NHKの「100分de名著」

2024-01-23 15:08:09 | 

 今月は、ジーン・シャープ「独裁体制から民主主義へ」の再放送。

 前に見たが、内容に問題があるのにゃ。たぶん来週の放送になると思うが、「独裁体制を平和的に転覆させたのか、暴力的に転覆させたのか。統計的には前者のケースの方が多い。だから、暴力を使うべきではない」、というような主張をアメリカの政治学者が行ったという。だが、これは、実に愚かな考え方だと思う。暴力的なやり方が選択されたケースには、それなりの必然性があったのではないか。どちらのやり方が適切なのかは、それぞれの国情によって違うのではないか。ルーマニアのようなケースで、暴力を用いない革命はありえたのか。暴力を用いなければ成功の確率が上がるというのは、まったく現実離れした意見ではないか。

 どうも、非暴力的な闘争が、きれいごとにすり替わっているような感じがするにゃ。非暴力でダメなら暴力で、という選択も当然ありうるのにゃ。

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