民主党の議員の話を聞いていると政権交代だけが目標ではないのかと思えてくる。自民党がでたらめだとは言うけれど自分たちが何をどうするかは言わない。志の低さは自民に引けを取らない。 「今は見えないけど、政権を取れば財源がどこにあるか見えてくる」と言うのはある幹部が言ったことであるが無責任なものである。財源があるはずだという当て推量で発言しているのである。政権を取ってみたがどこにも財源がなかったとしたら民主党はどうするのであろうか。
「政権をとってみたけど日本経済がこんな火の車だとは知らなかった」ではすまないのである。
民主党の岡田幹事長他何人かの人が「麻生さんを代えるのはおかしい」とさかんに自民党をけん制している。麻生さんなら勝てるというのであろうが民主党が1ヶ月前に小沢代表から鳩山代表に代えたばかりであることはもう忘れたのであろうか。岡田幹事長は鈍感で馬鹿ではないだろうか。
民主党がよく年金制度の抜本改正というが民主党は公的債務1000兆円をどう処理するのか何も触れていない。公的債務は年金の10倍ほど大きい。どんな年金制度を持っていても公的債務がこれだけ膨らめば年金も綻んでくるのは避けられない。本来公的債務を片付けない限り年金の抜本改正など口に出来ないはずである。もし公的債務を全部国民が払わなければならないとしたら日本国民は年金などもらえないと言うのが常識的な結論であろう。公的債務をどう処理するか民主党が言わないのは公的年金の抜本改革など考えていないことを示している。