臣達が百済復興の戦いを起し、日本に支援を要請したことが書かれていません。百済の遺臣たちの要請を受けて日本は軍隊を派遣したのです。そのことが書かれていないで漠然と半島南部が唐の支配下に入るのは脅威だと書けば、白村江の戦いの真の姿を隠してしまいます。最後の「彼らをあつくもてなし、政治の制度の運営についての知識を得た」のは真実でしょうか。亡びた国の政治の制度の運営について知識を得て何か意味があるのでしょうか。 当時の日本は百済の皇太子を人質として取っていたわけで、「あつくもてなし」というのは事実ではありません。それに「亡命」と言う用語は適切でしょうか。「避難」あたりが適当ではないでしょうか。
  「政治の制度の運営についての知識を得た」という文章は日本語としてなっていません。

 


 
 

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自由社版ー新しい歴史教科書批判ー①阿修羅像

2009年06月20日 | 文化

 自由社が発売している歴史教科書を購入し、読んでみた。いくつか問題点を感じたので書いていきます。最後まで読んだあとの感想ではなく、読み進む中で、感じたままの備忘録のようなものになるでしょう。後でまた整理するつもりです。

 ①阿修羅像(奈良・興福寺蔵)少年の顔立ちを持つインドの守護神像。そのきりりとした表情が女子修学旅行生の人気を集めている天平ボーイ。P65

 最近の阿修羅像の人気はすばらしい、東京で行われた展示会には90万人を超える観客が押し寄せたという。女子修学旅行生だけの現象ではない。「天平ボーイ」とは何という表現か。歴史の教科書ですぞ。まるで週刊誌の記事のような表現である。こんなことを書かないで、なぜインドの守護神像が興福寺にあるのかを説明してもらいたい。

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オバマ大統領の核廃絶

2009年06月13日 | 政治
 オバマ大統領が核兵器のない世界をつくろうと発言したことからにわかに核廃絶を言う人が多くなった。中には「麻生太郎が率先して核廃絶を訴えなければならない」と言う人がいる。踊らされて何かやっても世の中は動かない。 自国の核兵器を廃絶することの出来る国はあるであろうか。米国は?ロシアは?中国は?フランスは?英国は?イスラエルは?インドは?パキスタンは?北朝鮮は? 一体どこの国が核兵器を廃棄できるであろうか。どこの国も手放すことはできない。出来ることはこれ以上核兵器を持つ国を増やさないようにすることだけである。こういうのは核廃絶とはいわない。核独占と言うべきである。もし核兵器がない世界が出来たらどうであろうか。抜け駆けで隠れて誰かが核兵器を作れば世界を脅すことができる。暴力団程度が核兵器を持てば暴力団が世界を支配できるのである。 今や「核兵器は10万円でできる。高校生も作れる」と言われる時代である。核廃絶は限りなく難しくなっている。 オバマ大統領が何を考えているのかはっきりしない。考えが分かってからでも遅くはない。具体的な提案はなされないかも知れない。
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日本対カタール  日本は走り負けていた

2009年06月11日 | スポーツ

 日本対カタール戦が引き分けに終わった。日本の快勝を期待して集まった65000人の観客を失望させた。遠藤を怪我でかき、長谷部は前試合に食らったレッドカードで試合に出られない。岡田監督も前試合における退場処分で指揮を取れない。悪条件は重なったかもしれないが誰が出てもレベルは落ちないはずではなかったか。 基本的には走り負けていた。ボールの支配率でもシュートの数でも圧倒されていた。W杯出場が決まり伸び伸びプレーが出来てキリンカップのような圧勝が見られると予想する意見もあったが「W杯出場が決まったからのんびりいこうや」となってしまった。
  前の試合のウズベキスタン戦の出来もよくはなかった。勝ちにはなったが引き分けの可能性もあった。
 今のような試合ではW杯で決勝トーナメントへすすめない。W杯4強も当然難しい。
   日本はW杯最終予選でアウェイで4勝ゼロ敗でホームで1勝3分けはどうしたことかホームは勝たなければならないというプレッシャーで力を発揮できないのか。

 

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時間の流れ

2009年06月09日 | 文化

 小学2年生の夏休みが終わったときに「今年の夏休みは去年の夏休みより短かった」と感じたことを覚えている。どの程度短くなったかその時の印象を今思い返して数字にすると15%程度であろうか。現在では常識として「時間の進み方は次第に速くなる」ことを知っている。その後も「今年の夏休みは去年の夏休みより短かった」はずであるが、そう感じたかどうか覚えていない。そう感じたとしても「こんなものだ」と考えて特に印象に残らなかったことも考えられる。
 人間が計算機と同じくクロック周波数に同期している動いているとするとクロック周波数が15%減ったとすると同じ時間で刻むクロック数は15%減少する。それは15%夏休みが短くなったと感ずる原因となるであろう。クロック周波数はつまり頭の回転の速さを意味する。人間は年とともに頭の回転は遅くなる。遅くなるが経験を積むことで考える幅が広くなり、回転の落ち込みに起因する衰えをカバーできる。遅くなり全く頭が回転しなくなった時が人間の死であろう。
  人間は12歳の頃が一番頭がいいという。その頃が経験の蓄積も進み総合的に12歳の頃がピークと言うのであろう。頭の回転自身はもっと早くから遅くなるのであろう。頭の回転が遅くなることを老化と名づけていいのであれば日本人の老化は3,4歳にはもう始まっている。
  ここまで書いてきて、私の母が90歳の頃よく言った言葉を思い出した。
 「ついこの間、18歳だと思っていたらもうこんな歳になっちゃった」この言葉も「時間が年齢と共に速く過ぎ行く」ことを言っているのであろう。
  昨年定年になり、髪も白くなり、皺も増え、外見的には老化の兆候は歴然としているが、内的には老化の兆候としては何があるだろうと考えたときに何もないのである。
 もっとお迎えが近くなれば内的にも老化の兆候は歴然としてくるのかもしれないが今のところ何もない。老化は外見だけでひょっとしたら内的には年を取らないのが人間一般の姿ではないのかと想像したりしている。これは私の予想と違っている。

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サッカーW杯への出場おめでとう

2009年06月07日 | スポーツ

 昨夜の対ウズベキスタン戦は1-0の辛勝であったが勝ち点3を取り、南アで来年開催されるW杯へ出場が決まった。それにしても岡崎の先制点はわずかの差で相手より先に出て、シュートができて、キーパーが弾いたボールが運よく岡崎の頭のところに来てぶつかったようなもの。幸運としか言いようがないゴールであった。ピッチの状態も地元寄りの審判など問題の多い中で、0点に抑えたのは成功であった。 何はともあれW杯出場決定したのはおめでとうである。チームの目標は「W杯ベスト4」だそうだから、期待したい。そのためには最終戦の豪州戦に勝って一位通過を勝ち取ってもらいたい。
 日本のサッカーの環境は悪くない、高校サッカー選手権の参加チームは4000チームを超える。この中から選ばれた選手がプロサッカー選手となる。これだけ恵まれた環境の国は多くはない。W杯で決勝トーナメントの常連になるのは夢ではない。そのためには先ず第一にそういう目標を持つことである。

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 破綻しているのは年金制度ではない。

2009年06月07日 | 経済
 今朝のプロジェクト21で「年金制度は破綻しているか」と言うテーマの討論が行われていた。民主党は年金制度は破綻しているとし、破綻に何も手を打たない自民党は無責任だと攻撃し、我々は年金制度の抜本改正をする、やらせて欲しいと宣伝する。自民党は年金制度の破綻はいたずらに不安をあおり選挙を有利にしようと言う党利党略であると答える。
 破綻しているのは年金制度ではなく日本経済そのものである。税収45兆円で85兆円を毎年支出するのである。公的債務は900兆円あり、年に40兆円増加する。この公的債務900兆円が問題であって年金制度が問題なのではない。「公的債務900兆円をどうやってゼロにするか」が最大の問題であり、これを成功させなければ、年金制度の抜本改正などあり得ない。 民主党の公約を見てみると「公的債務をどう処理するのか」が見えない。経済は多面的であり、いろんな言葉で表現される、「公的債務の処理」に触れるかわりに「デフレを阻止する」ことに触れてあれば救いがあるが民主党は「デフレを阻止する」ことにも触れていない。日本経済の悪化は十五年続いたデフレの結果である。
 デフレを止めれば借金の増加は止まり、公的債務を処理すればデフレが止まり成長が始まる。こういう関係になっている。公的債務を処理することとデフレを止めることは別々の問題ではなく同じ一つの問題である。この問題を解決しなければ日本経済の再生はあり得ない。
 民主党は経済の抜本的な建て直しの問題を避けて、年金制度の抜本改正などという人気取り政策に走る、「政権を取りさえすれば後は野となれ山となれ」と考えている、自民党以上に無能で無責任な政党である。
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