日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

平成最後の建国記念日の挨拶

2019年02月12日 | 経済

 

 「建国記念の日をお祝いする県民の集い」にお集まり頂きまして有難うございます。主催者を代表して一言ご挨拶申し上げます。

 建国記念の日は初代の神武天皇が橿原神宮で即位された日を記念して決められています。日本では神武天皇以来今上天皇まで125代が連綿として引き継がれ、今年の4月30日には今上天皇が退位され、翌日皇太子殿下が即位されます

 日本国の歴史は古事記と日本書紀に書かれていますが神話から現代までつながっていることが特徴です。古事記では初代の神武天皇以前が神話として扱われ、神武天皇以降が人の世の歴史として書かれています。初代の神武天皇から今上天皇まで絶えることなく続いてきたことは江戸時代の学者の本居宣長によりますと「日本では正しい政治が行われてきた」からに他ありません。

 欧米では歴史は権力の奪い合いと説明しますが日本で八紘一宇、つまり世界を一つの家とする考えですから基本的に喧嘩はありません。しかしながら昨今は老人福祉施設で虐待があったり、小学校4年生の女の子が実の父から虐待を受けたり、悲惨な話が多いように見えます。これでは政治が正しく行われているとは言えません。教育勅語が重要視されていた戦前では全くありえない異質な事件です。戦後は教育勅語は国会で無効の宣言がなされ、道徳教育は軽視されています。神社仏閣は教えられず、宗教教育もありません。天皇の存在についてもあまり教えられていません。建国記念日にあたり、日本の美風をもう一度取り戻す、試みが必要なのではないでしょうか。今年は御代がわりの年です。日本国の成り立ち、いいところを確認するよい機会にしなければなりません。

 日本の歴史を見てみますと全て天皇を中心に動いてまいります。元明天皇の命により古事記が編纂され、頼朝が征夷大将軍に任ぜられることにより1192年に鎌倉幕府が始まり、徳川家康が征夷大将軍に任ぜられることにより1603年に江戸時代は始まったと言えます。現在でもそれは変わりません。天皇陛下の招集によって国会が開かれ、天皇陛下による任命によって大臣は大臣になります。このやり方は初代の神武天皇より変わっていませんので日本の建国記念日は世界一古いのです。中国は1949年が建国記念日です。韓国は1948年です。米国は1789年です。日本の場合は建国年度がわかりませんが一番古いことは確実です

 次に日本の特徴としてあげられるのは「大和言葉が変わらず使われて来た」ことでしょう。万葉集の言葉は我々に良くわかります。それから40代ちょっと遡れば天照大神です。同じ一族ですので天照大神の言葉もわかるのではないでしょうか。言葉は文化活動の基礎です。日本には万葉集以来豊富な古典文学が残されていますし、能、狂言、歌舞伎などの文化の花が咲き誇っていました。近代日本文学や漫画やアニメの隆盛につながっています。

 日本国とは天皇家を中心として正しい政治が行われて、国民が楽しく、幸福に暮らして来た国です。安定した言語のお陰で盛んな文化活動、精神活動のあった国です。

 その言葉の特徴が最近は英語の氾濫により変わってきているように思います。ドルフィンポートとかパブリック・ビューイングとかアンチ・エイジングとか英語そのものを使うのが一般的になっています。これでは「いるか」や「港」という日本語が使われ無くなります。「ドルフィン」と「いるか」が違うものを指すと誤解する人も出るかもしれません。日本語を大事にしない風潮は由々しき問題に感じます。

 建国記念の日はこのような日本国の素晴らしさ(色々問題もありますが)を噛み締める日です。第一部の奉祝式典に続き、第二部で伊勢雅臣先生のご講演があります。お楽しみ下されば幸いです。