中国って、共産党が絶対なんでしょ。経済成長はずっと続いてるし、このままアメリカに代わって、覇権国家になっちゃうのかねえ? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『アダム・スミス霊言による「新・国富論」』(幸福の科学出版)で、アダム・スミスの霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。
中国が、今、いちばん恐れていることは、旧ソ連のようになることですよ。だから、ゴルバチョフの失敗を繰り返さないようにしようと、一生懸命にやっているんですね。(中略)
なぜソ連邦は崩壊したのか。実は、彼の思想自体のなかに、その崩壊の芽はすでにあったんですね。その崩壊した原因を突き詰めていくと何があるか。結局、彼は、グラスノスチ(情報公開)ということをやったわけです。
自由な経済をつくるためには、「情報入手の自由」がなければならないんですよ。情報が統制されていたのでは、地下経済しか発展しないし、あるいは、政府公認の経済しかできないことになるのです。
そうすると、基本的に、経済は国有化、国営化せざるをえないわけですね。したがって、官僚の経済原理が機能している範囲内ではうまくいくけれども、それが機能しなくなる時点、機能不全を起こす時点が、必ず来るんですね。
官僚の経済原理は、農業国から工業国へテイクオフ(離陸)する段階においては、ある程度、機能します。中進国になるぐらいまでは機能するのですが、中進国から先進国に入っていく段階で、機能しなくなるときが来るんです。
先進国になると、知識や情報をベースにした「智慧の経済学」に移行していくんですね。そして、智慧をつくるためには、「情報交換の自由」「情報入手の自由」が必要になるんです。市場経済にとっては、それが必要になるので、今、「経済がうまくいっている」と思っていても、本当はもう、中国には限界が来ています。
最近、中国では、グーグルと中国政府との衝突や、国内の暴動に関する報道管制など、いろいろな問題が出ています。二十年前の天安門事件でも、天安門広場でのデモに対して戦車を出し、同胞たちを殺戮していくシーンをCNN等で流されたため、「中国というのは、こんなに非近代的な国である」ということが分かってしまいました。
そのため、一切、そういう情報が流れないように、情報警察がものすごく発達して、取り締まっているわけです。
しかし、これは敗れると思います。(中略)情報が自由に取れなければ、世界レベルでの、グローバル・ネットワーク下での経済を起こすことは不可能なんです。「世界各地で、今、何が起きているか」ということが、刻一刻、分からなければ、今の経済は成り立たないんですね。
だから、この「情報入手の自由」、あるいは、情報公開という部分で、中国には、おそらく崩壊が起きると思われます。(中略)
その崩壊が起きる時期は、自分たちがピークを極めようと思っている、まさしくそのころだと思われます。もう一段の欲が出たときに、崩壊するはずです。
彼らはショックを受けるでしょう。そして、「資本主義的発展の裏には、宗教に代表されるような、神を信じる心や、倫理観というものがあるのだ」ということや、「情報入手の自由、情報交換の自由なくして、第三次産業国家への移行はできないのだ」ということを、彼らは知るようになるでしょう。
(61~66ページ)
自由経済には「情報入手の自由」が必要であり、情報が統制されていれば、経済は国有化せざるをえないが、中進国から先進国に入っていく段階で、機能不全を起こす時点が必ず来る。
先進国になると、知識や情報をベースにした「智慧の経済学」に移行していくが、智慧をつくるためには、「情報交換の自由」「情報入手の自由」が必要になるから。
その自由がないため、今、経済がうまくいっているように思えても、中国にはもう限界が来ている──。
「経済学の父」とも呼ばれる18世紀の経済学者、アダム・スミスによる、中国崩壊の予言です。
その透徹した視点。
そして、「資本主義的発展の裏には、神を信じる心や倫理観がある」という言葉は、明らかに神格を持つ高級霊であることを示しているようです。
こんな驚くべき霊言を、現代日本語で学べるのは、ほんとうに奇跡というほかないだろうと、改めて私は思っているのです。
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『アダム・スミス霊言による「新・国富論」』
大川隆法著 |
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