塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

柴崎岳とアンブロについて

2021-11-10 20:48:30 | 日記
 敵地サウジアラビア戦の敗北理由として、柴崎岳のバックパスがずれたことを挙げる方が多かったですよね。

 否応なしにリプレイが何度も流されますと、そこだけに焦点が集まってしまう、確かに柴崎のプレイは褒められる代物ではありませんが、90分通じての分析は不可欠ではないでしょうか。

 よく彼が精神的に持ちこたえたと思いますし、森保一監督が最後まで庇い続けたことも影響していると思います。

 柴崎岳が代表に再招集されたことを、彼よりもアンブロのスパイク担当の方が安堵してうれしく思っているのではないでしょうか。

 現在、アンブロ契約選手で代表選手は柴崎だけという理由もありますが、それ以上に失点の起点となる映像が流れれば流れるほど、アンブロとその象徴であるダブル・ダイヤモンドが否応なしに目立ってしまうためです。

 これがプーマやナイキなど、代表選手と多く契約しているブランドならばまだ問題ないかもしれませんが、アンブロとしてはそうもいきません。

 別にアンブロのスパイク性能が他のブランドと劣るとは思えませんし、だからこそ柴崎も契約を結んだわけです。

 (彼はアンブロの前はアディダス契約選手でした)

 仮にこのパスミスがきっかけて柴崎の代表招集が困難になれば、アディダスとしては国際舞台でダブルダイヤモンドを見せる機会が失われてしまいます。

 Jリーグではジュビロ磐田がJ1昇格をほぼ手中にしており、遠藤保仁が奏でるパスがアンブロから繰り出されることが改めて確認できます。

 一方でミズノ、アシックス契約選手が代表選手として数多く参戦し始めたことを思うと、アンブロとしては考える事柄が増えたように感じます。
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お金か友情か、それが問題だ

2021-11-10 20:33:15 | 日記
 日本代表ジャージは過去、アシックス、プーマ、そしてアディダスと3社が順繰りに支給するという、変則的な契約でした。

 1997年のワールドカップ最終予選はアディダス
 1998年ワールドカップ本戦はアシックス

 それ以上に今でも高い人気を誇るのが、プーマが手掛けた「1993年のドーハモデル」ですが、アシックスとプーマの代表ジャージは、少なくともアディダスとの現行契約が続く限り、作成されませんから今後さらに入手困難になるはずです。

 ただ、ビジネスという側面からすれば、幅を利かせるのが友情でも昵懇でもなく「金」になるのでしょうか。

 フランス代表 アディダスからプーマへ
 アイルランド代表 アンブロからニューバランス、再度アンブロへ
 イングランド代表 アンブロからナイキへ

 というように、スポンサーの変更は代表でも顕著な側面はあります。

 特にアディダスよりも高い契約金を提案したナイキが、強奪する形でフランス代表と契約したことは、2012年当時大きな驚きでしたよね。

 恐らく強固な関係は

 アディダスとドイツ代表
 プーマとイタリア代表

 ではないでしょうか。

 南米ではアルゼンチン代表といえばアディダス、ブラジル代表といえばナイキという関係性ですが、前者はル・コック、後者はアスレタ、トッパー、アンブロと契約していた時期があります。

 つまりナイキとアディダスと契約を結んだのは、比較的最近の形ですし日本代表もより世界で地盤を築いたならば。

 「これだけの契約期間とスポンサー料をお支払いします」
 「ですからわが社と契約を」

 という話が舞い込むかもしれません。

 その際金ととるか、アディダス・ジャパンが長年支援してきたことに感謝し、契約を続行するのか。

 仮にその話が実現した場合、サッカー協会の選択は難しいと思いますね。
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