接触確認アプリが注目されているが・・・。
このアプリがあれば感染が防げるわけではない。あくまでも事後的に「確認」するだけだ。にもかかわらず、重要視されている。これから大規模なイベントも再開されるというが、参加者にインストールを義務づけるべきという意見もある。スマホを持っていない年寄りや小中学生はイベントに参加できないことになるが、彼らにスマホを買わせるという裏の目的もあるのだろうか。また・・・。
先日の劇場クラスター。小規模な公演だったのに、濃厚接触者は850人にも及ぶとか。これが大規模なイベントだったら、どうなるか。経済の再開に合わせて、全国で行われるようになるのだから、日に数千人、数万人の濃厚接触者が出てくるだろう。そうなると、このアプリがあっても、大して慰めにもならない。通知が来ても、PCR検査の処理が追いつかないから、何日も待たされることになる。陽性者を収容する施設もパンクする。
接触確認アプリを「免罪符」のように使って、大規模イベントを開催すべきではない。よっぽど注意して人数を絞らないと、悲惨な結果になる。