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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

なでしこ、東京五輪の冒険が終わる

2021-07-30 20:59:54 | 日記
 勤務を終えて帰宅したのが19時45分。

 NHK教育テレビのダイジェスト放送、そして父の「1-1の同点だ」という声掛けから、日本女子五輪代表対スウエーデン女子五輪代表が、拮抗した戦いをしていることがわかりました。

 驚いたのは、テーピングで固定して右脚をかばっている背番号、岩渕真奈を先発で起用したことです。

 僕は勤務中、こう考えたんですよね。

 「岩渕を途中出場させるなら、長谷川唯をセカンドトップで起用したらどうか」
 「彼女の代役はレッドダイヤモンズの塩越を起用したらどうか」
 「恐らく田中と菅沢という、特徴の似通った選手を2トップで採用はないと思うな」
 
 と想像していたら、何とその菅沢はベンチにも入っていない、ある意味高倉監督は岩渕真奈を脚の状況に関係なく、使い続けるつもりだということがわかりました。

 走れないわけではない、シュートが打てないわけでもない。

 ただ、テーピングをしていない選手をベンチに下げ、2トップの代役をスタンド観戦という形を決断した高倉監督の心情を、僕は正直このブログを書いている最中でもよくわかりません。

 難しいのは、カナダ戦もグレート・ブリテン戦も含めて、大差で敗れなかったこと、つまり、拮抗している部分はある、そしてパスワークなど優位性を保持できた時間もそれなりにある点です。

 これが完全なる敗北ならば、劇的な選手の入れ替えを軸にドラスティックな改善案が示される、つまりわかりやすい強化策が提示できますが、このような敗戦、ドローはむしろ

 「欠点、修正点を覆う可能性」

 があると感じます。

 彼女たちの冒険は今日で幕を閉じますが、選手たちの決断はどうなるでしょうか。

 僕は誰一人、後進に道を譲る、年齢を考慮して代表招集は最後、という選手は登場しないと思いますね。
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選手は妻に、屈託を話すものだろうか

2021-07-29 22:25:33 | 日記
 もし僕が優秀と呼ばれるサッカー選手、と仮定します。

 サッカー選手は代表、もしくはクラブに在籍するわけですから、個人競技とは異なり連敗や個人のミスを、全体で共有しないといけませんよね。

 どれだけ自分が納得のいくプレイができた、得点を決めた、敵のゴールを未然に防いだ、としても勝ち点ゼロであれば何の意味もありません。

 勝利ボーナスも得られず、ファンとマスメディアから手厳しい声が挙がることを、我慢して受け入れる事が必要となります。

 実際の僕は妻と子供がいませんし、電話やメールで気軽に話せる相手もいません。

 でも、選手の多くは妻帯者ですし、もし僕が同様の立場だとすれば、敗れた試合の後、納得のいくプレイができず、心にわだかまりを抱えていることを妻に話すだろうか。

 と考えた場合、僕は話さないと断言します。

 現実問題、選手たちがどうしているかは定かではありませんし、独身選手ならば頻繁に通う料理屋のおかみさんや、サウナやジムなどの指導員の方に話しかける事はあるかもしれません。

 僕には弟がいて、彼は母に

 「今日、こんなことがあった」
 「本当に疲れたよ」

 と漏らします。

 母は既に定年を迎えいているために働いていませんが、当時は僕や父に

 「今日はさ、こんな頭にくることがあった」
 「もっとこんなやり方があると思うんだ」

 などと語りかけたものです。

 でも、僕はいっさいがっさい、そのような事をしたことはありません。

 僕はむしろ、本(文庫や図鑑、ファッション誌)を眺め、気分を落ち着かせてきましたし、今もその方法に変化はありません。

 自分の心情は自分にしかわからないし、他人様(血縁含む)に話したところで何の解決にもならないと思っているためですが、他人様に話してもむしろ痛みと傷は開く一方ではありませんか。

 僕が結婚しても、妻に日常の事を話すことはないでしょう。

 だからこそ45歳で独り身なのだと自分でも思いますが。
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日本女子五輪代表、4強をかけスウエーデン女子五輪代表と対戦へ

2021-07-29 22:06:07 | 日記
 高倉麻子五輪女子監督は、マスメディアが岩渕真奈を取り囲んで取材することにくぎを刺したといいます。

 理由は「彼女はナーバスになっている」というもので、岩渕の心情を思うと何となくわかります。

 テーピングで固められた右脚の回復具合
 しかも彼女は在籍するアーセナル・レディースの新シーズンの事も考えないといけない
 アストン・ヴィラから移籍して間もなく、外国籍選手は悠長なことはいっていられない
 代表の背番号10を背負うだけの体調とは程遠い

 これらを考慮すれば、明るく過ごしましょう、仲間がいるよ、と肩を叩かれてもそうそう前向きに離れないと思います。

 僕自身、これほど重要な出来事に遭遇していなくても心中に「屈託」があるくらいですから、日の丸を背負う以上「屈託」の度合いは選手によって異なっても、当然存在します。

 先日もお話ししましたが、そのテーピングで固めた脚を気にする背番号10に頼らざるを得ない前線の現状。

 これが五輪女子代表のある種限界を示しているようにも思えます。

 一方でチリ戦でレフトハーフに入った杉田、と中盤センターの林、そして右のフルバックとハーフに入った清水とのコンビネーションは見る価値があると思います。

 スウエーデン女子五輪代表は、当然上背とフィジカル・コンタクトで日本を凌駕しますから、終盤まで試合が拮抗していれば、パワープレイでに訴えることもあるのではないでしょうか。

 高倉監督は一貫して4-4-2を採用しており、選手たちはこの布陣を熟知しているに違いありません。

 2トップの田中、そして菅沢に良い形でボールを供給し、優位な形で試合を進められたら良いと思います。
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五輪代表から感じられる高揚感

2021-07-29 11:33:10 | 日記
 バルセロナ所属 ウスマヌ・デンベレ
 パリ・サンジェルマン所属 キリアン・エムバッペ

 もし指揮官が招集を希望したとされる両選手、そしてレアルからユナイテッドに移籍するラファエル・ヴァランヌがフランス五輪代表に帯同していれば、4-0という結果にはならなかったと思います。

 逆に言いますと、日本が早い段階でオーバーエイジ3選手を招集でき、合宿に帯同できたことが凄く大きい出来事だったことがわかります。

 過去、フィリップ・トルシエが練習の中でも幾度も叫んだキーワードに、「ウエーブ」「ストッピング」「プッシュ・アップ」などがありましたが、「オートマティズム」も同様でした。

 日本五輪代表は「ホスト」であるため、直前海外遠征をする必要がなく、休養を得ながら練習できましたし、当然他国の選手たち(競技に関係なく)が直面している

 高い気温と湿度
 テニスのように、昼間の試合が午後にスライドするという突発的な対応
 ひらがな、漢字、カタカナの混じった看板、案内表記
 時差や日本語、日本食

 などを煩わしく思う必要がないという点も大きいのでしょうが。

 それを差し引いても、現在の五輪代表が持つ高揚感は

 A代表の主力たちも安泰とは到底言えない
 A代表の選手たちよりも、ポジションを複数こなせる優位性

 という二つの側面からも感じられます。

 そのトルシエは五輪とA代表の選手を掛け合わせ、2000年アジアカップ優勝で、2年後のワールドカップの根幹を形成し、16強進出という目標を達成します。

 森保監督は相当数の選手をA代表でも起用すると思われますが、過去最大級の苛烈ともいえるワールドカップ本戦にむけての競争が始まる予感が漂います。
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各国の五輪ジャージを見ながら

2021-07-29 11:16:57 | 日記
 日本五輪代表はスタジアム入りする際、森保監督も含めダンヒルの公式スーツではなく、デイパックにアシックスのジャージ姿でした。

 そして試合が始まると、森保監督は通常通りスーツ着用で指揮を執りました。

 一方のフランス五輪代の選手たちはナイキのジャージで出場していましたが、指揮官とコーチたちは五輪公式ウエアの「ラコステ」でベンチ入りしていました。

 規約を順守することはやはり大変ですね。

 先日の大リーグオールスターにおいて、大谷翔平は契約するヒューゴ・ボスを着用し、スタジアムに登場しましたが、ヒューゴ・ボスからすれば北米市場は安泰と思えるほど、実力と人気を備えた選手を契約できました。

 ボスはレアル・マドリードやインテル、そしてドイツ代表というサッカー界の重鎮たちと契約していますから、欧州市場は盤石の体制と言えます。

 彼らからすれば北米市場、アジア市場を考慮した際、今後は日本を軸に展開を考えているのかもしれません。

 ちなみに日本五輪選手団の公式スーツは「AOKI」が手掛けています。

 僕もよく利用しますが、店内を散策していると

 「塚田さん、この公式ブレザーを試着してみない」
 「五輪開催の記念になるよ」

 と店員さんが笑いながら、声をかけてくることもあります。

 それだけ公式スーツ、公式ジャージというのは手掛ける方としては名誉であり、同時に世界中から色彩、デザインに関して評価される、厳しい側面がありますよね。

 アシックスは前回のリオ五輪でも選手団に公式ジャージを提供しており、2006年のトリノ五輪はデサントでした。

 契約期間がいかほどかはわかりませんが、契約にも相当念入りなプレゼンテーションと、金銭提示があったのだろうなあと想像するのは、ある意味「野暮」なのでしょうが。
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