憑依なんて言って、やっぱり精神病の一種なんじゃないの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『神秘の法』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
西洋医学では、「憑依といわれる現象がある」ということは分かっているのですが、「なぜ、そういうことが起きるのか」という問いに答えられないのです。それについては、どうしても分からず、科学的に説明ができません。そう呼ばれる現象があることは分かっていても、それを医学的には説明できないわけです。
医学というものは、肉体としての人間を研究しているので、どうしても根本に唯物論的な考えがあります。それはそれで使命としてはよいのですが、憑依現象についても、「脳に何か関係がなければいけない」と考えて、「脳の作用、あるいは脳の構造上の問題である」と捉えがちです。憑依現象を精神科の案件とした場合にも、だいたい、「脳における何らかの障害である」と考えるのです。
また、心というものについても、「脳の作用に付随して発生するものだ」と考えます。そして、「心は、脳の一種の機能として、精神作用としてあるのであって、脳のほうが、何か具合が悪くなると、精神作用のほうも歪んでくる。それによって、『霊が見える』『霊の声が聞こえる』などと言い出したり、『自分は○○の霊だ』などと語りはじめたりする患者が出てくる」というような扱いをしています。
それで精神病院に入れられている人は多いのですが、精神病院に入れられても、基本的には治りません。なぜなら、医学そのものが憑依現象について理解できていないので、治す方法はないからです。「薬を飲ませて、おとなしくさせる」「隔離して、一般の人との摩擦、一般社会との摩擦を避ける」ということぐらいしか方法はないのです。(中略)
もちろん、ほんとうに、身体の構造上、何か障害があって、錯乱状態になる人もいるとは思います。“機械”のほうが故障している場合もあるでしょう。しかし、そうでない場合もあります。要するに、心のほうの問題が原因で、いろいろなものが見えたり聞こえたりすることがあるのです。
「いろいろな霊がやってくる」「○○の霊が、いま来ていた」などと言うと、それがおかしく聞こえるようになってきているのが現代ですが、おかしく聞こえるほうが、ほんとうは、真実の世界から見たら、おかしいのです。
(88~92ページ)
西洋医学では、憑依現象がなぜ起きるのかが説明できない。
脳における何らかの障害だとして、精神病院に入れられる人は多いが、医学では治す方法はない。
しかし、霊がやって来たというのがおかしく聞こえるほうが、真実の世界から見たらおかしい──。
大川隆法先生は、あの世とこの世があるという真実を前提に、「波長同通の法則」に基づく憑依の原因とその対処法について、さまざまな角度から教え続けておられます。
この大川隆法先生のお教えは、理性に照らして、とても合理的に理解できる、理路整然としたものです。
そしてそれは、霊界と神秘世界に関する巨大なお教えの中でも、まだ初歩的分野ではないでしょうか。
それを現代医学はまったく理解することなく、いまだに憑依現象への対処方法としては、薬でおとなしくさせるだけだったり、一般社会から隔離するだけだったりというのも、残念な話ではあります。
あの世(つまり霊的世界)があること、そこに霊存在がいることを認めさえすれば、簡単に理解し解決できる問題もたくさんあるわけです。
医学や医療に携わっているみなさんには、ぜひともこの大川隆法先生のお教えに触れていただきたいものだと、とても切実に私は願っているのです。
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『神秘の法』
大川隆法著
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