朝日新聞の天声人語など普段読むことはないのだが何気なく目に入ってトンデモない内容に引かれて最後まで読んでしまった。昨年31年ぶりに3兆円の貿易赤字になったことに関するものである。これを「一時代の終わり」を意味すると大げさに取り上げているのに驚いた。昨年の貿易赤字は一時的な原因が重なっている。まず東日本大震災で部品の生産が出来なくなり自動車の減産につながったことが大きい。それにタイの水害も重なった。タイでは多くの日系企業が被災し生産に影響が出た。しかし徐々に生産が復旧すれば輸出が回復するのは時間の問題である。さらに50基近くの原発が停止し、代わりに火力発電をするために原油や天然ガスの輸入が増えたと言う事情も重なっている。原発を再稼動させれば燃料代の輸入は大幅に減る。
天声人語子は「利子や配当で赤字が埋まらなければ外国から借金しなければならない」とまで書いている。天性人語を書いた人は日本に15兆円の利子や配当があり経常黒字が10兆円を越えることは知っているだろう。利子や配当がなければという仮定が現実とは違っているのである。現実とは違う仮定のもとに「外国から借金しなければならない」などと書く必要がどこにあるのだろうか。現に野田首相は昨年末韓国に債務不履行に陥らないよう5兆円を貸す約束をしたばかりである。さらに日本は昨年だけで為替介入と称して30兆円近くを米国に貸しているくらいである。
最後に天声人語は「輸出に代わるべき日本の次の「決め球」は何か」とあれこれ議論するのである。これからの日本が貿易赤字になることを前提にして話を進めるのである。本年度には貿易は黒字に戻り、20兆円近くの経常黒字が出るのは確実である。
天声人語はまるで貿易赤字を大喜びし、何時までも赤字が続いてくれることを望んでいるように見える。こんなとんでもない内容の文章を書いて恥ずかしくないのであろうか。
天声人語子は「利子や配当で赤字が埋まらなければ外国から借金しなければならない」とまで書いている。天性人語を書いた人は日本に15兆円の利子や配当があり経常黒字が10兆円を越えることは知っているだろう。利子や配当がなければという仮定が現実とは違っているのである。現実とは違う仮定のもとに「外国から借金しなければならない」などと書く必要がどこにあるのだろうか。現に野田首相は昨年末韓国に債務不履行に陥らないよう5兆円を貸す約束をしたばかりである。さらに日本は昨年だけで為替介入と称して30兆円近くを米国に貸しているくらいである。
最後に天声人語は「輸出に代わるべき日本の次の「決め球」は何か」とあれこれ議論するのである。これからの日本が貿易赤字になることを前提にして話を進めるのである。本年度には貿易は黒字に戻り、20兆円近くの経常黒字が出るのは確実である。
天声人語はまるで貿易赤字を大喜びし、何時までも赤字が続いてくれることを望んでいるように見える。こんなとんでもない内容の文章を書いて恥ずかしくないのであろうか。